【感想・ネタバレ】茉莉花官吏伝 十 中原の鹿を逐わずのレビュー

中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。

この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。

珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。

また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。

※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。

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感情タグBEST3

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珀陽と大虎の関係性やっぱり好きだなー。あれだけ距離感近いとつい牽制したくなっちゃいますよね。仁耀と珀陽の関係も一旦の区切りを迎えられてよかったな。

#切ない #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2024年04月25日

購入済み

ちょっとしんみり

とんでもない事件の中でも、人の心を大切にする茉莉花にホッとできます。仁耀の心にも柔らかさが少し戻ったみたいで、10年後も見てみたい。

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2022年04月20日

ネタバレ 購入済み

最高!!

今回も茉莉花の大活躍が見れて爽快な気分です!!!

色々な事が重なり大変な中仲間たちと共に解決していく様はとても良かったです!!

珀陽との絡みも見れたし大満足です!!!
次回も楽しみにしてます!!!!!

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2021年07月23日

購入済み

早く続きが読みたい

茉莉花の成長や皇帝との関係性の変化が良くわかるのでどんどん先を読みたくなってしまいます。
色んな難題を乗り越えて心も頭脳も成長していく姿が読んでいる側の気持ちもすっきりさせてくれます。
早く続きが読みたいです。

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2021年07月04日

購入済み

黒槐国編

茉莉花は戦争するかもと噂の黒槐国へ行ってまた大手柄をたてます。珀陽と叔父の関係の修復もできて良かった。あっという間に読んでしまいました。安定の翔景がブレない子星と茉莉花崇拝も笑えました。エンディングの珀陽が茉莉花に宿題を出し、夜答え合わせねと言ったエピソードは書いてほしかったけど残念でした。。。2人の恋人らしい話もまた読みたいです。茉莉花の向上心を毎巻応援したいですね。次巻は子星と茉莉花のエピソードとなるようで楽しみです。最後の1文に震えました。

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2021年05月23日

購入済み

今回も満足

10巻はこれまでの話が少しずつ繋がってなるほど、という感じです。茉莉花の人脈も随分拡がりましたね。1巻から順番に読むのがおすすめです。次の巻も珀陽に無茶振りされそう…

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2021年05月21日

購入済み

満足満足。

今巻も面白かった。
個人的にはコミカライズまでで終わって欲しい作品。
アニメ化やドラマ化されてしまうと、作品の良さを損ねそうで怖い。
早く次巻が出る事を待つ。

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2021年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻からの宿題であった仁耀。
彼が脱獄したことで茉莉花は黒槐国へ行くことになって、そこで隠された大きな事件に遭遇して…と言う流れ。
これは黒槐国編が始まるのかなと思ったけれどどうやらこの一巻で決着がついた(のかな?)

それにしても仁耀の思いは複雑。
珀陽のことを高く高く評価しているのに怖いと言う。
それは天才を理解し難い怖さなのだろうか。
でも、この結末は良かった。
未来に委ねられ、まだ何かが変わっていく余地を残した。
「いつか、また」その日を待ちたい。

そして茉利花は官吏として目指す先が定まってきた感じだね。
外交で戦争よりも大きな成功を収め戦争を起こさないようにするという目標。
うん、茉利花らしい。
次巻は絶対失敗する案件に挑むことになるんだろうけど茉利花の快刀乱麻の活躍と胸をすく勝利が見たい。

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2021年06月04日

Posted by ブクログ

茉莉花が活躍しすぎて、本人の意思に反して白楼国内で侵略戦争への機運が高まる。その中で大逆罪で囚われていた、皇帝・珀陽の叔父である仁耀が脱獄。茉莉花は、国内にいて疑いの目を向けられないように、そして仁耀がいるかを確かめるために黒槐国へ行くことに。そこでまたも茉莉花が活躍しちゃう。茉莉花が活躍することは最早疑ってないけれど、その活躍に至る手段がどんどん増えていたり、思考が深く壮大になっていたりして、パワーアップしてるなぁと思う。まさかあの茉莉花が、仕事のために泣き落としをするとは(笑)
次の巻へ続く、というよりは、次への布石はありつつ、珀陽と仁耀の間のわだかまりみたいなものが少しなくなり、気持ちに一区切りつくというところで今回の巻の問題は解決。侵略戦争も回避。次はどんな難題に向かうことになるのか、楽しみ。

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2021年11月20日

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