取り戻せ、記憶と情熱! 圧倒的ハイスピード記憶喪失野球コメディ!
怒涛のギャグ爆笑の第一巻に油断した私、巻を追うごとに何度も熱いものがこみ上げるようになりました。
そんな本作の主人公は、天才バッテリーのキャッチャー「要 圭(かなめ けい)」。中学シニアで無双した有望選手でしたが、なんと記憶喪失に! 野球なんて知らん、と都立高校(※野球部なし)に進学します。そこには、「野球なんて二度としねえ」と覚悟した実力者がちらほらいて…。
誰にでも才能はある、そりゃそうだけど、それでも自分の上位互換はいくらでもいます。そんな残酷なスポーツの原則を突き付けながら、真の天才に打ちのめされた人間の再起が生々しく描かれます。運動部で常に弱かった私は、読みながら何度も目頭を押さえ、そして数ページ後には声をあげて笑ってしまいました。文字通り笑って泣けるマンガです。
天才がネットでいくらでも見つかる現代、今こそ読んでほしい才能と情熱の物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新たな物語が始まる13巻である。
有望なる後輩との対決、そこで見せたリード論。そして春、都立高校の活躍を見た(ここでなら自分でも、と思う)新入生との邂逅。
テンポよく物語は進み、いよいよ二年目の物語が始まる巻である。
前半は瀧&陽ノ本の宝谷シニアの後輩組との対決が描かれている。
ここでは完全なるリード論が展開され、智将によって惑わされながら、要圭は一つずつ捕手としての難しさ、楽しさを学んでいる。
そんな野球的な楽しさとはまた別に、投手として起用された女子マネージャー・佐古レイラの一挙手一投足もまたここでは注目のポイント。
ミニスカの下にハーフパンツという、ある種のダサさにフェチを感じる方も居るだろうが、何より細やかな
「投手として感じるプレッシャーと、そこから生まれた喜びの表情」
といった描写が素晴らしい。
ここでの描写でグッと彼女に心惹かれるようになった読者も多いことだろう。
球を通じたコミュニケーションの模様が生々しく描かれているのも、まさに「バッテリー」の物語といった感じ。
超高校級の清峰葉流火との対象もまた綺麗だった。
正月での、清峰に対する監督の諭しと、春の選抜での帝徳&大阪陽盟館の活躍ぶりを挟みつつ、後半では新入生を迎える小手指野球部が描かれている。
特筆すべきは跳ねっ返りの新入生・猿川小立。
180㎝に及ぶ長身と、自信に満ち溢れ、都立でトップを取りたいと野心をむき出しにする彼は、これからもきっと物語の重要なアクセントになるだろう。
ただ、それ以上にここで描かれたのは、3年となった鈴木、佐藤、土屋のモブ上級生組だろう。
スポーツ漫画では定番的な「努力を怠らなかったロートル組」であり、こうして彼らにスポットを当てる描写は実に眩しい。
今回も実に楽しませていただいた。
レイラマネージャーの描写が刺さり過ぎたので、星六つ程度で評価したい巻である。
良いですよね、下にハーフパンツ履いてる系女子って……。
Posted by ブクログ
進学とか女子マネとか普通の学園モノのように進んでる。そしてヤマちゃんキャプテンやったね!
全員モブのようで全くそうじゃない。そんな描きかたが大好きです絵子せんせい。
表紙に
死んだ目のおっさんが居るけど、これ監督ですw
知将と痴将の会話がメインの前半。
後半、進級して二年で主将になる山ちゃん。まぁ、痴将と知将の差が有りすぎる現状一番妥当。
部活で一年の態度がアレなのはあり得ないと思うんだが。
ちなみにハリウッドザコシショウの何処が面白いのが自分は分からない。(単行本を読めば分かる)