にこにこニコルさんのレビュー一覧
レビュアー
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よかったぁぁぁ
おげれつ先生の作品は、シリアスの時のヒリヒリ感(と痛み)が凄くて読むのに気合いがいるけど、完結という事で再度気合を入れて1巻から読み返しました。
不幸な境遇でもお互いをちゃんと大事に想えるようになった千紘とハオレンの幸せな生活も、いつか終わってしまうんだろうなという思いがあって見ていても切なかった。
しかも、3巻はマヤに拉致られる千尋から始まるし、マヤへの恐怖感とハオレンの精神状態が心配でずっとヒリヒリしたし、マヤの計画は失敗したとはいえ終わりの始まりのような2人の旅行は切ないし、覚悟はしていたのにホームでのお別れは泣かずにはいられないし、千紘のハオレンを撮りたいと泣く姿はツラかった…
普...続きを読む -
期待しすぎたかな
「スリーピングデッド」を読んで衝撃を受け、他作品も読みたくなり高評価のこちらを即購入。
否応なしに期待が高まってしまい、少しだけ物足りない印象でした。
ストーリーとしてはとても面白く、ハラハラ・ドキドキな展開。
完全に犯罪者だけどスパダリ感のあるまーくんを、いじめられていた高校時代からの脱却をはかるも失敗しちゃう臆病な仁くんが、偶然にも助け出す?ことから始まる共同生活。
いわゆるキュンとすることができなかったけど、だんだん警戒心を解いていく仁くんがかわいく見えてくるし、身体的にも圧をかけて無理矢理従えてたまーくんの中で仁くんを大事にしていく感じも良かった。
でも、私的にはまゆみがタツミと逃避...続きを読む -
絵はキレイです
別作品で読んだことのある作家さんでしたので購入。
好みにもよるとは思いますが、両想いだけどツンツン?同士で甘さやキュンと思える言動は無く、結果的には「本当に好き同士なのかな?」って思えてワタシには合いませんでした。
特に千景先輩は、大和が気になってちょっかい出して絡むのに、外には普通に彼女的な人がいたり、それが嫉妬させる為にわざとって感じでもないのが「うーーーん」って思えて仕方ない。
もちろんその女を置いて大和の方に行くけど、2人ともほぼ素直にならないので、征服欲が強いだけなのかなと思えてしまった。
お互い離れたくないと自覚してそれを理解してからぐらいは、もっとわかりやすい恋人っぽさが欲しく...続きを読む -
やり切れない切なさが好き
暮田マキネ先生の作品は全部好きですが、やり切れない切ない終わりが好みなので、特にこの短編集は好きです。
あとがきにもありますが、主に「涙(というか最愛の人の死)」・「オメガバース」・「心中」・「縛」の4つのテーマの短編が収録されていますが、表題作品である1つ目の「還らずの夏」がめちゃくちゃ切ない。涙なしには読めないけど、これで暮田先生を好きになったとも言える。
そして、書き下ろしがそれぞれあって本編と違って癒されるんだけど、カバー裏はどーやっても切なくて、心臓がキュッとなる。
所謂ハッピーエンドはありませんが、定期的に読みたくなる大好きな作品です。 -
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切なくて胸が締め付けられた
初めての作家さんでしたが、某サイトで切ない系の特集で見かけて購入しました。
柔らかな絵のタッチと穏やかで微笑ましい始まりとは打って変わって、途中からやり切れない切なさを含むフラグがあって怖かったし、本当に切なくて泣きました…この切なさは好みなので買って良かったです!
とは言うものの、秀緒さんと智沙の馴れ初めがめっちゃ省略されてるなぁと思ってたら、どうやら出会いのお話があったのですね。
それを読んでなくても全然大丈夫だったけど、読んでいる方がもっと没入できたかなぁと少し残念に思いました。
なので、2人の出会いを読んでからまた読み直したいと思います。 -
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惜しい
某BLサイトの「メリバ特集」で紹介されていた中の1冊だったので購入。
ちょっと期待しすぎたのもあって、物足りなさは否めず。。。
それぞれの人物背景の説明が少なすぎて感情移入がしにくく、切ない話が好きな私としてはちょっと残念。
もう少し説明があったらよかったな。
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完結としては…?
タイトルには若干の躊躇いもありましたが、評判が良かったので全巻一気読みしました。
途中シリアスめな展開もありますが、全般的にバカでかわいい人たちの青春でした。
つるぎ先生と出会ったことで、アゲハはもちろん全員が素直になったり、成長して変化していくところは微笑ましいですし、つるぎ先生とアゲハはもう甘々のトロトロでした(^^)
ただ「堂々完結」と謳っているわりには、なんだか急いで終わらせたような気がするなぁ〜と。
卒業という一区切りは良いと思うのですが、高校3年がマルっと省略されてたり、(隠れイケメン)加古谷先生の件とか、ハジメちゃんと眞広の件とか、なんか気になるところがそのま...続きを読む -
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