加谷珪一のレビュー一覧
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【本書で言いたいこと】
★ 35歳までに仕事の流儀や価値観を確立しておく
★起業のリスクを下げて成功率を高めるためにも、副業経験を積んでおく。
【本書のポイント】
❶「とりあえず貯金」がなぜ大事か
→お金自体が不安を解消してくれるのではなくて、第一歩を踏み出すためのきっかけになるのがお金である。
❷...続きを読むPosted by ブクログ -
これは少し耳の痛い話もあるけど、いい分析。データに基づく国際比較は腹落ちするし、この30年経済成長できなかったことも分析してる。やはり表面上でなく、「近代化」しないといけないんだろうな、日本人は。謙虚さを思い出して。いい1冊でした。Posted by ブクログ
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【本書で言いたいこと】
★お金持ちになりたければ
→徹底して教養を身に付けること
★教養に行動が結びつくとお金が生まれる。
→物事の本質を見極めるための総合的な知識や考え方が、人格や行動に結びついたもの、これが教養
→つまり、教養には、「お金を生む教養」と「お金を殺す教養」の2種類が存在している
【...続きを読むPosted by ブクログ -
何年も前から日本では、スタグフレーションが起きると言われていたが、ついに現実ものとなってきている。スタグフレーションとは何か、今何が起きているか、今後どのようなことが起きるか概説されている。世界人口は、2022年11月には80億人を超え、これまで途上国と言われてきた国は経済成長し、ますます消費を行う...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルに惹かれて、というか驚いて購入。近代化を果たせず前近代的ムラ社会のままであることが、経済成長を阻害している要因であることをデータで分析されている。和を重んじる日本社会はゲマインシャフトという概念に当てはまり、情緒的・感情的に個人の意思が決定されたり、ルールや契約ではなく地縁・血縁・宗教で関...続きを読むPosted by ブクログ
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消費主導型とする事が不可欠でありながら、消費を拡大させる学術が存在しないとなると、いま話題のベーシックインカムを導入した所で消費での景気拡大は見込めない。Posted by ブクログ
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ロシアのウクライナ侵攻を見て、戦争と経済の関係をおさらいするために本書を再読
過去の戦争において、どれくらいの戦費がかかったのか。本書を読むと、日本の行った太平洋戦争が、いかに経済合理性に欠けていたのかがよくわかる。(1章)
戦争の資金調達という観点からも、日露戦争はうまく立ち回っていたのに...続きを読むPosted by ブクログ -
「お金の使い方」や「家族のお金」の章は面白かった。自分へのご褒美は、百害あって一利なしと厳しい意見だったが、貯蓄用以外の口座でのやりくりなので、平日のモチベアップのために許してほしい。家族のお金については、結婚後のリアルな話として、運命共同体であることを強く意識しなければいけないとのことだった。お金...続きを読むPosted by ブクログ
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■ Before(本の選定理由)
読者を煽るタイトル。
でも直感的に、その通りだよなぁと感じた。
■ 気づき
元々村社会なり法以外に組織のルールを委ねていた日本人は、明治以降に制度面だけ近代化したが内面は未成熟、という論旨。現象はそうなのかもしれない。
国際比較調査の実例を沢山上げてくれていて、い...続きを読むPosted by ブクログ -
GDPやコア指数、インフレやデフレなどの基本的な内容を再確認できました。
マクロ経済とミクロ経済のそれぞれの視点から書かれているので理解しやすいと感じます。Posted by ブクログ -
コモディティ化(陳腐化)のリスク
財務(数字)、マーケット、シナリオ
物の価値が一変する時代に生きていることを痛感
腹落ち感ありPosted by ブクログ -
著者は個人トレーダーとして株で儲けているので、その視点でどのようにニュースを捉えたら良いかが書かれていた。
一般的に耳障りのいいことを書くのではなく、ニュース発信者がどのような意図を持って発信しているのかにフォーカスするべきといったより具体的な内容が勉強になった。Posted by ブクログ -
何にでもそうだと思うが、マインドが大きく影響することは多くある。確かに、新しい事業が発展していかないのは、失敗を許さないマインドが社会にはびこっているからであろう。つまりは、経済も上向かないと。今の分断された日本においては、寛容な気持ちを持つことすら難しいのではないかと思ったPosted by ブクログ
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各国が経済成長する中で、日本は長く停滞しているのに、GDPの1%を上限とする防衛費の制限ということは、他国と比べ相対的に防衛費は低下していることになる。
国家総動員法により、企業の配当制限など株主の権利を大幅に制限したことが今日の企業は従業員のモノという風潮につながっている。Posted by ブクログ -
第3章の日本は儲かるビジネスができていない、企業の経営視点が極めて短期的になっている、などの議論は心に来るものだった。目の前の仕事に一生懸命に取り組んでも、マクロ的に見た場合、自分自身の働き方は生産性を悪くしていることに繋がっているのでは?豊かさに繋がっていないのでは?と感じて悲しくなった。Posted by ブクログ
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主に株式相場の歴史の話。
株式・国際・不動産とバブルについて。
とくに、戦争がおきたとき、株式はどんな様相を呈するのかが興味深かった。
30年、50年の長期運用を考えたときに、戦争リスクはつきまとうが、戦争と株式相場にふれた本はあまり見かけないので、過去の戦争と株式相場をぶんせきしてある本書は大変参...続きを読むPosted by ブクログ -
最近の経済関連本はざっくり
1 何もかも政府が悪い
2 とにかく日本は本当はすごい
3 構造改革論
4マクロ経済政策論
5 終末論+自己防衛術
のどれかに類型化されるイメージ。
1と2は論外として、3は人口減少や規制改革、4はマネー過剰や財政破綻、ひいては年金問題、そして5は、もうだめだからせめ...続きを読むPosted by ブクログ -
えっ!日本ではすでに現在の経済学で想定されるすべての経済対策を実施したのにあまり効果がなかっただと?!ということを知れる一冊
日本が魅力ある国に見えなくなってきていることが様々なデータから語られます。そのため、「日本てまだまだ経済大国!」という価値観の方か読んだら暗い気持ちになるかもしれません。
で...続きを読むPosted by ブクログ