【感想・ネタバレ】神様の御用人4のレビュー

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ネタバレ

長編、姉弟の話で神様と今生きる人たちがリンクしていて面白かった。謎解き要素も相まって早く続きが読みたくなった。

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2022年01月06日

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 前回までの短編中心の構成と一味変わり、今回は一冊丸ごと一つの御用にかかわる長編となっている!その分登場人物の複雑であり、読み応えがある。
 今までのお話も単に頼み事を聞くのではなく、その裏にある神様の心情や本当の願いを解きほぐしていく推理小説のような展開が多かったが、今回はそれが特に強く、歴史ロマンミステリーめいたお話だ。様々な神や人間、かつて登場し再登場したオオクニヌシ達含め、の思惑や願いが錯綜し、事態は思いがけない衝撃の真実に繋がってくのが面白い。
 かつて御用人を断った青年と自分の記憶を知りたい神、次々に明かされる真実に二転三転する真相に秘められたそれぞれの姉弟の絆の行方も勿論だが、家族、そしてそのまま忘れられてしまうようなあるいは既に忘れられてしまった太古の時代の繋がりのある人々の記憶と絆を受け継いでいこうと言う、神様と人間の関係性の一面を表すようなテーマがこのタイミングで描かれているのも印象的だ。

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2024年02月28日

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ネタバレ

感想
今回は一冊丸ごとで御用人昇格試験に挑む良彦。良彦も難しい御用に対して納得いくまで取り組むなど一皮剥けた印象。

相手のことを考え、寄り添う心は現代において失われつつあるのかもしれない。御用とはそういうことを思い出すためにやることなのかも。自分には足りてない部分と痛切に感じた。

あらすじ
紀井国造の天道根命から、夢に出てきた簪(かんざし)をした女性を探して欲しいと頼まれる。簪の女性を探している中、昔の野球仲間の大野と出会い、大野の実家が神社で、探していた簪の女性と関係がありそうだと分かる。天道根命に伝えたところ、簪を神社に返すことになったが、良彦は納得せず御用について調べ直す。奇しくもこの御用は、良彦の御用代理人から御用人への昇格試験だった。

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2023年10月19日

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1冊を通して一柱の御用を聞く長編。
姉弟、兄弟がテーマかな。血がつながっているというだけで、お互いを思い合える兄弟姉妹っていいね。
重い話のなか、黄金様がだんだんとお笑い(癒し?)担当になってきているような気がする。

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2023年02月17日

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ネタバレ

御用人シリーズ第4弾。今回は初めての長編。天道根命(あめのみちねのみこと)が思い出せなかった怖くてたまらない過去は、天道根命にとって後悔と寂しさを改めて思い知ることだった。良彦が出した答えは事実だけでなく、相手に共感し、思いやりをもって解決する方法でとても心が温かくなった。困っている人をほっておけない良彦が本採用決定はあたりまえだ。力を取り戻した天道根命は名草戸畔(なぐさとべ)の子孫に影響を与えてくれそうだし。大団円。長編なかなかよかった。

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2019年05月30日

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浅葉なつさんの御用人シリーズの第4巻です。
もう8巻までは出てるのですが、そこはじっくりと楽しみながら読むのが好きなので、ぼちぼちと..

神様も困ってることがあるんです。神様を敬う者が減ったため、その信仰心を糧としていた神様の力が弱り、自分自身では些細なことも出来なくなってしまった神様の御用を、フリーターの 「良彦」 が解決していくと言うお話しです。

今回は短編物ではなく、最後まで繋がった長編歴史ミステリーのような展開で、謎解きが面白くいつもと違う感覚で楽しませていただきました。

普段は協力してくれる狐神 「黄金」 も、今回は意味ありげにほとんど助けてはくれなくて、良彦が自らの力で謎だった史実を繋げて行くところについつい惹き込まれワクワク感も。最後に心配だったことも、ホッとする展開で良かった。

謎だった和歌山の名草戸畔という女王と弟君天道根命の歴史。 古事記と日本書紀、古事記には記されてなくて、日本書紀の方にしか記されてないらしくて読み比べて見るのも面白そう。

おまけで載ってた 「穂乃香の事情」 では彼女達のドタバタが微笑ましかったです。

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2019年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今度は長編で読み応えありました!
大河ファンタジーみたいな感じで良かった。

代理がとれて正式な御用人になったことだし、続きが楽しみです。

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2017年07月20日

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