歴史・時代ランキング(日間)
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1位「よろしい」 ベルンハルトはこたえた。 「ならば、戦争をはじめようじゃないか」 第二次世界大戦で勝利した大ドイツ帝国は、抗戦を続ける英国を追って北米に侵攻。ここに日英同盟対ドイツの第三次世界大戦が勃発した。インド洋では独東方艦隊と伊東洋艦隊、日本遣印艦隊と英ロイアル・ネイヴィーが激突。日英同盟は独伊連合が死守するソコトラ島への侵攻作戦を開始、熾烈な戦車戦が。一方、日本からアメリカへと北太平洋を渡る支援船団に、ドイツ海軍が放つ〝海の狼〟Uボートが襲いかかる。北米陥落の危機に、日英同盟はついにパナマ運河侵攻作戦を発動する!! 架空戦記史上に屹立する未完の大作「レッドサンブラッククロス」――著者最大のシリーズの本篇1~11と、外伝ほかの中短篇27篇、著者インタビュー、高梨俊一による解説を収録した合本版。 収録作品 〈本篇〉 1 合衆国侵攻作戦/2 迫撃の鉄十字/3 反撃の旭日旗/4 作戦グスタフ発動/5 第二戦線崩壊/6 インディアン・ストライク/7 バーニング・アイランド/8 死戦の太平洋1/9 死戦の太平洋2/10 パナマ侵攻1/11 パナマ侵攻2 〈短篇〉 戦艦〈ヒンデンブルグ〉の最期/勇者の如く倒れよ/予備士官/塹壕にて/新戦艦建造に関する往復書簡/少し遠い場所/九九九艦隊計画概論/ある中尉の戦死/戦艦/標的は〈大和〉/飛鳥の征けぬ空はなし/交戦規則/海底戦隊〈隼〉/七二七高地の争奪/市民討論/法務大佐かく語りき/フリードリヒ大王最後の勝利/主力戦闘戦車論・断章/喪失第一号/宇宙英雄ヴァルター・ケーニヒ/ルール・ブリタニア/最後の一人まで/夜桜は散った/乗艦命令/オデュッセウスの霊廟/看過せず/ペリカンはいつも血を流す (インタビュー)佐藤大輔、仮想戦記を語る/(解説)高梨俊一
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3位【宮城谷昌光作家生活25周年記念作品】 天下をめぐる項羽との決戦は、最終局面・垓下(がいか)の戦いへ―― 楚漢戦争、ここに終結! 項羽軍は秦の大軍を撃破、最大の宿敵・章邯(しょうかん)を下す。 一方、秦王嬰(えい)は劉邦に降伏、劉邦は秦の都・咸陽(かんよう)に入る、待っていたのは酒と美女であった。しかし、関中(かんちゅう)への入り口である函谷関(かんこくかん)を閉じた劉邦に反感を抱いた楚の軍師・范増(はんぞう)は、項羽に劉邦を討つことを進言。事態を把握した劉邦は鴻門(こうもん)に赴き、項羽に謝す。 項羽は西楚霸王と名乗り、劉邦を巴、蜀、漢中の王に封じた。劉邦にとっては「左遷」である。 項羽と天下を争うことを決意した劉邦は、韓信を大将に登用し、関中への兵を挙げる! 劉邦は趙、魏、韓、燕、漢の56万の連合軍を率いて項羽攻略に向かうが、奇襲に遭い……。 「背水の陣」「四面楚歌」「左遷」……数々の故事成語が生まれた、中国史上最大の戦はついにクライマックスへ。 自らの信念を曲げ、項羽との和解を破った劉邦の真意とは? 決死の反撃を繰り出した項羽の運命やいかに? 二人の男がぶつかるとき、中華全土に閃光が走る! 「天がわれを滅ぼそうとしているのであって、戦いに罪があったわけではない」
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4位
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5位太平洋波高し。豪州を脱落させて優位に立ったのも束の間、米英軍の熾烈な反撃が始まった。アメリカ軍はウェークを奪回し、伸びきった日本軍の補給線を脅かす。 一方、インド洋には再編されたイギリス東洋艦隊が姿を現す。前門の虎、後門の狼。連合艦隊はついにそろい踏みとなった『大和』『武蔵』『信濃』『紀伊』の大和型戦艦四隻を投入して事態の打開をはかるが、そこにはさらなる強敵『モンタナ』『オハイオ』の最新鋭戦艦が待ちうけていた。 三国同盟の解消、満州国の仲介と、終戦、和平への流れが加速するなか、果たして、大戦と日本の行く末とは!? 男は涙を見せぬもの……心揺さぶる結末やいかに。
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6位
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7位
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9位
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11位思いが通じ合った相手の元へ嫁ぐ娘と、 両親に溺愛された美しい娘。 失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した。 --その発端は、すべての女性が持つ「迷い」。 嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。 真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自信番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。不自然な失踪に「神隠し」を疑うお初と右京之介。探索を始めた二人は、娘の嫁ぎ先に不審な点があることを突き止める。だがその時、第二の事件が起こった。 悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も全部吸い取ってくれる。 だから、宮部みゆきはすごい。 霊験お初シリーズ、第二弾!
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13位
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14位輿入れした大身旗本は破綻寸前。 嵌められた花嫁を、愛する人々を、市兵衛は護れるか。 虚飾にまみれた名門の奸計を斬る! 鬼しぶ父子も大活躍! 傑作時代小説!! 家格の違いにも拘らず、三千石の旗本岩倉家に輿入れした村山早菜。藩の陰謀で父を失うも唐木市兵衛に助けられた川越藩士の娘だ。 だが、幸せは束の間だった。市兵衛は兄・片岡信正から、岩倉家の逼迫した台所事情を知らされ、憤る。 早菜の幸福を願う後見人の大店両替商《近江屋》の財を貪らんとする卑劣な縁組か。 そんな折、変死体を調べる渋井父子は妙な金貸の噂を聞く・・・・・・。
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17位
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19位若い筆職人の念次郎が飲み仲間の取引先の若旦那松助と夜、迷い込んだ大きな料理屋。広い宴席には誰の姿もなく、二階にあがると、なぜか真っ昼間の明るさだった。いったい、ここはどこなのか? いつなのか? そして松助も「煙のように」姿を消した。外に出た念次郎はさんざんさまよったあげく、深川の皆塵堂の大家の清左衛門に救われる。 松助の祖父の亀松は、明和の大火のときに、目黒の料理屋で飲んでいて火事に巻き込まれた。その後金貸しとして儲けるが、十八年後に姿を消し、死体で発見された。松助の父の松蔵は、それから十八年後にやはり突然姿を消し、やはり死体で発見されている。松助は、祖父と父の死について、叔父の継右衛門からくわしくは聞かされていなかった。そして今年は、父の松蔵が死んで、十八年後にあたる。松助は大丈夫なのか? 清左衛門から曰くものを扱う古道具屋皆塵堂を教えてもらった念次郎は、皆塵堂を拠点に、姿を消した松助を探しはじめる。 幽霊の見える太一郎も、さすがに時空がねじれていると、気配が読めず、今回は役立ちそうにない。 料理屋、二階建ての長屋、湯屋、大店など建物にまつわる因縁のある屋敷で繰り広げられる幽霊譚。 大江戸版ホーンテッド・マンションに、皆塵堂の面々は、どう立ち向かうのか?
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20位兄は殺されたんです! 妹は栄次郎に訴える。 だが決定的な謎が浮上。 兄が首吊りしていたそばに血のついた匕首。 さらに、匕首で刺殺された女の死骸。 女を刺した上での首吊り? だが妹は兄の無実も訴える。 一橋治済の庶子、三味線の名手で田宮流居合術の達人、矢内栄次郎を若い女が訪ねてきた。首を括って死んだ兄・多吉の件だという。兄は自分で死ぬとは考えられず殺されたと訴える。しかも、首吊りのそばに血のついた匕首があり、三ノ輪で女が匕首で刺されて死んでいるのが判明。多吉は女を刺した上で首を括ったとされた。が、妹は兄の無実も訴える。栄次郎は⋯⋯。 大人気シリーズ第29弾!
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21位吉川英治文庫賞作家・上田秀人がおくる 書下ろし時代小説、最新刊!! 世に怖きは噂の力。 見せよ! 町方同心魂 時は元禄、大坂では莫大な富を得た大商家・淀屋が隆盛をきわめる。 淀屋に借金をする大名が増えて、返済が滞る、さらにカネを借りるという悪循環に陥っていた。 もはや、淀屋は世を動かす重要な歯車になっていることに危惧を覚えた 幕府は、目付の中山出雲守を大坂東町奉行の増し役(ましやく)に任じ、淀屋を探らせることに。 大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、 上役の娘だった妻の不貞を許せず、少々手荒に離縁したのを理由に東町奉行所内で孤立していた。 「淀屋を潰す証拠を見つける」という密命を帯びた中山出雲守は、気概あるはぐれ者の小鹿に目をつけて、 淀屋の監視を命じる。いっぽうの淀屋も密かに策を練っていたーー。 カネを駆使して武士を水面下で操ることに長けた豪商との争いに直面する 町方同心・山中小鹿は、持ち前の粘り強さでいかに立ち向かうのか。
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22位古道具屋銀杏屋の若旦那太一郎は、幽霊が見える。修業先だった曰く物ばかり集める皆塵堂に降りかかる幽霊騒ぎの数々にかかわってきた。 銀杏屋に浅草森田町の札差大和屋の養女お縫がやって来た。まだ十歳くらいに見えるが、年は十三歳。綺麗な女中と下男を連れ、ふるまいは堂に入っていて、売りたい壺があるという。太一郎は壺に執着する幽霊に気づき、札差を贔屓にしたい番頭の勧めで壺を買おうとする。お縫は太一郎を一軒の袋物屋に連れて行く、その家で太一郎は壺に執着するおかみさんの幽霊を見るが、それに気づいたお縫は、皆の目の前で壺を叩き割ってしまう。壺に執着していた幽霊は消え去ってしまった。 お縫は、太一郎が幽霊が見えるのを知っていて、自分にも見えないものか試したくて、幽霊の出そうなあちこちに太一郎を引きずりまわしたいらしい。 だが太一郎は、お縫の人懐っこい笑顔に悪い予感を抱いていた……。 太一郎のように幽霊を見たいお嬢様に皆塵堂の面々が翻弄される。はたしてその正体は? 「皆塵堂」シリーズに新キャラクター登場!
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24位
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25位時代劇脚本の名手が贈る、入神の第17弾! ●第一話 初春祝言 天保五年の正月、六平太は年礼回りの付添いに勤しんでいた。今日は木綿問屋信濃屋の主・太兵衛のお供だ。帰途、ならず者に乱暴されている商人を助けに入ろうとしたが、破れ菅笠を被り、黒袴を穿いた小柄な侍が先んじた。なんと侍の正体は? ●第二話 洗濯女 六平太は同心・新九郎の相談に応じていた。上総から妹を探しにきた粂七の訴えだ。妹は洗濯屋に住込みで働いているはずだが、店に行ってみるとすでに畳まれていたという。数日後、主の釜五郎が見つかって、今は出合茶屋を営んでいるのが分かり……。 ●第三話 父と子と 小間物屋寿屋の娘・美鈴との仮祝言に迷う穏蔵は、踏ん切りをつけるべく、六平太と恋仲のおりきに頼みごとをしてみたものの……。一方六平太は、沢田庄助に関宿藩久世家の屋敷へ来てほしいと頭を下げられていた。女乗り物を救ってくれた縁だというが。 ●第四話 春嵐 六平太が師範代を任されている相良道場に女剣士が現れた。是が非でも腕比べをしたいと譲らない。気乗りしないが、師範・庄三郎の命もあって、仕方なく女剣士と立ち会う羽目に。そして寿屋の主・八郎兵衛からは穏蔵の返事があったと知らされて……。
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26位根津の屋敷で、まこと嬉しそうに野良仕事にいそしむ浪人・徳川京四郎。ふらふらと遊び暮らしているかと思えば、身にまとう着物は牡丹や桜、虎や龍など派手なものばかり。 女読売屋の松子を相棒にして、奇怪な難事件や騒動を快刀乱麻を断つがごとく解決する、謎多き若侍である。また、松子による京四郎の読売や錦絵は、庶民の間で飛ぶように売れていた。 そしてこの京四郎、じつは徳川家の血を引いており、現将軍・吉宗からは、弟や甥のように目をかけられている雲上人なのである。 そんな変わり者の若さま京四郎が、将軍拝領の妖刀村正をひっさげ、許せぬ悪を成敗していく! 痛快時代小説のシリーズ第四弾!
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28位半年前、幕府転覆をもくろむ西園寺公清の円月剣に敗れた公儀お庭番の凜。雪辱を果たすべく修行に励む凜だったが、そんな凜を忍びが襲う。将軍吉宗のご落胤と日ノ本中に知れわたった今、凜は誰に狙われてもおかしくなかったのだ。一方、公清は京で一条家の末娘である美月と出会い、五摂家というその高貴な姫君に溺れてゆく。ふた月後の江戸。公清と美月は凜の知人・火消の梅次を人質にして、凜をおびき寄せた。公清と対峙した凜はふたたび円月剣に敗れ、獣のような日雇い人足たちが群がるなか、全裸で磔にされてしまう。凜の救出に向かう吉宗だが、公清から凜の命と引き替えに政権の移譲を迫られ…。果たして凜の命運やいかに!?好評書下ろし第三弾!
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30位戦後12年目にシベリア帰還者から遺族に届いた6通の遺書。その背後に驚くべき事実が隠されていた! 大宅賞と講談社ノンフィクション賞のダブル受賞に輝いた感動の書。 敗戦から12年目に遺族が手にした6通の遺書。ソ連軍に捕らわれ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ男のその遺書は、彼を敬慕する仲間たちの驚くべき方法により厳しいソ連監視網をかいくぐったものだった。悪名高き強制収容所(ラーゲリ)に屈しなかった男たちのしたたかな知性と人間性を発掘した感動の傑作。第11回講談社ノンフィクション賞(1989年)、第21回大宅壮一ノンフィクション賞(1990年)を受賞。 解説・吉岡忍
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