漂流怪人・きだみのる

漂流怪人・きだみのる

671円 (税込)

3pt

4.0

青年嵐山が出会った破天荒学者の痛快評伝。

きだみのるはファーブル『昆虫記』の訳者で、戦後『モロッコ紀行』を書いた無頼派の社会学者である。雑誌『世界』に連載した『気違い部落周遊紀行』はベストセラーになり、渋谷実監督、淡島千景主演で映画になり大ヒット。嵐山は、『太陽』(平凡社)の編集部員であった28歳のとき、75歳のきだみのると謎の少女ミミくんと一緒に取材で各地をまわった。きだ怪人の破天荒な行状に隠された謎とは何か。新聞各紙、雑誌書評で絶賛の嵐の痛快評伝。

※この作品は過去に単行本版として配信されていた『漂流怪人・きだみのる』の文庫版となります。

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漂流怪人・きだみのる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう一度繰り返そう。長生きすることだ。 
    そうすれば、新地獄.極楽の布教者たちのそのときどきの所論の適否、正誤がわかるだろう。
    そして現役の人間としてくたばることだ。
    そうしたら子供の世話になるという屈辱的な考えを起こさずにすむ。
    子供は子供。
    親は親だよ。
    そうだろう。

    0
    2020年06月16日

    Posted by ブクログ

    面白いですが、辛く悲しい本です。
    「面白い」のは、こんなにもフリーダムに生きていた人がたかだか40〜50年程前にいたのか! という驚きと、その漂流生活ぶりのユニークさ。
    「辛く悲しい」のは、漂流者の唯一の弱点でもあった少女(実の娘)との別離と、その少女が辿った修羅の道。
    自由人だった筈の怪人が病に倒

    0
    2018年10月29日

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