嵐山光三郎の作品一覧

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作品一覧

2024/01/05更新

ユーザーレビュー

  • 文士の料理店
    文人たちの愛した料理と店を紹介している。
    「店」を紹介するガイドブックではなく、「文人とその食」を紹介する。
    1編ずつは短いが、文士の個性が余すところなく描かれていて、その作家をどう読もうか、という参考にもなる。
    舌が肥えすぎ、店主や客を人間観察しすぎ、事情を察しすぎ、と感覚の鋭すぎる文士たちはしば...続きを読む
  • 超訳 芭蕉百句
    芭蕉と言えば、わび・さびに象徴される美意識の人物を想像してしまうが、この本で描かれているのは野心満々で男色家で幕府の隠密を務めるという意外な一面だ。その真否は分からないが、新しい目で芭蕉の俳句を見直すきっかけになった。「芭蕉野分けして盥に雨を聞夜哉」「道のべの木槿は馬にくはれけり」「海くれて鴨の聲ほ...続きを読む
  • 「不良中年」は楽しい

    楽しみ

    仕事で疲れたときに、家でゆっくり読むといい感じです。
  • 文人悪食
     近代文学者たちの「食」にまつわるおもしろエピソード、といった軽いものを予想して読み始めたが、なかなかの辛辣な表現に、うーん…と考え込むことが何度もあった。特にガス自殺をした川端康成。「マンションの一室でシューシューと鳴るガスをたっぷりと吸い、極限の悲しい喜びの味を満喫しながら死んだ。」とある。
     ...続きを読む
  • 芭蕉という修羅(新潮文庫)
    著者の『芭蕉紀行』も読んだ。芭蕉=隠密説は、彼の出身地が伊賀であることから得心できることだ。江戸時代は日本国内を旅することは、現代の外国旅行と同じだったろう。特に「おくのほそ道」紀行は、隠密旅の緊張感が伝わってきた。また、貞享暦『天地明察』や土芥寇讎記『殿様の通信簿』といった既読本につながる話題が出...続きを読む

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