• 夜は短し歩けよ乙女
    購入済み

    夜は短し、歩けよ乙女!


    物語の舞台は京都
    「黒髪の乙女」に密かに思いを寄せる先輩
    二人を待ち受ける珍事件と個性溢れる曲者たち。
    果たしてその恋の行方は…


    ファンタジーとレトロな浮世離れした世界観と
    個性的な文体と表現の使い分けで面白い作品でした。

    映画の方も面白かったのですが
    本の方がより癖が強く、展開も好みでした。

    #笑える #胸キュン #アツい

    0
    2024年05月25日
  • 時計館の殺人<新装改訂版> 上下合本版
    ネタバレ

    針のない時計塔

    館に潜むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜
    忽然と姿を消す美人霊能者
    閉ざされた旧館では、恐るべく惨劇が幕を開ける。

    館シリーズ 第5館目
    今作から 登場人物が27名と一気に増え
    把握しきれるかと不安になりながら読み始めたものの
    各人物のキャラが立っており
    思ったよりすんなり読み進められました。

    過去作から読んでる方には
    ん!?と驚く人物が登場し少し嬉しくも不安に駆られますね。笑

    結末が想像出来てしまったので
    評価は少しキツめに…内容自体は綾辻ワールド全開で安定です!

    0
    2024年05月04日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

    葉桜の季節に君を想うということ

    元私立探偵の成瀬将虎が
    同じフィットネスクラブに通う高校の後輩キヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と悪質な霊感商法の調査を依頼された。
    そんな折、線路への飛び込み自殺を図ろうとしている間宮さくらと出会う。

    前々から気になっていた歌野晶午先生の作品
    桜前線も近づいてきたので読んでみようかなと…(葉桜とは


    序盤から少し違和感を感じながらも
    読み進めていくと あ…やられた。って感じの典型的な叙述トリック
    物語のあらゆるところに鏤めてある伏線の数々を見事に回収していく様に
    終盤は一気に読み進めてしまいました。

    是非、再読したいと思った作品

    #アツい #エモい #ドキドキハラハラ

    0
    2024年04月06日
  • アイネクライネナハトムジーク

    ベリーベリーストロング!


    駅前でアンケート調査するサラリーマン、妻に出て行かれた上司、声しか知らない相手に恋する美容師など
    様々な人間達の間で起こる少し不思議な(運命的な)物語。


    斉藤和義のベリーベリーストロング~アイネクライネ~を聴いていたら
    作詞:斉藤和義 伊坂幸太郎
    あれ!?となりこの本に巡り合いました。

    伊坂幸太郎作品はこの作品で三作目。
    さり気ない各短編の繋がりに最後の見事な伏線回収。
    伊坂幸太郎らしい物語の締め方で胸にティンパニーが鳴り響きました♪


    #ハッピー

    0
    2024年03月22日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    館シリーズ異色の問題作


    主人公「飛龍 想一」と育ての母「池尾 沙和子」は
    亡き父の遺した緑影荘へ越してきた

    彫刻家の父が遺した京都の館「緑影荘」
    そこは顔のないマネキンが無数に佇む「人形館」と噂される館だった

    街では残忍な殺人事件が続出し
    想一の元にも不気味な脅迫状が……


    館シリーズ 第4館目

    「人形館の殺人」

    十角館、水車館、迷路館と順を追って読むことでより人形館を楽しめると思います。
    個人的にこの種(種というかオチ?)が好みではなかったので評価点は辛目ですが
    中盤から終わりまで一気に読み進めたくなる綾辻ワールドは圧巻でした!

    #ドキドキハラハラ #怖い

    0
    2024年03月12日
  • 透明人間は密室に潜む
    購入済み

    ウリャオイ!

    異なる密室が舞台の短編集

    表題作となる透明人間は密室に潜むは
    特殊な透明人間という設定を巧く活かした本格ミステリ

    1話の『透明人間は密室に潜む』と 2話の『6人の熱狂する日本人』が好みでした。
    6人作品が他にもあるようなので 入れ子細工の夜も期待して読んでみようと思います。

    #笑える #深い #怖い

    0
    2024年03月05日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

    キックした。

    5股をかけた主人公 星野一彦が巨体な生物 繭美と共に
    『あのバス』の迎えが来るまでに5人の恋人に別れを告げる物語。

    伊坂幸太郎特有の言い回し、丁寧な伏線回収が癖になります。
    終わり方が個人的に凄く好みで きっとエンジンは……

    #切ない #エモい #シュール

    0
    2024年03月05日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    最後まで見事に騙されました。

    閉鎖空間に囚われた状態で起こる『見立て殺人』


    館シリーズ 第3の館 迷路館の殺人


    招かれた4人の作家たちは莫大な賞金をかけて、この迷路館を舞台とした
    推理小説の競作を始めるが そんな中次々と起こる連続見立て殺人

    主人公であり、探偵役である島田潔が
    送られてきた小説を読み始まる『作中作』ミステリです。


    流れるような展開の切り替わりに館シリーズ恒例のからくり
    叙述トリックによるどんでん返しのラスト!

    映像作品では味わえない小説ならではの良さが滲み出てます。
    真相を知り今度は事件を見てきた側で再読したい作品です。

    0
    2024年02月21日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

    仮面の当主と孤独な美少女

    2024年 2冊目

    館シリーズ 第2館 水車館の殺人


    仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館
    事件が起きた 昨年 とそれを紐解いていく 現在 で物語が進んでいきます。

    1作目の衝撃の1行のようなどんでん返しはありませんが
    最後の伏線回収は本当に美しく幻想的な世界でした。


    #切ない #怖い #ダーク

    0
    2024年02月01日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    衝撃の一行

    2024年 一冊目

    館シリーズ 第一作目 十角館の殺人
    シリーズ物だったので敬遠していた作品でしたが
    読んでよかったと思える一冊でした。

    数々の伏線回収、終盤に出てくる衝撃の一行
    本当に綺麗な締め方で出来ることなら記憶を消して再読したい作品です。

    #ドキドキハラハラ #ダーク #スカッとする

    0
    2024年01月22日
  • 金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
    購入済み

    想像以上の読みやすさ

    ずっと気になってた横溝正史シリーズ
    どこから手を出すか迷った結果 有名なこの作品から読み始めてみました。

    1976年版実写映画を先に見ていたお陰か
    思った以上に物語の世界に入り込めました。

    横溝先生の独特な世界観。
    次は八ツ墓村を読んでみようと思います。

    #切ない #深い #怖い

    0
    2023年12月31日