中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。
この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。
珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。
しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。
また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。
※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。
感情タグBEST3
ドキドキハラハラの展開が続きますね。今回はオールスター出演なのか、久々に暁月たちも出てきてしっかり茉莉花と会話してて感激!!
それにしてもバシュルク国への潜入調査を一旦揉み消した理由が珀陽の過保護にあったとは想像つきませんでした。笑
毎度感心する内容
読み進めるたびに茉莉花の頭の良さに感心してしまいます。次巻までストーリーが続くので11.12セットで読む必要がありますが、話の展開が面白く一瞬で読み切ってしまいます。
はらはらする
次々に難しい課題を与えられて、立ち向かう姿もだんだん頼もしくなって、茉莉花の成長が楽しめる。今回も無事クリアできるのか、どうやって? 読み終わってドキドキしている。
気になる!
毎回のことですが、面白すぎて気付くと最後まで読んで「続き!」と叫び出したくなります。
ワクワクドキドキ、ハラハラ落ち着かない気持ちでつい読み進めてしまう。もっと大事にゆっくり読みたいのに続きが気になって仕方ない!
次の巻が出るまでおあずけ状態なのが辛い。
次巻が待ち遠しい
読了。一気に読みました。
この物語にはいつも引き込まれます。
今回はこの巻だけでは完結せず、次巻に続くようです。次巻がとても待ち遠しいです。
いつ発売するのかなぁ…
ドキドキ
今回も最高でした!!!
茉莉花の人に馴染む力は本当に毎回凄いです!!!
色々と不穏な空気が流れているけど茉莉花ならなんとかやってくれそうな感じがして次巻学生待ち遠しいです!!!
Posted by ブクログ
まさか茉莉花が傭兵学校に入学するとは。
活躍目覚ましい新人官吏・茉莉花は、嫉妬というやっかいごとに巻き込まれないよう、皇帝・珀陽から、山に囲まれた難攻不落なバシュルク国への潜入調査を命じられる。
そのために、これまで茉莉花が色々と恩を売ってきた国々の方からの協力を得ながら準備をするんだけど、そこで赤奏国の面々が出てきたり、叉羅国の面々が出てきたり、その面々が口々に珀陽に毒吐いてたりで楽しかった。赤奏国の皇帝・暁月なんか国家レベルで珀陽を煽り、珀陽が不機嫌な様子だったと聞くと愉快そうにご満悦とか、もう読んでるだけで楽しすぎる。
バシュルク国の新キャラたちも登場し賑やかになっていく物語は、茉莉花が禁色の小物を代償に最強と呼ばれるばシュルク国の傭兵部隊を雇い入れ、異国の攻め入りに向き合いいざこれから、というところで終了。
早く続きが読みたすぎる。
新天地、旧友仲間と新しい仲間
今回は必ず失敗する任務を任され新天地へ赴きますがいつもの実力でどんどんクリアしていく姿がさすが。どんどん読んでいくとこんなところで!?というところで終わります。気になるΣ(-᷅_-᷄๑)これまでのキャラも出てきてホッコリもしましたし新しいキャラも好きです。
続きが気になる
いい感じにストーリーが盛り上がってきたところで終わってしまったので、早く続きが読みたくてしょうがないです。
ストーリーが好きで何度読み返しても楽しめます。
また1巻から読んで続きが出る日を待ちたいと思います。
3ヶ月ぶりの小説
久し振りに、しっかり文字を読んだ。
そして一気読み。
茉莉花の30代設定がここでも役に立つと···
今までとは結構風変わりなストーリーな感じはするけど、読み応えはあった。
もう既に続きを読みたくてウズウズする。
匿名
もう見事としか•••
これまで特殊な訓練などをしてきた訳でもないのに、直面する困難への対処力が先を見通しつつ遺憾なく発揮されてくるので、茉莉花の才能の底しれぬ素晴らしさに感嘆のため息がでます。
Posted by ブクログ
奥さん自慢を国家規模で仕掛ける暁月がかわいかった。あと、悪徳高利貸しが各国で定着している珀陽とぴっちぴちの10代なのに30代設定が公式になりつつある茉莉花(笑)。
Posted by ブクログ
他国にスパイとして乗り込むと言う新展開のバシュルク国編。
前半はあまり起伏もなく、わりと淡々とした学園生活だったのだけど、後半、他国が攻めて来る危機にあって、いよいよ茉莉花の本領発揮という感じで面白くなってきたところで、次巻に続くだった。
いや、それにしても何だかどんどん茉莉花が悪い人間になって行くような気がする笑
彼女が自分の思い通りに他人を動かすスキルを身に付けたら、ある意味無敵だよなあ。
このあと、きっとバシュルク国の中枢とかにも入っていくんじゃないかと思うので続きが楽しみ。
まずは傭兵主になった茉莉花の活躍を期待したい。