【感想・ネタバレ】茉莉花官吏伝 三 月下賢人、堂に垂せずのレビュー

中華風の架空の世界が舞台。
自称「ちょっと物覚えがいい」後宮女官の茉莉花が、皇帝の珀陽にその才能を見いだされ、官吏として成長していくお話です。

この茉莉花の「ちょっと物覚えがいい」というのは、「一度見たものは忘れない」というすごい能力なのですが、そこで簡単に「天才のサクセスストーリー」へとは繋がらないのがこのお話の面白いところ。

珀陽からは理不尽とも思える難題を与えられ、若い女だからと周囲から舐められるのは普通で、うまくいかないことの方が多いかもしれません。

しかし、だからこそ、そんな逆境の中で徐々に才能を開花させ、最終的には周囲が期待した以上の功績をあげていくところは毎回、痛快ですっきりします。

また、皇帝としては完璧な珀陽が、茉莉花と二人きりの時には素の顔を見せたり、茉莉花もそんな「特別扱い」にドキドキしたりと、この二人の恋の行方も見どころです。

※同著者の『十三歳の誕生日、皇后になりました。』シリーズは本作のスピンオフ作品となります。

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感情タグBEST3

購入済み

スピンオフのほうを先に読んでたので別の視点から暁月と莉杏が見られるのが新鮮でいい!!本当は莉杏のこと好きで好きで仕方ないのに…。笑

#ハッピー #ドキドキハラハラ #カッコいい

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2024年04月21日

ネタバレ 購入済み

赤奏国編

ますます茉莉花のチートっぷりの際立つ巻ですね。
私は好きです。
冷静に考えるとこんな展開ありえなくない?とは思うのですが、読んでいる時はワクワクして続きが読みたくなりました。
赤奏国という、いわば荒れ地も荒れ地。そんなところにいくら天才とはいえ小娘一人行ったところで、なはずなのに、まぁ、すごいですね。
海成という新しいキャラが出てくるのですが、そのキャラもまたいい。男版茉莉花という位置付けなだけあって能力は高いのですが、茉莉花のチートっぷりといったら…。
でも、もちろん、茉莉花一人の力では無し得なかったことと感じさせる話運びです。
珀陽と離れてしまってどうなることかと思いましたが、なんてことない。全体的にとてもワクワク楽しめました。
むしろ今までで一番。
ただし、全然違う話が最後に入ってます。
茉莉花官吏伝で余韻に浸りたいのに、違う話が入っているのは個人的には残念でした。
しかも、完結ものでは無さそうですし。
ページの都合上仕方なかったのかもですが。。

ともあれ、赤奏国編は次の巻まで続きますが、赤奏国での茉莉花をもっと読みたかったので嬉しいです。

#ドキドキハラハラ

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2023年02月08日

Posted by ブクログ

茉莉花が大活躍でしたね!!!まぁ茉莉花だけじゃないんだけどさ!!海成の感じもほんと茉莉花と似てて「あ〜〜〜わかる〜〜〜」と思ってしまった(笑) そしてそして、最後の暁月の言葉ね…!ライバル登場じゃないの珀陽さん!!! 次も楽しみ!

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2023年02月02日

購入済み

茉莉花、

けっぱる!

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2022年10月18日

購入済み

本領発揮?

茉莉花の活躍が明らかになって行く過程がワクワクする。今回は成功するのかハラハラも楽しめた。続きを読むのが楽しみ。

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2022年02月28日

購入済み

良い!

この巻でも茉莉花の有用性が発揮されていてとても良いです!!!
海成さんとの関係性も持ちつ持たれつみたいで良かったかです!

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2022年01月26日

購入済み

ハマる

王道のシンデレラストーリーが好きな人はハマってしまうと思います。
どんどん読み進められて時間を忘れて読み続けてしまいます。
才能はあるけど上手くいかせない茉莉花の成長を応援したくなる。

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

茉利花の出世物語3巻目。

いやあ、巻を重ねる毎にどんどん面白くなっていくなあ。
とても面白かった。

今巻はいきなり隣国の政を一人で立て直せという無茶ぶりにそれでも怯まずに向かっていく茉利花。
そこには初めの頃の後ろ向きで逃げ腰な彼女はもう居なくて、それどころか人を導こうとする意志まで見せる。
女はこれまでの経験から学んでずいぶん成長しているんだなあ。
そこが気持ちいい。

でも今巻の真のヒロインは赤の皇后陛下だ。
あの幼さで実に賢く献身的で、その覚悟と言動に胸がなんども熱くなった。

ラストでなんだか不穏な動き。
茉利花は無事に国に帰ことが出来るのか?
次巻も楽しみ。

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2021年05月01日

購入済み

ヒロイン奮闘の巻です

命懸けの任務に挑み、新たな相棒と一緒に頑張って、、、その新キャラ海成がわりと私は好きになりました。今後の絡みに期待大です。

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2021年01月18日

購入済み

さいこう!

一気に買って読んでしまった!とても好きな作品です。茉莉花ちゃんが優秀でとてもいい子なのでこちらもスッキリとした気持ちで読んでいます。頑張れ茉莉花ちゃん^_^

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2020年12月17日

koa

ネタバレ 購入済み

茉莉花の成長が素晴らしい

赤の皇帝の元に1人で派遣された茉莉花ですが、他国の皇宮で勝手もわからないまま官吏のまとめや指導を任せられるという無茶振りに応えます。

16歳の新米官吏になんて重いものを負わせるのかと驚きますが、茉莉花の控え目ながらもずば抜けた記憶力と気遣い溢れる差配で何とか乗り切ります。

他国の内線を起こさせないために命をかける強さを持つ主人公が格好良かったです。

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2022年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新人文官研修が終わった茉莉花の赴任先は紆余曲折あって、暁月が皇帝をしている赤奏国。国の建て直しと敵軍との和平交渉を任され、色々と最低限すら整わない中で奮闘する。今回は珀陽はほんとに存在感は薄く、ひたすら赤奏国でのお話だったので、ああこれは暁月と莉杏のスピンオフができるよなぁと納得した。茉莉花の預かり知らぬところで、暁月が茉莉花を引き抜こうと、文官海成との結婚話が持ち上がるところで終了。前の巻の終わりで、珀陽が茉莉花に結婚話をふっている場面もあったので、また大変なことに巻き込まれそうだなぁと次の巻も楽しみな感じ。

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2021年04月03日

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