取り戻せ、記憶と情熱! 圧倒的ハイスピード記憶喪失野球コメディ!
怒涛のギャグ爆笑の第一巻に油断した私、巻を追うごとに何度も熱いものがこみ上げるようになりました。
そんな本作の主人公は、天才バッテリーのキャッチャー「要 圭(かなめ けい)」。中学シニアで無双した有望選手でしたが、なんと記憶喪失に! 野球なんて知らん、と都立高校(※野球部なし)に進学します。そこには、「野球なんて二度としねえ」と覚悟した実力者がちらほらいて…。
誰にでも才能はある、そりゃそうだけど、それでも自分の上位互換はいくらでもいます。そんな残酷なスポーツの原則を突き付けながら、真の天才に打ちのめされた人間の再起が生々しく描かれます。運動部で常に弱かった私は、読みながら何度も目頭を押さえ、そして数ページ後には声をあげて笑ってしまいました。文字通り笑って泣けるマンガです。
天才がネットでいくらでも見つかる現代、今こそ読んでほしい才能と情熱の物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
王者を追い詰めて、バッテリーが覚醒して、そうして……な11巻である。
今回は決着篇であり、あまりに現実味あふれる「あっけなく終わる高校球児の夏」が描かれている一巻である。
自分でも少し驚いたのだが、読み終わってからすぐには感想を書けなかった。
感想書きをサボっていたというより、感情の整理に時間がかかったのだ。
前巻のあの物語から、さらに一歩進んで描かれた今巻の前半のストーリーが、こんなにあっけなく終わるのだから、どう感想を書いていいか、自分の感じたものもよくわからなかった。
だが、それが結局、大会の現実なのだろう。
先輩方のコメントも含めて、本当に写実的に高校球児を描いてくれていると思う。
その美しさも、悲哀も含めて、素晴らしい一巻だったと思う。
今回も星五つで評価したい一巻である。
ここからどんな形で物語が展開されるのかは見通しがわかりづらいが、続巻も応援して読んでいきたい。
Posted by ブクログ
あかん。試合があーでこーでものすごい巻だったのに、ラストのはるちゃんに全部持って行かれたわ。試合もイイけど、日常の話が大好きです。でも圭ちゃんの状態は気になる。ジャンプラずっと読んでるけど本当にどうなるのか気になる。
その心が忘れたかったモノは
忘れたかった物はなんだ。
苦しいだけの野球か?殺し続けたライバル達か?決して並び立てぬと気付いた友か?
それとも。
忘却の果てにあった物は、未来への希望。
要圭再生の11巻。
取り戻した過去が未来へ繋ぐ。涙なしには読めないぜ!
そして衝撃の新展開へ!!
あれ、これってギャグマンガじゃなかったっけ?