加谷珪一のレビュー一覧

  • 日本は小国になるが、それは絶望ではない
    日本経済が低迷(GDPダウン)する中でこれからの日本経済の展開を論じる。

    タイトルに強く共感したため拝読。日本の展望論(特に経済)はどうしても悲観的になりがちだが、本書は問題を冷静に指摘。そのうえ背景、世界の動向も併せて説明しており説得力のある内容であった。

    特に日本国民のマインドチェンジの必要...続きを読む
  • 脱日本入門
    税金も増えて高齢者も増えるばかりであるため、筆者が述べているように脱日本が必須だと思った。

    まずは手を出しやすい投資の脱日本から始めたいと思う。(既に始めているが…)

    副業の脱日本が非常に気になったが、結局やっていることとしては、せどりの海外バージョンだなと思った。
    正直フリマアプリ系はただでさ...続きを読む
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶
    日本人は他の国の人たちとは違って、キリスト教や宗教などの根源的な善悪の価値観や理念を持たないでその場の空気や雰囲気で善悪を判断するという特徴がある。という指摘は、森嶋通夫さんも同じようなことを書かれていました。
    倫理観と資本主義はセット
    マインドが日本全体の経済だけでなく、一人一人の人生と生活に大き...続きを読む
  • 日銀 利上げの衝撃
    タイトルには利上げの衝撃とあるが、実際には気鋭の4人の論客が日銀の出口戦略について語る。毀誉褒貶相半ばするアベノミクスについての評価は分かれているものの、当面緩和を継続した上で徐々に金利引き上げに踏み切るべきという点については基本的に意見が一致する。

    この本の良いところは、玄人向けに見えて実は素人...続きを読む
  • お金を生む法則
    【本書で言いたいこと】
    ★お金持ちになるために「特別な才能」は不要
    →地道のやり方で大きな資産を築く人は大勢いる
    →自分自身の行動やしっかりしていれば、勝てる
    ★20代から30代にかけては、お金に対する基礎体力をつける時間と考えること
    【本書のポイント】
    ❶お金持ちになるために、1番大切なこと。
    ...続きを読む
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    現在の日本を知るうえでとても参考になる良書。
    構成としては日本の現状として貧しくなっていることを証明し、なぜ貧しくなったのかを解説し、金利や為替の説明が為された後、今後どのようにすれば良いかが書かれている。
    あまり経済について詳しくない人ほどスゴい参考になるので読んでほしい。
  • お金は「教養」で儲けなさい

    当たり前のことから金儲け

    当たり前のことが、当たり前としてできていないことが多い!
    基本ベースとなるものをちゃんと理解しておくことが必要、そのことを教えてくれる。そして、そのことを単に知識としてだけではなく、身についた教養とすることの重要性を伝えてくる。
    教養(liberal arts)
    今のリベラルには、教養がないの...続きを読む
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶
    思わず苦笑してしまうタイトルですが、加谷さんの本なので読んでみることに。立派なビジネス書です。内容的にはよく言われている日本人独特の精神論など、特に目新しいものはないですが、日本社会の病理について振り返るのにいい書籍だと思います。
  • 日本はもはや「後進国」
    〈全体の感想〉
     やや過激にも思われるタイトルではあるが、日本に住む私にとって知っておくべき現状が冷静に書かれてるな感じた。
     まず、生産性の定義を確認し、次に、それを構成する要素である付加価値、社員数、労働時間について現状を述べ、最後に、どうすれば生産性を上げられるかを述べるという非常にシンプルで...続きを読む
  • 中国経済の属国ニッポン マスコミが言わない隣国の支配戦略
    私たち日本人は中国のことを理解しているというか、理解できると思い込んでいるふしがある。
    だから、この中で述べられていることに驚く人は多いと思う。
    この本を読んで、「そうだよね」と感じる人が多数にならない限り、中国にしてやられる傾向が続くと感じました。
  • 中国経済の属国ニッポン マスコミが言わない隣国の支配戦略
    認めたくはないが中国がアメリカを凌ぎ世界最大の超大国になるのは確実のようだ。
    意外だったのが、トランプ前大統領の対中国強硬政策が完全に裏目だったという意見だ。

    中国からのほぼすべての輸入品に関税をかけ、中国との貿易戦争

    中国の対米輸出は大幅に減少 (中国ピンチ!)
    ↓しかし
    中国の国内消費市場...続きを読む
  • 「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質
    戦争を経済として見る点が大変ユニーク
    現在コロナ戦争下にあって経済・社会の運営はまさに戦時体制 ワクチン普及後のポストコロナをどう構想するか、本書も大いに参考になる
    1.戦争をデータで分析 面白い
     戦争を経費で捉える→戦争エコノミクス
     短期効果は景気対策と同じ
     長期的には経済体質の劣化
     財政...続きを読む
  • 日本はもはや「後進国」
    長期的な経営と流動的な雇用体系が重要。

    「日本の雇用者で自己学習している人の割合は33.1%」

    日本の社会人が諸外国と比べて全く自己学習を行なっていないことに関して、そもそも就職以前に勉強熱心な大学生さえも少数派である日本の現状に問題があると感じた。

    個人的には、日本の競争主義が大学受験で終わ...続きを読む
  • お金は「歴史」で儲けなさい
    文庫なので安い。

    単行本は2014年に発行されているようで、一部の内容は今読むと古いなぁと思わされるところはある。

    が、バブルが崩壊する水準とか、イノベーションによるバブルがどのような経緯をたどるかとか、どういう状態で投資すべきかといった点に触れられていて、とても具体的。700円なら安いし、結構...続きを読む
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    低い生産性を補う長時間労働。
    ワークライフバランスと程遠い労働。
    日本が転落したのでなく世界の国々が成長したのである。
    海外に出稼ぎに行き、病気になったら死んでいく国にそのうちなるのだろうなと思いました。
    日本が変わるとは思わないので、早いうちに社会保障を削って残りの体力温存に努めて衰退速度を遅くし...続きを読む
  • 感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由
    マクロ経済学を現代の諸問題と絡めつつ、わかりやすく書かれています!!経済知らない人でも読みやすいはず。
    インフレやデフレの仕組みもすっきり理解できました。
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    ここ10年ほど海外生活をした私にとっての
    日本や日本人の驕りは何処から来るのだろうか
    そんな疑問のひとつの答えを教えてもらえた。
  • 日本はもはや「後進国」
    日本は「後進国」加谷珪一 
    内容は古典的であるが極めてオーソドックス・ベーシック
    問題は実行する力 世襲体制の打破につながるか
    コロナショックが良い機会

    世界輸出シェア 日本は9%→4% 中国は11%へ ドイツは変わらず8%
    日本は中国に地位を奪われた 代わる戦略がなく「じり貧の30年」
    生産性は...続きを読む
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
     日本以外の国の給料は上がっているのに、日本人の給与は30年間も上がっていないので、日本の相対的貧困率はトップクラスになっている。多くの若者は、生活ギリギリの低賃金で預金する余裕なんてない。日本の年金も先進諸国では最低の水準なのに、負担は増加するばかりで、給付は引き下げに。
     ところが日本人だけは自...続きを読む
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか
    薄々は気付いていたんだけどね。
    いつかはバルセロナで暮らしたい!なんて事は無理なんだよね。バルセロナどころか、セブ島も無理だな。

    種子島にしようかな