【感想・ネタバレ】水車館の殺人〈新装改訂版〉のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

やっぱり館シリーズ面白い。夢中になって読めるし、今回は仮面がキーワードだったと思う。どこに隠し通路や隠し扉があるのか、想像しながら読めるのも良く、大好きなシリーズ。

0
2024年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズ第二弾。
十角館のインパクトに負けず、こちらも面白い。
そこまでミステリオタクというほどでもない私でも、少しは謎解きできるくらいにはやさしいトリックもあった。
面白くてどんどん読み進めてしまった。
正木慎吾が藤沼紀一になりきっていたのは気づかなかった。
少し勘付かれたくらいで殺人をするくらいなら、年に一度の来客もなしにしたらいいのに…と思ってしまった。笑
正木は悪いやつだが、今までの人生とこれから死刑になるであろうことを考えると不憫な気もする。

0
2024年04月23日

Posted by ブクログ

館シリーズは自分もその館にいるような没入感が楽しくて大好きな作品。
表紙イラストの怪しげな館を参考にして、水車館と登場人物を想像しながら読み進めていくワクワク感がたまらない。
水車館はわかりやすい伏線が張ってあるけど、そこがわかっていても最後まで面白い。
単に誰が犯人か?とか、どんでん返しに驚くということよりも、水車館で繰り広げられる怪しげな非日常感を楽しむ作品だと思った。
現在と過去を行ったり来たりするので、その揺さぶられる感じも飽きることがなかった。

クライマックスを早く読みたい気持ちもあるけど、水車館ワールドが終わってしまう寂しい気持ちの方が大きくて、一気には読まずに大切に読んだ。
館シリーズのような非日常で小説ならではの雰囲気を体験することができる作品が自分は好きなんだと改めて気付いた。
十角館→迷路館→水車館と読んだので、次は人形館を読むのが楽しみ。

0
2024年03月10日

Posted by ブクログ

まさかの結末…でした。そうくるの?…と。色々と伏線はあったもののまずはそれに気づけるかどうか、それを重要な問題として認識できるかどうかです…できませんが笑 最後は真相究明でスッキリ✨と言いたいところでしたが、一つ大きな謎が残ったかな?と。

0
2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズの第二弾。
水車館で起こる事件を現在と過去を行き来しながら話がすすんでいく。
十角館に続いて面白かった。

0
2024年02月09日

Posted by ブクログ

館シリーズ2作目。
過去と現在を行き来しながら、
水車館でおきたある事件をなぞっていく形の小説。
一気読みがおすすめ。
通勤の合間に読んでたけど、続きが気になって仕方ない。
まさかの結末に、ある意味でゾッとした。
結末を知ってから、最初から読み返したくなる。
さすがの名作でした。

0
2024年02月01日

Posted by ブクログ

犯人は分かったんです。
でも死体が足りない。
エンディングに『ええええええ、そう来ましたか!』と唸りました。
やっぱり館シリーズは一筋縄ではいかない作品ですね。

0
2024年01月26日

購入済み

館シリーズ2作目。
山奥にある水車館を舞台に、過去と現在との技術を行き来しながら一つの真相に近づいていきます。
有栖川有栖先生による解説は文庫版のみの掲載で、残念ながら電子書籍には載っていないようです。

0
2023年06月07日

購入済み

あっという間

あっさり読み切ってしまいました。
本当に面白い作品です。
なるほどー!そういうことか!と納得。
次の館シリーズを読むのが楽しみです。

0
2021年11月04日

Posted by ブクログ

8 搭上から墜落した一人の女。消えた一枚の絵。およそ不可能と見える状況で姿を消した一人の男。だがしかし、それらの出来事が寄り集まって行き着こうとしている先を的確に予測しえた者が、果たしてどれだけいただろうか。
嵐に翻弄された一夜の終わりー。
その時になってようやく、館で起こった”事件”はその異常な最終系を彼らの前に露わにしたのである。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミステリは、真実を知った前と後で、本当に見方が180度変わる。だからクセになるんだろうなあ。

絢辻さん2作目です。
今回の舞台は、山奥の水車館。中村青司設計の館。仮面の主人と20歳離れた美しい妻、もう怪しさ満点ですよね。
年に一度、主人の父の絵画を見るべく集まる客人たち。しかし、その日嵐によって外界から隔絶されてしまう。
その中で起こるさまざまな事件。

感想は何だろ、島田さんと一緒に謎解きをしている感覚だった。
丁寧に謎解きが進んでいくので、なんとなくこの人怪しいぞ、と推理しながら読めます。
ただ、予想を当てることはできず笑
そうだったのか!とびっくりしてしまいました笑 
悔しい笑

事実を知って読み返すとなるほどな!!ってなるとこが多すぎてほんとに面白い。
ぶっちゃけ読んでる途中は、ちょっと長いかも、はやく教えてよ、とか思ってましたが笑
しっかりおもしろかった!

なんといっても、島田さんが出てきた時の安心感がすごい笑
十角館の実写で青木崇高さんがやられてたけどハマり役すぎて、今回の水車館でも青木さんが喋ってるのをイメージしながら読みました笑

また他の作品も読んでみようと思います!

0
2024年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去と現在が交互に書かれているが、過去と現在で同じ場所、登場人物もほとんど同じメンバーなので、慣れるまではちょっとだけ混乱した。館の主の顔が出てこないので本当に本人なのか、いなくなった男も実は死んでるんじゃないか、と疑って読み進めてしまった。百合絵さんの動きは読めなかった。嵐の中次々と起こる事件が不気味な館を際立たせている。

0
2024年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズ第2弾

過去の事件とそれから1年後の現在を行き来しながら話は進んでいく。
過去におきた嵐の中の転落、失踪と殺人事件、絵画の消失。そして、現在でも殺人事件がおこってしまう。私は読めば読むほど謎が深まるばかりでした。それだけに、島田潔により真相が明らかになる場面は一気に読んでしまいました。
真相を知ると、もう一度読みたくなる。読み返してみると、何気なく読んでいた文章の意味が、さらに深いものになっている。違うものになっている。あぁ、、、そういう事だったのか。ため息が出る。

建築家中村青司の設計した『水車館』藤沼紀一の描いた『幻影群像』どちらもこの殺人事件をさらに不気味に、そしてどこか幻想的な物にしている。無いのは百も承知だけど、見てみたいわー

0
2024年04月22日

Posted by ブクログ

読もうと思っていた館シリーズ2作目。
私とちょうど同い年くらいの作品なのに、やっぱり面白い!!
事件の真相が語られる場面からは一気読みだった。次作も楽しみ。

✎︎____________

不幸というのはーーー
往々にして、そういったありえないような偶然の結果としてあるものだ(P139)

0
2024年04月18日

Posted by ブクログ

何年ぶりか忘れたくらいの再読。
十角館と打って変わって、終始重く暗い雰囲気で進む。
2つの時系列が並行して進むことで、事件の全貌や複線がわかりにくくなるが、トリックとしてはシンプルなものとなっている。

読者に対してもフェアである印象で程よく読みながら推理できる。

0
2024年04月15日

Posted by ブクログ

個人的に雰囲気、動機、トリックが十角館より納得できるもので十角館よりこちらの水車館の方が好きかもしれない。

0
2024年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

倉本以外の登場人物にあまり愛着が持てなかったけど、楽しく読むことができた

仮面と車椅子の時点でこいつ怪しいな、とは思っていたけど、まさかあんな風に入れ替わっていたとは、、、
真咲慎吾が自分の顔を悲観している描写って結局なんだったんだろう?
読み飛ばしただけなのかもしれないけど、紀一と入れ替わった後に自分の顔を変える描写が見当たらなくて、最後まで謎のままだった

時系列が入れ替わるシステムは賛否両論あるんだろうけど、自分は頭がごちゃごちゃになるし過去と現在をそれぞれ分けて書いて欲しい派、、、

ミステリに出てくる女の子って、だいたい身長が小さくて自分の意思がない美少女だけど、なんでなんだろう?
作者のおっさんだから?

0
2024年03月19日

Posted by ブクログ

十角館に引き続き最初からしっかり再読。
久しぶりに読むと、こういう時系列で展開してたなぁとか、思ってたより中村青司については書かれていなかったんだぁとか思いつつ、初回よりしっかり読み込めた。同時に、こんなにダイレクトに書いてたのかぁとトリックの大胆さに改めて感心したりした。十角館とは違った驚きがある意味王道なのかな。

読み返すたびに、どうして藤沼一成は幻影群像が描けたんだろうと思う。絵が先か、建物が先か。この不気味さが好きな作品です。

0
2024年03月13日

Posted by ブクログ

十角→時計→黒猫→と読み進めての4作目です。
大掛かりなトリックを経験してからの本作なので若干の物足りなさは感じてしまいましたが、それでも変わらず予想を裏切ってくれる快感を味わえました。

現在と過去を行き来するので慣れるまでは少し「あれ、今なんの話だっけ?」となりましたが、それはまだまだ自分の読書量不足ですね…。 後半になり話の概要が掴めてくるとその困惑も少なくなりました。次の館こそ、せめて犯人だけでも当てようと思います。

0
2024年03月06日

Posted by ブクログ

十角館に対してトリックが正統派という印象。過去と現在を行き来しながら話が進んでいくので途中ちょっとだけ混乱した。ミステリをよく読む人ならオチはなんとなく予想できるんだろうなという感じだったけど、結末はかなりぞっとした。しっかり面白い!

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

十角館より情景が描きやすく読みやすかった。冒頭からサクサク読める。途中で犯人にピンと来たが、思いもよらない展開で驚きを隠せなかった。事件の全貌が明らかになっていくシーンでは、一体自分はどこからミスリードしていたのかを知りたくて夢中で読んでしまった。一方で登場人物の背景に切なさも覚える。十角館では胡散臭さを覚えた島田潔に不思議な愛着を覚え始めて戸惑う。次も購入する。読んでよかった。ミステリービギナーにも非常に読みやすい。人に勧めたい。

0
2024年02月16日

仮面の当主と孤独な美少女

2024年 2冊目

館シリーズ 第2館 水車館の殺人


仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館
事件が起きた 昨年 とそれを紐解いていく 現在 で物語が進んでいきます。

1作目の衝撃の1行のようなどんでん返しはありませんが
最後の伏線回収は本当に美しく幻想的な世界でした。


#ダーク #切ない #怖い

0
2024年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回も面白かった。館の形とかを頭に入れるのは苦手だけど、模式図があるからありがたい。
過去と同じ状況に置かれた現在の中で、館の主人の怯え方が異様で、真相が明らかになるとしっくりくる。
焼かれた死体は別人だとは思ったけどそっちだったのかと言う感じ。幻想的なラストも好き。
盗まれた一点の絵にも意味があるのかと勘繰ってしまったけどそれは何でもよかったみたい。

0
2024年01月31日

Posted by ブクログ

過去と現在が入り交じって少々苦労
ジェリーフィッシュは凍らないが十角館の殺人をリスペクトした作品って事だったけど水車館の殺人の構成も取り入れてたんだって思った。

0
2024年01月31日

ネタバレ 購入済み

再読だからこそ良い

むかーし、十角館で衝撃を受けた後に、これを読んで、
仮面の主人だなんて、なんか如何にもだなーっ、これはイマイチだったなって印象だった。
でも、読み直すと、思ったより面白い。

著者の新装版あとがきを読んで、うんうん、その通りだなぁと思った。
ミステリのお作法もちゃんとしてる!

0
2022年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作はもろクリスティーだったから新鮮味の点でいまいちだったけど水車館は面白かった。
過去と現在が交互に描写されてるから内容がわけわかんなくなりがちだったけど慣れてくればこれはこれで楽しめた。
得体の知れない誰かが館にいるかもしれない恐怖とか開かずの書斎とか、ちょっとホラー感強かったかな^^;

由理絵に至っては、ほぼ悲鳴しか上げてないこの登場人物は要るのか?って思ってたけど最後の最後でそういうことか……でも何にも知らない囚われのお嬢様みたいな顔しといてだいぶ強か。正木に色々吹き込まれたとはいえ浮気するわ犯罪に加担するわその1年後には他の男受け入れるわ挙句最後は「私わかりません」だもんな…正直こういう女嫌いだわ…(*_*)
でも何も知らない人形同然だったからこそ唆されると影響されやすいとか染まりやすいってのもあっただろうし、色々し始めたのも人形状態から徐々に意志を持ち始めてるってことだもんね…

0
2024年04月07日

ネタバレ 購入済み

館シリーズの始まり

推理小説ファンなら、大まかなトリックは予想がつくかもしれない。しかし、それでは細かなところで矛盾が生じる。ピッタリ合うピースを見つけるための推理が楽しかった。最後まで期待したような大どんでん返しは無かったが、それでも引き込まれるように読み進めることができた。普通は禁じ手の隠し通路や隠し部屋が、どのように絡んでくるのかもこのシリーズの楽しみかもしれない。

0
2020年10月01日

ネタバレ 購入済み

十角館が面白かったので2作目のこちらも購入し、先程読了しました。
クローズドサークルの中で次々と登場人物が殺されていく、次に殺されるのは誰なんだ…?誰が生き残るんだ…?と言う緊張感の中で物語が進む十角館とは違い、今作は主に過去に起きた事件を紐解きながら現在に結びついていくと言う流れのため、1作目と比べると非常に淡々と話が進んで行く印象を受けました。
また、今回は状況的に考えて被害者を「消せる」のはあの人物しか居らず、憶測でしかないが恐らくあの人物も共犯だろうと言う目星は付いていたので犯人が当たった時はニヤリとしたものですが、入れ替えが2回起きていたとまでは考えが至らずなるほどそういうことかー!と思いました笑
思い返せば犯人の癖や主人の異変には鈍感な執事の存在など伏線はやはり散らばっていたとは言え、読者の想像の更に一歩を行くトリック(自分は気付いたけどなと言う方は申し訳ありません笑)に脱帽です。面白かったです。

0
2018年01月27日

Posted by ブクログ

過去と現在を頻繁に行ったり来たりする構成だけど、上手く読者が知りたい順になってるので、混乱せずにどんどん読める。
真相にはそんな馬鹿なと驚いたけど、読み返すと確かに矛盾がない。この形式で読者を信じ込ませたうえで、こんなトリックを使えるのは本当に見事。

0
2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ


十角館を数ヶ月前に読んでそれから
いろいろなミステリを読みましたが
綾辻行人は本当に読みやすい!!

仮面をつけた館の主人、焼死体。
入れ替わりトリックは絶対あるだろうな…って
思いながら読みましたが、それでも面白かった。

ゆっくりでも館シリーズは読破したい!

0
2024年04月07日

Posted by ブクログ

館シリーズ2冊目。
作者も書いてたけど、途中から犯人がわかる小説だった。
綾辻行人の本は読みやすくておもしろい。

0
2024年03月28日

Posted by ブクログ

時間が前後したり聞き馴染みのない言葉が出てきまりするので読みにくいという人もいるかと思います。

この本も最後の1行を読み終わるまで結末の分からない本です。流石綾辻先生!と毎回驚かされます。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

出てくる人がややこしく、建物の構造の複雑さにスムーズには読めず。。。
ストーリーに入り切る前に、終わってしまった感が否めない。
どんまい、私。

0
2024年03月02日

Posted by ブクログ

割合早くトリックに気付いて読んでいたので新鮮な驚きはなかったかも。といいつつ、きっとこれらの作品から影響を受けただろう作品がいくつも思いつくので元祖はここなのかもしれない……

前作が最後の一文に全てが詰まっていて記憶を消したいと思ったのに反して、今作はもう一度丁寧に伏線を拾いながら読みたいと思った

0
2024年02月29日

Posted by ブクログ

ヒントがかなり親切めで、読んでいる途中でトリックに辿り着ける系のミステリー。
驚きを優先したいタイプではあるが、面白かった。

0
2024年02月17日

Posted by ブクログ

安定の面白さ!
正直トリックや犯人はだいたい予想がついたけど、それでも最後まで一気読みさせる面白さがある。
館シリーズいっぱいあるみたいだけど、違った面白さがあるのか他のも読んでみたい。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

片田舎にある巨大な水車を擁する水車館。天才画家の息子である藤沼紀一は父の遺品をほぼ非公開の状態で収蔵し、妻や執事達と隠遁生活を送っている。
その屋敷で過去に起きた悲劇とこれから起こる悲劇…。

新本格ミステリの第一人者、綾辻先生の館シリーズ2作目。
隔絶された舞台、不審な人物達と不可解な人間消失、過去と現在の交錯など、本格ミステリ要素は多く、最後の「してやられた感」は(個人的に)前作「十角館」以上でした。
相変わらず、ホイホイとしてやられてます(喜)

0
2024年01月22日

ネタバレ 購入済み

ネタバレあり

館シリーズ2作目の作品。森深くに建てられた一件の水車を模した館。過去に起きた事件と現在の時間軸での出来事を交互に描きながら物語は進行します。
ミステリとしては優しめかな、所々の表現で入れ替わりにはすぐに気づける展開でした。由梨絵の藤沼紀一への態度が過去と現在で明らかに変化があることから犯人はほぼ確定的でした。むしろ古川恒仁の消失は確かに単純だけど想像させづらいミスリードを示していました。ついつい館に何かあるのではと疑ってしまいます。十角館の殺人が不意打ちで真相を告げたことに対して、推理としてはこちらが考えやすい内容です。次回にも期待します

0
2015年10月02日

「小説」ランキング