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御用人シリーズもだいぶ読み進めて遂に八巻!今回はポテポテとした可愛らしい動物たちの出番が多く、癒し的な巻であった。とくに金長タヌキの回に出てくるタヌキたちはアホっぽくも可愛らしくフワフワでとても良かった。
前回が強烈な印象を残す長編であったので、シリーズ本来の味を思い出すような印象で読み進めた。クエピコの巻で神と多くの人々の営みとのつながりを示しつつ、金長タヌキでは神と人との間に交わされた約束と想いを受け継ぎ今を生きる神を、八幡大神の回ではかつての一人の人との繋がりから人との繋がりが絶えたために見失ってしまった自らの姿を思い起こす神の話をしている。(それぞれの短いながらも沢山想いが込められた神から人へ、人から神へのメッセージが本当に心を打つ)これはこのシリーズで神が直面している人からもたらされた問題とそれでも地上で人と関わり合おうと思う理由という何度も描かれてきたテーマを再確認させられるもので、身近なものへの感謝の思いを引き起こさせてくるようにも感じられる。
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シリーズ第8弾。
今回は様々な動物たちが登場。
シリーズの初めの頃のような暖かくて、ほんわかしたストーリーがとても楽しい。
神様の名前が難しくて、いつしか名前は飛ばして読むようになった罰当たり者の私ですが。
間違いなく面白いです。
オススメ!
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萩原良彦(はぎわらよしひこ),25歳。フリーター。
神様からの御用を聞く御用人となり,アルバイトの合間を縫って,各地を飛び回っています。
方位の吉兆を司る方位神の黄金(こがね)は黄金色の毛をした狐神。スイーツ大好きという可愛らしい面も。
この巻の御用神は三柱。案山子の姿の久延毘古命(くえびこのみこと)。狸の金長大明神(きんちょうだいみょうじん)。束帯姿の男神だが何故か「神」と書かれた紙が顔を隠して貼られている八幡大神(はちまんおおかみ)。
また,今回は神の眷属である梟と蟇(ひきがえる),狸の仲間たち,鳩に猿と,たくさんの動物たちが登場。もふもふ具合に拍車をかけています。
☆
神と人が近く,人からの敬意を多大に受けていた時代から,神様への人の関心が薄れ,神様の力が弱まってきているというのは,これまでの巻にも通して出てきていましたが,この巻でも描かれています。
力が弱まっていたり,口伝の物語を伝える者が減ってしまっていたりするなど,今回の御用神もそれぞれ,少しずつ不安を感じています。
また,もともと仏教と神道とは一緒になって合わせて祀られていたのに,明治時代に神仏分離して,八幡大菩薩だったものが八幡大神となったこと。
それぞれの話で,神と人との関わり方を考えさせられました。
大学に進学した穂乃香ちゃんの話も,ほんの少しだけ。
それから,くろのくろさんの表紙!風景の美しさは言うまでもありませんが,動物たちがめちゃめちゃ可愛いです。
毎号ジンとなります
何度読みかえしてもじわっと涙ぐみます。全国の神社仏閣に呼ばれて伺いますが、この本のおかげで別の感情も湧いてきます。どこにもあざとさがないので毎号安心して没頭できます。
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本作は3本立ですべて大変癒されるお話。良いキャラが多く個人的に非常に楽しめた。まず1つめは久延毘古命、カカシ形の知恵の神様を引退させないという御用。眷属のフクロウの富久と蟇の謡が愛らしい。そこに黄金も混じってホットケーキの件など印象に残る。2つめは徳島の金長たぬきの依頼。四国にはたぬきの伝説がたくさんあるが、その中でも超有名な阿波狸合戦の謎に迫る。去年屋島でたぬきの虜になって帰ってきて、たぬきについて色々と調べてみたが、阿波もいつか行かねばなるまいよ!と思っていたが、こうしてラノベでもでてくるところをみると、いよいよ行かねば、と思わされた。そして3つ目は八幡さま。舞台は宇佐と京都、男山の石清水八幡宮が主な舞台になっているので、私としても思い入れの深い土地でエンジョイできた。なんとなく八幡さまに親しみがでてきましたわ。もっと長編で読みたい。
で、
この巻の最後もモフモフもなんか忘れている、というので終わった。
モヤモヤするからどうにかしてほしい。
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のどかな感じの表紙。自然や動物の眷属も出てくる話。阿波狸合戦、気になる。まずはぽんぽこからか。おまけのちょっとセイシュンな話もよかった。続きが気になる。
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今回はカカシの神様と、祀られたたぬきの神様のお話、自分の顔を失った八幡大明神。
今の世の中で、神様(ここでいう神様とは、日本古来の神様)はどんな役割を持っているのか、考えさせられたけれど、カカシの神様の展開にはなるほど!神様も、変わっていくのですね。
今回の良彦さん、閃き、直感がなかなか冴えてるし、大和屋金長伝の異聞を細かく調べたり、絵を求めたりして答えにたどり着くあたり、なかなかの活躍でした。(絵の方は孝太郎くんの方が活躍したかも)今回は黄金の助けもあまり必要としなかったし。黄金には別の話がありそうでそれも楽しみ。穂乃香ちゃんがらみで、あの破天荒な神様に振り回されるところは相変わらずの良彦くんでした。
神様の御用大好き!
待ちに待った8巻!案山子の神様と眷属と黄金様が良彦が焼くホットケーキを食べる辺りは想像して笑ってしまいました。人と狸が身近だった頃、人の心の温かさや粋な物語があった事。神様も仏様もどちらも人を思い、人を救うために存在して、人も神様仏様を大切にしていかなければいけないと感じました。どの話も最初は笑い、最後は涙してしまいますが、読み終わった後は気持ちが清々しくなり、清められたような気持ちになります。有難うございました!
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私の好きな本で案山子が未来のことやなんでも知っているという設定があるのですが、まさか日本の神様のクエビノミコトから思いついたんじゃないか?!と気づいた時に興奮しました!大好きな本が大好きな本と直接的な関係はないにしろ同じ神様が出てくるのは面白いなーと思いました。
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表紙のとおり、動物がいっぱい登場。みんな愛らしい。
狸の金長大明神の話は、涙うるうるで良かった。
今回は穂乃香の登場が少なめで、進展しそうで進展しない(笑)
このまま曖昧なままで終わっちゃう可能性もある???
良彦の成長具合もとっても良く、神社めぐり、したいな~って思いました!!
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今回登場したのは八幡様以外は全く知らない神様でしたが、御用人への依頼内容と解決策の発想が素晴らしかったです。
石清水八幡宮には小学生の時以来行った記憶がないなあ。確かに往年の栄華を感じさせる雰囲気は全くなかったけれど、その理由が神仏分離のせいだとは知らなかった。歴史と伝統が受け継がれないって、とても残念なことだと思います。
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前作が長編で大物だったこともあり、少しパワーダウンかな。これはこれで刺激もあり、話の流れから調べてみたら、ご近所の神社が意外と古い歴史のあるもので、大国主神が祀られてることを知ったり、良かったこともありました。
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今回は3柱出てきました。どの神様も興味深かったです。最初、神様の回想から入って状況がわからない時に眠くなるとすごく進まないシリーズなのですが、ちょっと読む進むと、難しいテーマを扱ってるのに面白く読めていけるのがいつもながら感心させられながら楽しんでます。話に動物たくさんでできて、表紙の意味が読みながら分かっていくのも良かったです。最後のオマケ話みたいのが内容にも反映されて欲しいような、そっち方面の話じゃないから、そればかり進んじゃいけないよね。
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今回はもふもふ話で、全体的にほっこりする話でした。黄金が今回出番が少なく、パンケーキを食べていたイメージしかありません。(いつも通りかもしれませんが)一番好きな話としては、八幡大神の話かと思います。孝太郎久しぶりに出た気がしたので。
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狸の金長の話めちゃかわでじんわり。そして最後にふふって幸せになった。とても好き。
いつも神様たちの想いに、移り変わりゆく切なさと、それでもたしかにある縁の煌めきを感じる。
黄金……!!
続刊、楽しみ。いつまでも見ていたいなぁ。
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2020/8/29
久しぶり。
忘れてた。
ほのぼのとしていいです。
彼女が全然出てこなくて進展もしなかった。
てかまだ彼女じゃなかったのね。
狸の話は涙出た。電車で…
御用人、電車代かかって大変やな。
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連作短編3編とおまけがついている。今回はいつもよりモフモフしていてかわいかった。自分が行ったことのある神社だと光景が目に浮かんで楽しい。
2020/3/12
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御用人シリーズ第8弾。久延毘古命(くえびこのみこと)案山子に田植えをさせて感情を思い出させるとは御用人の成長を感じた。阿波狸合戦はアニメの中の話だけだと思っていたらいろんな口頭伝承があるということなんだ。大和屋金長伝の最後に金長に呼びかける言葉にはぐっときた。狸も金長大明神という神様。八百万神の日本国らしい。明治に入って神仏分離があって八幡菩薩が八幡大神になったことも知らなかった。八幡さんが日本の神社の半分で祀られていることも。世は替るといえども、神は替らず。我替るといえども、祈り替らず。栄俊が心穏やかなもので満たされた晩年でよかった。
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神様の御用人シリーズも8まできました。最初は、読みやすさで食いついたのだけど、今回はよく行く社のお話で、ビックリ!そして、益々神様に興味が、湧いてきて、読み直して参拝したい。
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タヌキきたー!今年、徳島を旅した時に気になった「阿波狸合戦」。結局所縁の場所には行けずだったけど、その伝承にまつわる物語が出てきて嬉しくなりつつ、やはり行けばよかったなとちょっと残念な気持ちに。
今回はその他、久延毘古命と、みんなご存知八幡大神の物語。神様ゆえに不自由、神様ゆえにままならない、そんなもどかしさを解決していく御用人の活躍は、ある程度型にはまりつつも、やはり各々の神話を膨らませているから物語性が高く、オムニバスでここまで巻を重ねても飽きずに楽しめる。
続巻では大きな構成にも進展があるといいな。
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今巻はタヌキとフクロウとカエルと猿の動物回(笑)
もちろん食いしん坊のキツネ様もいる。
いやまあ主役になったのはタヌキだけなんだけど。
前回の引きから、今巻は黄金の話になるのかなと思ってたんだけど、それはまだ持ち越しだった。
この辺りスサノオの時みたいな焦らし作戦だよなあ(笑)
物語的には阿波狸合戦のお話がいろいろと力作で面白かった。
過去と現代との対比。
現実と創作、そして伝える者の想い。
なんというか、がっつりと読めた気がして満足。
そしてラストで登場の穂乃香ちゃん。
いよいよその感情に名前を付けるときが来たのかな。
良彦の方はまだまだ自覚ないけど、むしろ穂乃香ちゃんに頑張ってもらって良彦に気づかせてやって欲しい。
それにしても、BOZE in Barはどこかにあって欲しいなあ。
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相変わらず、良彦がいいやつで黄金はかわゆい。
今回は動物巻でもふもふの仲間がいっぱい。
神様の御用人を読むたびに、きちんと感謝しなくちゃなと思うのです。
初詣もちゃんと行こうっと。
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感想
今回は過去と現在の話がミックスされた感じで少しややこしかった。良彦や穂乃香自身に何か進展があるかとも思ったけど、そこもなくちょっと期待ハズレの部分もあった。
あらすじ
知恵の神の案山子が神様を引退したいという話、金長大明神の狸から阿波狸合戦について調べて読み聞かせすること、自分の似顔絵を描いて欲しい八幡大神。
あ
タヌキに語りかける最後の一文や、神様が絵に語りかけるシーンにちょっと感動しました。マンガを読んでるみたいな文書なのでマンガで表情が見たくなりました。
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古狸合戦や八幡さんは何となく知っていたが、案山子の久延毘古命は全く知らなかったのでとても新鮮でした。
出てくる神様がみんな優しいのが嬉しいです。
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前作が大物三柱のガッチリ長編だったが、今作は全編にわたり、梟・カエル・狸・猿と動物満載。
狸の話は、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の元となった話かと思ったが、そうではないらしい。
穂乃香と良彦の関係も今後どうなるのか、シスコンの怜司も絡んで楽しみ。
また一休み?
前回が三貴神の大作からの、ラストに黄金の本当の御用発動フラグっぽい描写だったので、今回期待していたのですが。またまた、ほのぼの短編集でした。
切り口はそれぞれ、ちょっと変わってて面白いと言えば面白かったかな。ドカーンとは来ないけど…
次こそ。
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神様に親しみを感じるシリーズ(^^)♪良彦も何だかんだ言って神様の御用をこなしている(^-^)v今回もモフモフ度が低かった気がするけれど、狸が登場するし、おまけで良彦と穂乃香の甘酸っぱい話も読めたから良しとしよう(^^;)前回から期待しているモフモフ様メインの話は次回なのか?(゜゜;)