【感想・ネタバレ】おやすみなさい、また明日のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Yun

購入済み

前が…

読み終わって泣きすぎて前が見えません。
あとがきで先生が、SSは、途中のシーンで終えたほうがいいという編集さんの意見を振り切って書かれたとありますが、私はそれが本当に胸に強く響いてどうしようもないです。

3
2017年10月11日

Posted by ブクログ

子供がほしい、と9年同棲した恋人に理不尽な別れを告げられた作家のつぐみと、祖父の管理するアパート経営兼何でも屋を商う朔太郎。
お互いそれそれに事情を抱え、深く傷つき、怯えながら丁寧に丁寧に思いを重ねあっていく、とても優しいお話でした。

純文学小説家と何でも屋、それぞれに少しだけ社会からはみ出した二人は、お互いに深く傷つき、愛する事をどうしようもなく恐れながら、それゆえにゆっくりと波が満ちていくように穏やかに思いを寄せ合い、惹かれあっていく。
舞台となる朔太郎の祖父の運営するアパートの古き良き佇まい、そこに住まうそれぞれに訳ありの社会からほんの少しはみ出した人たちのキャラクター造形もとても魅力的で、作者さんは本当に人が好きな人なんだと伝わってきます。
二人の住む町、四季折々の移り変わり行く様、その中で、しんしんと雪が降り積もるように静かに募っていく二人の心が通い合うその様の柔らかな描写一つ一つがするりと胸に突き刺さりました。

のちに明かされる朔太郎の持つ記憶障害の病を描くキーポイントとなる、積み重ねていく思い出の中に現れるモチーフと、その再登場のさせ方に読んでいるこちらがどきりとさせられたり。
賛否両論だという最後のSSに関しても、二人の行き着いたその先にある「幸せな結末」をきちんと示してくれた、この物語にあるべき終幕だと素直にそう思えました。
人を愛すること、思いを重ね合い、添い遂げること。
優しさとあたたかさで胸がいっぱいになりました。

1
2015年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この話は精神攻撃が半端なくて、読み進めるのが辛かったです。
記憶喪失や健忘系のお話と言えば、自分の中では六青さんの
【寄せては返す波のように】なのですが、今回のこのお話は
それとは違う方向で素晴らしく、最後のSSでは堪えきれずに
涙が噴き出てきて参りました。

個人的にバッドもグレーも全然大丈夫なんですが、今回は
傍目にはハッピーかどうか判断が難しいけれども、本人達は
至って普通に幸せを感じている、というのがとても優しい
世界観の中で静かに紡がれていて、胸を打たれます。

求愛前夜の貢藤やヤコ先生も脇で登場していて、随所で
楽しめますので、重たくなりすぎないのもいい。
下手すればお涙頂戴のあざとくなりがちなテーマですが、
泣かされると分かっていながらまんまと嵌ってしまうこの
感じがたまらないです。
穿った目で見たりせず、純粋に物語を楽しんでみると、
読後は何とも言えない満ち足りた気持ちになれました。

この作品に出会えて良かったです。

1
2015年01月15日

Posted by ブクログ

泣いたわ・・・。もう最後はボロボロないちゃいました。すごく染み入る。 最後は悲しい感じなんだけれど、すごく暖かくてそれまでの二人の幸せがぎゅっと詰まってる。 朔太郎の病気の重さを辛さを包み込むほどのつぐみの愛にはとっても感動しました。

1
2014年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物の心の機微とか、印象的なエピソードとかすごく易しい優しい言葉で表現している。「十五の夜」のエピソードなんかは最初はクスッと笑える会話だったのに、物語が進むにつれて記憶障害の攻めから奪われた大切な思い出として、こんなに切ないものになるなんて…。
アパートの住人たちやヤコ先生などの強烈キャラ無しだったら、普通に文学作品に称される内容でした。もちろん皆愛すべきキャラたちでしたよ(*^^*)
最後のss…老後まで描ききることで、二人の約束や幸福な人生を歩んできたと証明してくれた。進行する記憶障害を乗り越えられたんだと、不安が昇華された。書ききってくれた作者に感謝したい。

1
2014年02月24日

Posted by ブクログ

凪良ゆうさんの描く小説が本当に好きです。
なんてあたたかい世界なのだろうと涙しながら大量のティッシュと共に読み終えました。
特に最後のSSが良かったです。人を想う気持ちをこんなにも繊細な言葉で表現できるなんて!何度も読みたい本のひとつになりました。

0
2023年11月02日

Posted by ブクログ

どうにもならないことへの向き合い方を教えてくれる。
生きるとは、誰かに迷惑をかけずにはいられないことで、でもそれは悪いことではなく、誰かにとって生きる理由にすらなり得るのだと思った。
特に最後のSSは、朔太郎が心の底から幸せな人生だったと思っているのが伝わってきて、涙を流しつつも幸せな気持ちになった

0
2023年06月12日

Posted by ブクログ

何でも屋×作家。年下攻め。
長年付き合った彼氏に別れを切り出されて家を出ていくことになった受けが、攻めの管理してるアパートに越してくる。癒し系BLかと思ったら、攻めの抱えているものがだいぶ重くて切なかった…!全体的に静かでそっと寄り添う夜の空気が感じられた。最後の後日談SS好き嫌い分かれそうだけど、切なくて綺麗で胸が締め付けられる…私は好みだった! 

0
2023年03月19日

Mo

ネタバレ 購入済み

ベスト2

凪良先生の作品で1番好きなのはもちろん『美しい彼』ですが、今回の作品は自分の中で二番目に好きです。値引きしなくても買って読む作品。10年間付き合った彼氏に振られた主人公。理由がとっても理不尽で怒りが。引越しした先が朔太郎さんのお爺さんのアパート。辛い時期に朔太郎さん、アパートの住人さん、そしてなんといってもヤコ先生との触れ合いが良い。プライベートでも作家としても彼氏と別れて良かった結末ですね。朔太郎さんの病気については読むのが辛すぎる。でも結ばれて良かった。SSは私もあれで良かったと思います。長く一緒に過ごせた人生だったみたいなのでバッドエンドではないと。でも読んでて号泣でしたけどね。

#泣ける #切ない #感動する

0
2023年01月25日

購入済み

これはBL小説⁉︎まさに純愛!

今朝、1回目読み終わり、2人の各場面を思い出しては、一日中このお話の余韻を楽しみました。やさぐれていた私の心も浄化されました。今夜、2回目のラウンドに入り、じっくり味わいたいと思います。

0
2022年12月03日

購入済み

うわ〜

泣けるぅー!泣きました。大泣きでした。
色々な感情がないまぜになり泣きました。
なんて愛に満ちあふれたストーリーなんでしょう…

絶対おすすめです。
是非読んで下さい。
読み終われば、きっと少し前の自分より優しくなれてるはずです。

0
2022年05月06日

購入済み

これ程深くて切ないBLは初めてです。読んでいる途中記憶がどんどんこぼれ落ちていく様子と愛し合う二人の苦悩で胸がぎゅっと締め付けられる思いがしました。先が気になりかなりのスピードで読み進めてしまいましたが、もう一度改めてゆっくりと噛み締めながら読み直したいです。

0
2022年04月10日

購入済み

衝撃的

ぬるま湯な気持ちで読み始めると痛い目をみました。こんなBLあるんですね。久しくなかった感覚。胸をえぐられる苦しみ。なんでしょうか‥この作品は忘れられない。

0
2021年11月24日

購入済み

始まりからずっと悲しいというか、切ないというか、そんな雰囲気が漂っているお話でした。
本編最後で、ようやく身体だけじゃなく心も繋がったので、その幸せなまま終わってほしかった。
スイートリトルライフは、切なくてたまらなかった。お互いに、約束を果たせて良かったんだなと思います。

#泣ける #切ない

0
2021年10月17日

購入済み

静かで優しい

またしてもグッときました。
もどかしくて、もがいて、何故か心地よくて、相手を思いやることの大切さと難しさ、受け入れること、見守ること、、、そんな静かだけど切ない、深い愛情を感じられて、私もじんわりと幸せな気持ちになりました。
お互いがお互いを思いやってちょっと遠回りするけど、ラストのSSで全てが回収された気がします。
素敵なお話でした、

0
2021年09月07日

匿名

購入済み

いっきに読み切った

久しぶりに何回も何回も繰り返し読みたくなってしまう…そんな小説に出会いました。
桃のところで終わっていたら、普通のBL小説だったと思います。

0
2021年09月09日

Posted by ブクログ

BLであることを忘れて読み耽った。優しくて温かくて切なくて、じんわりと涙が出た。異性愛も同性愛も相手を思う気持ちには変わりない。切ないけどこれ以上はない終わり方だと思った。幸せな読後感。

0
2021年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだろう
ずーっと薄青い光の中で進んでったお話でした。

凪良ゆう先生のお話は読む度に雰囲気が違う。
文体を変えているわけじゃないのに何故なのかものすごく不思議。
今回のお話について言えば
『求愛前夜』とは全く空気感が違ってても
ヤコ先生はちゃんとヤコ先生だったのはすごい。

記憶がモザイク状に欠落していくことは
忘れてるって意識があるとそら恐ろしいものだよなぁと
読み終わってからつくづく思った。
忘れた方が幸せなこともあるし
忘れないと自我が壊れることもあるし。
……ってこれはまた違う話だった。

あとがきに「これが書きたくてこの話を書いた」と記されていた本編その後のSS、
わたし的には読めて幸せでした。
こんなにも長い間寄り添えたことに震えました。

0
2020年09月22日

購入済み

切ないけど止まらない

苦しくなるほどの切なさがずーっとあるけど、すべて読み終わった今は「彼らの幸せ」を感じれて、とてもとても良い作品でした。

本編その後のssが最後までしっかり書かれていた事が凄く良かったです。

0
2020年07月15日

号泣

作者さんの作品は大好きで、たくさん読んでいるのですか、中でもとくに切なくて、優しいお話でした。涙が止まらないです。最後がたまらなかった…すばらしい作品。

0
2020年07月03日

Posted by ブクログ

今まで何作品か挑戦してみて、合わない作者さんかと思ってたけどこの作品の評価が良かったので読んでみました。
最後泣きました。いやすでに中盤から泣いていましたが。読んで良かったです。

0
2020年05月24日

匿名

購入済み

ハッピーエンドが好きなので他の方のレビューを拝見して購入を躊躇しましたが、読んで良かったです。途中、やはりやめればよかったかも…、と思うところはあったけど、2人の想い合う気持ちに涙しました。

0
2020年04月22日

購入済み

泣くよね

凪良作品は私的にはハズれたことはないので今回も間違いないだろうと思って読みました。結果は予想どおり
以前みたある映画と重なるところがありそのときの感情が甦ってきました。
BLで涙活したい人にはおすすめします。
こんな風にBL小説からの刺激がありすぎるとほかがもの足りなくなってしまうんですよね

0
2020年04月05日

購入済み

残さずにいられませんでした。

SSがなければ感想は書かなかったかもしれません。
こんなに素敵なお話を読ませてくださって、凪良先生に感謝です。

0
2017年10月12日

Posted by ブクログ

いいな~
実にいい作品だったな。
凪良ゆうさんは、いろいろとお書きになるけど、
たまに外しちゃったりしてるけどw
この作品は読んだ後、いろいろと考えさせられる作品でした。好き嫌いがはっきりする作品ではあると思いますが。

0
2016年09月25日

購入済み

最後まで書いてあってよかった

すごく読みやすくてするするっと入ってきて、一気に読めた。
テンポが速すぎず遅すぎず、描写も良いのでバランスがすごく好き。
誰かと共に在るということがすごく素敵に思えた。
また、朔太郎が抱える問題は原因に違いがあってもいつかは訪れる可能性が高いわけで、どうありたいか、を考えさせられた。
この作家さんの作品をもっと読みたい。

0
2016年07月21日

Posted by ブクログ

序盤のほのぼのとした雰囲気が、読み進めるごとに不穏になっていって、中盤から後半の重いこと・・・!

何回でもくっつくタイミングがあるのに、そこでもNOなのか?!って、読んでいてやきもき・・・。

求愛前夜読んだ直後でこれ読むと、何だこの落差?!ってなる。

最後のSSでとどめの涙腺崩壊。

0
2016年06月29日

ash

ネタバレ 購入済み

短編まで読んでほしい

お互いを思うがゆえに離れてしまう二人の気持ちが理解できるから、切なくて胸が痛くなりました。辛いことがあったからこその幸せな最後がとてもとても良かったです。短編には本当にやられました。

0
2016年06月27日

Posted by ブクログ

途中何回か涙目になりながらも読み進め、
最後のSSで涙腺崩壊しました。

最後まで書ききってくださったことに感謝!
こういう、幸か不幸かわからないけれど柔らかく終わる作品好き。

0
2014年08月26日

Posted by ブクログ

BLというジャンルで書いてらっしゃる作者さんだから仕方なかったとは思うんだけど、BLにしなくていいのに、、と思いました。
男同士にしなくていいのに、、ではなく、sexシーンの詳細を入れなくても良いのに、、、です。
それが無くても、お話として充分読ませてくれます。

ラストSSは絶対あったほうがいい。BL的にはないほうが、、というのは解るのですが、お話としてはあったほうがいい。むしろ無いと、作者さんの意図が途切れてしまうんじゃないかな。

BL小説を読んでて、よく思う。
このあと2人は?
という不安が無く、よかったと泣けました。

0
2014年03月08日

Posted by ブクログ

フォロワーさんがお勧めされていたので手に取りました。
元々こうゆう内容の話にすこぶる弱い私は読む前から泣くだろうな…と思ってましたが、ボロ泣きでした。
とても心が温かくなり、そして大好きな人を大切に、日々過ごす時間を大切にしたくなる作品です。出会えて本当に良かった。

0
2014年03月01日

Posted by ブクログ

凪良ゆうの作品はなべて好きだ。登場人物はたいてい悲観的で諦めていたりする。それが様々な事をきっかけに自分の足で立ち上がり自分を支えていくようになっていく。その過程が、具体的な事件や人間などに関係なく自然にそうなるべくしてなるのだなあと毎回納得させられることになる。それは押し付けがましい説教とかではなくて、過程はどうあれ最後に登場人物が手にしたものを読者の私もすんなりと受け入れて穏やかな充足感を覚えるのだ。

この作品も時に絶望的な思いにくれる登場人物と一緒に怒ったり悲しんだり苦しい思いをしたりしながら、喜びや幸せな思いも共有した。そしてSSで、作者の本当に書きたかったという物語の最後を読んで、本編を読む間中そうあって欲しいと願っていたふたりの未来を見せてくれてとても嬉しかった。
凪良ゆうはきっと相当の覚悟で書いたに違いないと思う。他の作家さんでこうした登場人物の未来を書いた人はいるけれど、ここまで書いた人はいないと記憶する。あっぱれである。

0
2014年02月28日

Posted by ブクログ

不覚にもBLで泣いてしまいました。買ったものの表紙に記憶喪失と書いてあって積極的には読めなかったのですが、あまり重いものではなかった気がします。ただ記憶喪失によって二人が離れていくのはつらかったです。

0
2014年02月17日

Posted by ブクログ

うるうるできゅんきゅん。散る散る、満ちる、ほどではないけどさめざめ泣いた。最後の朔太郎目線の話がいい。

0
2014年02月15日

Posted by ブクログ

読み終わって泣いてしまいましたが、久々にこのひとの本で、ああ、またよみたいな、って思いました。

泣ける理由は一般的で、醒めてしまうか、泣けるかのどちらかだと思うし、あとがきで作者自身、ラストは好き嫌いがわかれるし、担当さんにも言われた、とありますが、さりげなくも、なかったら作者の本当の意図が伝わらないところだし、それはいいと思います。

しかし、BLは恋愛ファンタジーというのが私の中でもきちんと根付いているけど不思議に思う一件。
普通の男女の恋愛ものにはいわゆるこのテの設定はあまりない気がするが(あ、そんなことないのかな、少し前に映画化とかされたのはこのテの設定か)、なぜBLによく出てくるんだ⁉︎

という、有る意味鉄板設定です^^;そして、それが嫌いではない私なのでした。

大好きな「恋愛前夜」からのキャラ登場が嬉しかったです。世界観を統一するために、イラストレーターが同じだったらもっと良かったな〜。恋愛前夜の二人にも、また会いたい☆

0
2014年02月13日

Posted by ブクログ

最後の数ページ、こういうかたちで描かれる作品に出会ったことがなかったので驚いたけれど、この数ページのためにこの1冊の物語は存在していたのだなあと涙がでました。
重たいものふたりで一緒に抱える覚悟をし、それでも幸せを数えながら生きたことを最期まで描いてくださり、さらにふたりの生きた時間が愛おしく思えました。
この物語に出会えて、本当によかったです。

1
2016年02月03日

Posted by ブクログ

【2024年91冊目】
9年付き合った恋人に「子どもが欲しいから」という理由で別れを切り出されたつぐみ。街で偶然出会った朔太郎が管理人を務めるアパートに引っ越すことになり、時を重ねるにつれて、つぐみは朔太郎に惹かれていく自分に気づく。だが、朔太郎には人には容易に話すことのできない秘密があった。

るくないですか?!BL小説ということでちょっとはまあ、そういうね、あの、あれですよ、ストレートに言うと濡れ場あるやろな〜と思って読み始めたんですよ。

バチくそに泣いたんだが…?

設定がそもそもずるくない?と思いながら途中は読んでましたが、設定なくても泣いてたわ…。特に番外編というか、本編の続編みたいな話!ううう、好きです。世に生み出して頂きありがとうございます。

BL小説をそんなに読んでるわけではない(というか凪良先生の作品くらい)ですが、心情をこれでもか!というほど描いて下さるので本当ぐさぐさ刺さりますね。ハマりそう。

0
2024年04月20日

匿名

購入済み

どんな結末になるんだろうと夢中で読みました。
お互いの事を思い過ぎて、なかなか結ばれなくもどかしい2人、最後は幸せだったんだな、と、心温まりました。

0
2024年01月08日

Posted by ブクログ

「おやすみなさい、また明日」「スイート・リトル・ライフ」の二話収録。
官能シーンがあるBL小説を読むのは初めてで戸惑いもあったが凪良さんの繊細でしなやかな文章はやっぱり素敵。

「子どもがほしいから別れてくれ」と十年来の恋人に振られ、傷付くつぐみの前に現れたのは記憶障害の青年・朔太郎。

互いに惹かれあいながらも相手の事を想い、別れを選択する二人がもどかしくも切ない。

不器用にしか生きられない人、生き難さを抱える人、そんな人達を凪良さんはいつも大きな包容力で包んでくれる。

朔太郎視点のSSは安堵と共に幸せな涙が零れる。

0
2023年02月16日

Posted by ブクログ

これ、いいっ!
凪良ゆうさんのBLのなかで、一番好きは「美しい彼」シリーズだけど、その次はコレ!!

凪良ゆうさんが「BLはハッピーエンドで終わる」的な事を書いてたので、終わりをどうするのかと思ったら、ある意味めちゃくちゃハッピーエンドじゃないですかっ!
「忘れる」というのは、ある意味では幸せなのかもしれません。

0
2022年12月21日

購入済み

こういう結末は初めて

こういう結末の作品は初めて読みました。
怪我で記憶出来なくなるのは、本人が辛いですし、家族もしんどい。
つぐみさんの優しさとおおらかさが朔さんを支え、幸せにしたのでしょうね。
幸せだったならよかったです。でも読んでいて辛い作品は読み返せない。

0
2022年03月09日

購入済み

すごく心に響きました。記憶を失っていく事がどれだけ怖い事か、ひしひしと感じて切なかったです。
真っ直ぐな心の描写に共感できました。

0
2021年04月01日

購入済み

凪良先生らしい

細やかな機微に満ちています。
一人で生きるとは、ずっと元気ならいいけれど、人間やはり覚悟がいることに思いました。
忘れる辛さ、もしかしたら恋人の存在価値すら忘れるかもしれない、恐怖の中で手を取り合い、
最後には人生の終盤まで見させて頂きました。幸せは人により価値が違いますが、愛してくれる人と過ごせるのはやはり財産だなと。

0
2019年12月14日

Posted by ブクログ

このタイプの小説を初めて読みました。同性愛というテーマは難しい、というか考えるべき点が多いけどこの本は話の展開が軽やかなのでするっと受け入れられる。
一応、肉体関係の描写も入っていますが、あまりそこが主題ではないのでさらっと通り過ぎます。

0
2018年09月08日

購入済み

目が溶けた

凪良さんにはいつも簡単に持ってかれますが本作は単純に好き好き〜の大団円ってお話じゃなくて、誰かと歩む「人生」の大切さかけがえのなさを再確認させられ泣かされました。個人的にも思うところのある設定で感情移入が過ぎたかもしれませんが人生の終着点まで愛する人と歩めるって何より幸せだろうと思わずにいられませんでした。朔太郎のなかなかに不運な境遇と頑なさ(仕方ないけどね。。)もツグミとゆー不器用だけど実直でポカポカした人柄に溶けてって気張らず自然体でいられるよーになったこと、BL史上最高齢カップルでは?!とゆー時期まで読ませてくれたこと共に感謝です。私も素敵な老後を送りたい(笑)。

0
2020年10月09日

Posted by ブクログ

なんて優しくて残酷な話を描く作家さんなのだろうと。
恋人と別れ、天涯孤独の寂しさを抱くつぐみと、事故の影響で記憶障害を持った朔太郎の話。出会いから最後まで。

ぼろぼろに泣きました。痛い話ですが、幸せも感じました。
疲れている時は、自分は辛い話かな。
でもそのままでいいんだよと、ふわりとした温もりもある話。

0
2015年10月12日

Posted by ブクログ

何度かチャレンジしつつも、私には合わないと玉砕していた作家さん。こちらはフェア合わせで購入しましたが、これが思いがけず良かったです。
恋人に裏切られた受が、攻と出会うことによって癒され、新しい恋に落ちる。けれど攻は、絶望でしかない障害を抱えていて…という話で、読み進めるにつれ物語が切なく辛くなっていくの必至でしたが、恋に落ちるまでの過程や落ちてからの懊悩まで、余すところなくきっちり書かれていたせいか、キャラクターの心情にどっぷり浸かってしまいました。BLとしての萌えもあって大満足です。
最後のSSについては、個人的には読んだ当初はここまで書かなくても…と思いましたが、今思えば物語にハマっていたからこその感想だったのかも。落ち着いて読み返すと、これはこれでいい終わり方だったんじゃないか…と複雑ですが思えるようになりました。同人でこの手のアンハッピーっぽいハッピーエンドは何度か見ていて、必ず泣かされていることにずるいなあとは思わないではありませんが、心地の悪い「ずるさ」ではなかったのが良かったです。

0
2014年09月13日

Posted by ブクログ

泣けた。
あとがきにある通り、SSは賛否あると思うけど書き切った感があって清々しいです。静かな絶望みたいなのが胸に迫って静かに泣けますけれど。

0
2014年04月29日

Posted by ブクログ

凪良ゆうさんの世界観が好きで読んでみたけど、なんだかずっと切なかったな。
2人にとって1番幸せな結末なんだと思うけど切ない。

0
2023年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死ネタが苦手なので最後で心がやられました。
でもこの終わりが2人にとってとても幸せな結末であることはとても分かります。
どんなにいろいろな記憶を忘れようともつぐみのことはしっかり覚えていて、2人の過ごしてきた日々に思いを馳せてしまい切なかったです。

0
2022年03月25日

購入済み

せつない

美しい彼シリーズが好きで、それ以後、凪良ゆうさんの作品を何冊か読んでいます。
この作品は、良い意味で、ファンタジーを読んでいる感じでした。
特に最後のSSは、賛否あると言われているようですが、私はこの小説の非現実感にすごく合っていて良かったです。
ちなみに萌え要素は少ないと思います。

#切ない

0
2021年05月31日

Posted by ブクログ

ひとりで生きていくって、すごく勇気がいる。ましてや望んでもできないというのは、さらに苦しい。お互い、一生のパートナーに出会えて本当に良かった。最後まで幸せな2人を書き切ってくれたことに感謝したい。

0
2018年08月02日

「BL小説」ランキング