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大江戸科学捜査の第十弾。
今回は茶問屋のお話。
お茶の里からの江戸に来た名主が殺され、
さらに茶問屋の主人が
南町の与力と他の茶問屋の主人が見守る茶室で殺される。
密室ミステリー?
宇田川が活躍するのは良いが、
地中レーダーに壁を登れる小型ロボットと
どんどん江戸に持ち込む道具が増えていく。
しかし、今回の山場は何と言っても、遠山の金さんが登場したこと。
といってもまだ町奉行になる前で、
父親の勘定奉行を助けるために調べているという設定。
宇田川と伝三郎はお互いに江戸時代の人間ではないと気がつくが、
これでおゆうをとりまく時代を超えた四角関係になるのか?
おゆうが自分のことを鑑識班のバイトができるのではないか、
と思うのが面白かった。
結構なお点前でした
紙本で読んでいたのを電子書籍に切り替えて愛読しています。私的にはこの巻が一番良かったです。
時代小説が好きな割に歴史に疎いというへっぽこ読者ですが、井角様の正体がまさかのあの人と判明した時はおゆうさんと一緒にテンション爆上がりでした。
物語の最後に入る鵜飼様のモノローグは毎回おゆうと千住の先生が未来人であることを確信しつつ、おゆうとの関係を壊したくないと迷う形で終わりますが、今回は宇田川さんサイドからの視点が入ります。新たな展開を期待させるエピローグだったので、次の作品が待ち遠しいです。
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八丁堀のおゆうシリーズ、10作目。
江戸の事件にまで密室殺人が、、、。とは言え、おゆうも何だかんだで素人探偵だからか、抜け道探索など、現代機器を利用するにしても大掛かり。ちょっと大袈裟だし、よくバレなかったなと思うけど(苦笑)まぁでも、茶業界の裏事情や当時の経済実態などが垣間見えて面白かったし、勉強になりました。あとはかの有名な・・・が出てきたのは読者への大サービスかな。あれを目にしたおゆうと宇田川の驚きの顔が想像に難くない。確かに一発で思いつくよね。
そして伝三郎の正体に気づき始めた宇田川さん。今回はあまり進展ないかなと思ったら、最後。この二人の攻防、楽しみ~。
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シリーズ第10作。
今回は「密室」殺人事件に挑む。
超有名人の登場に苦笑しつつも、こういう遊びは楽しい。
ただ、おゆうも宇田川も慣れて気が緩んでいるのか言動に隙があり、ちょっとはらはらする。
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遺産を相続した祖母の家から、江戸へ行き来ができると分かってから、関口優佳は「おゆう」と名乗り、今では江戸の十手持ち。
時折、分析技師の宇田川と、事件解決に助力。
江戸の同心、鵜飼派といえば、戦時中もしくは終戦直後に江戸に行ったきりになってしまった現代人。
薄々宇田川と、鵜飼は互いの境遇を感知して、どうする?
Posted by ブクログ
江戸で起きた密室殺人事件の謎に迫る物語。茶問屋の中での主導権争いやお上の政道が関係してくるため、大々的に切り込めないおゆうでしたが、かの有名な人の登場や、便利屋のように現代から機器を江戸に持ち込む千住の先生の活躍で話が進みます。
茶問屋の関係がなんだかスッと入らなかったため一気に読めず。お馴染みラストの伝三郎の心中と宇田川の心中で、今後の展開が楽しみです。