感情タグBEST3
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先の読めない面白さ
はじめに登場する少年が主人公かと思いきや、その相棒たる生き物(?)が主人公。関わった物、動物、人を模倣できる能力をもち、その模倣していく過程で思考や感情を獲得していっている様子。主人公と関わりをもつメインキャラクターが移ろいながら話が進んでいく。たいていそのメインキャラクターはやがて死んでしまい、死ぬことによってそのキャラクターを模倣できる。
その設定の面白さと併せて、先々どういう展開になっていき、主人公がどういったモノになっていくのかが読めない面白さがある。
色々な経験をして成長していく姿がとても見所のある作品でした。今まで読んだ中で物質から人まで成長し人の死や心に触れることで変化していくところが良かったです。
出会いと別れの物語
表紙の少年と狼の冒険かと思い読み始めたので1頁目から驚かされました。
ここ10年で一番好きな1話です。
何度も読み返す方や壮大なファンタジーが好きな方向けの物語です。
1話の少年の扉に描かれている文字は「おかえり」です。
成長していく主人公
色んなキャラが出てきてそして死んでしまうので特定のキャラにのめり込むと辛い展開が多いです。
しかし辛い展開が多い中でも主人公が段々といろんな感情を持って成長してく過程がとても面白いです。
最初こそシンプルな展開でなかなか盛り上がらないかもしれませんが読み続けていけばいくほど面白いですよ。
リーンとグーグーの展開は泣けました。
号泣しました
大今良時先生の漫画「不滅のあなたへ」を読みました。やはり独特の世界観で、考え深い作品でした。謎の「球」が石、コケ、オオカミと姿を変えて、死さえも超越します。フシはさまざまな人たちと出会いますが、その人たちの最後を見届けなければならないので、毎回とても切ないです。個人的に4巻のグーグーの話は感動し号泣しました。今後の展開がとても楽しみな漫画です。
Posted by ブクログ
凄い作品に出会った!タイトルから、どんなお話なんだろう?と興味をもちましたが、なるほど、そういうことか!
不思議な生命体がかたちを変えながら場所を移動していく。急に場面が変わるのでびっくりしながらも、展開が読めなくて先が気になってどんどん読んでしまいます。読み終えた後の軽い疲労感と満足感。良い作品に出会えて幸せです。
Posted by ブクログ
少しずつ少しずつ謎であったり、ミスリードされてる内容が明かされていく感覚がゲームのようで表現は漫画なのが面白かった。
まずなんでもコピーできる球が、狼に変身してそのあと飼い主のところへ行く。元の狼自体は死んでいるのだが、飼い主である人間は大喜びする。しかし、本当の狼ではないので普段とは違う行動をするそのギャップと、本物ではないとバレるのではないかというハラハラ感。この2つが最初、軸となり物語が進められる。
飼い主が何もない雪国より、クダモノがある場所に荷物を背負い出発することになった。なんでもコピーできる球が出てくるぐらいだから、人間も何かテレパシー能力か何か持っているのではないか?そう思わさせるに相応しいほどずっとこちらに話しかけてきて、傷ついて傷ついて最後の最後で人間の独り言だと気付かされるシーン。ここで人間をコピーして前半終了。
そのあとの民族の人身御供系は、色んな漫画家が描いてきたものなのでさすがにちょっと食傷気味かなとは思いながらも元気な女の子マーチちゃんと母親のキャラが素晴らしかったので、星5つです。
Posted by ブクログ
表紙の色と狼の視線に吸い込まれるように駅の本屋で購入。
一話目がひどく切なくて、狼の表情が本当に繊細に描かれていて大今さんの世界観に引き込まれた。死んでいく少年の呪いのような言葉にぞくりとしつつ、物語は進んでいく。二話目以降は一話と少し違う世界で、なんだかもののけ姫を彷彿とさせる。一話目の少年は出てくるのか?と不思議に思いながら読み進めていくと、突然自己修復しながら現れる。その描写もまたすごくリアルで、グロテスクなはずなのに美しく見えてくる。そしてマーチが餌をやり、そのお礼とばかりに彼女を最後に助けてくれる。とても動物的で、単純な思考回路だと思う。
きっとこれから〈球〉だったものはマーチやほかの人と触れ合いながら進化するんだろうなぁと。一巻目だけでは全然先が見えないけれど、自然と続きが読みたいと思ってしまう。
Posted by ブクログ
出てくる主人公が可哀想で切ないお話だけど、死んだ人や動物に変化して変身できる姿が増えていくという新しい設定で面白いと思った。
最初の主人公の男の子が可哀想すぎたなぁ、、。
不滅の1
なんだろう~。とっても不思議なお話ですね~。生死について考えさせられるような、ハートフルというか、なにかが心に響くような、引っ掛かるような、う~ん。なぜか、泣けますね~。とにかく続きが気になって仕方ないカンジです。
神となりえる主人公の成長譚
「不滅のあなたへ」に内容は大変次が読みたくなる構成となっており、ある日何もない場所から生まれた不定形な主人公がさまざまな人との出会いにより、姿かたちや知識や愛情を会得していくそんな物語となっています。主人公はどんなものにもなれ、なおかつ「不死」のような存在であり、彼とかかわった人たちは必ず彼より早く亡くなる悲壮感も物語の盛り上がりに拍車をかけている、今大注目のコミックです。
今まで見たことないファンタジー
主人公がまず人間ではないと言う点が斜め上で面白いです!感情を動かされた時、その出会った人や物に変身できるようになるというストーリーはとっても奥が深く、涙が出た場面もありました。主人公のフシがだんだん人間らしくなっていく姿も必見です。読んでみないと面白さが伝わらない不思議な話だと思います。
人になった不死の狼の物語
不滅のあなたへ、この物語の始まりはとても悲しいです。たった一人で生きていた少年が死に、彼とともに生きていた狼が少年になるのです。
人になった狼は不死です。死ぬことが出来ません。その力を狙われ傷つけられながらも、死ぬことができずに必死にあがいていく。そしてそんな中でも仲間との絆を紡いでいく。そんな物語です。
不思議な作品です
学習し、進化していくフシ、って何なのでしょう?
細かくて丁寧な描線で描かれるハイファンタジーと思われる世界も不思議で、まだ作品も始まったばかりなので見えないことだらけですが、不思議な魅力を感じます。
手塚御大の「火の鳥」シリーズみたいな壮大なスケールの作品にも出来そうですが、ちょっと様子見で、私は先にTVアニメ1期を見るかも知れません。
Posted by ブクログ
1~14巻
表紙の魅力。魅力的な少年の笑顔。手元に置きたくなる様な類。初めて見かけたときから気になっていた。序盤、久々に良い漫画に出会えるかもというような期待と高揚感。絵が好み。狼がめちゃくちゃかわいい…
追記:題名も素敵.˖٭
難点として女キャラがうざい。でもマーチやトナリは段々好きになれた。この漫画の地雷、ハヤセ一族はとにかく気色悪い…この漠然とした不快感は多分無知で無垢なフシのハーレム感。ハヤセといいミズハといい萌えないおねショタでいつフシの童貞食われるか常にビクビクしてるみたいな、、、聲の形といい大今先生は地雷女のプロ。この一族の存在が無かったらもっと好きになれた漫画。
こんなに壮大な話になるとは思わなかった。皆が生き返る所が一番良かった。不滅の仲間達愛しい。前世編終わって突然ナイトミュージアム始まって笑った。
でもファンタジー読んでたのに聲の形始まった感あって、つまんなくて醜い現実を見せられてる様で前世編が恋しい。
生命とはナニカ
絶対に死なない生命体のお話です。
丸い生命そのもののナニかが、生き物の体を得て学習していきます。
親はいないので、躾も何も受けていません。
大きな赤ちゃんのようです。
体を乗り換えて少しづつ学んでいくナニか。
まだまだ始まったばかりのマンガなので、どうなるのか全く予想がつかないのですが面白いです。
何だか、壮大なスケールのストーリーが待っているかんじがします。「それ」がいろいろな矛盾・不合理を経験しながら自我を獲得していく成長譚になるのかな?
謎だらけ
一つの生命体がいろいろな姿に形を変えて色々な世界を見ていくというストーリー。
「火の鳥」みたいな感じ?
だとしたら狂言回しの役割になるのかな。
斬新
文字がないコマが多いが、絵だけであるからこそ説得力のある描写になっている。そして「それ」が言葉を発した時のインパクト