アサダニッキさんは個人的に猛プッシュ中の漫画家です。島根出身で、登場人物の名前がすべて島根の地名という、郷土愛に溢れた方でもあります。そんな島根を舞台にした『ナビガトリア』もおすすめですが、今回はこの『青春しょんぼりクラブ』をご紹介!
好きになった男子が100%目の前で彼女を作るという“当て馬体質”な主人公「にま」と、女装男子な隠岐島先輩・イケメンだけどアニオタな簸川先輩・他人の恋愛を観察する依ちゃんという、少々残念要素が漂うメンツを中心に、それぞれの恋を見守ったり奮闘したりと「3歩進んで2歩下がる」的展開を繰り広げます。そのやきもき具合がもどかしく残念で、でも可愛い!恋愛そのものより、友情に対してホロリとさせられる場面も多いです。
大笑いではなく、ちょっとクスッとしてしまうギャグの畳み掛け方や、悪だくみをする生徒も結局はいい子!という設定は、作者があるインタビューで「三谷幸喜作品の影響」と話していた通り、彼の脚本を彷彿とさせる独特のリズムがあり、一度ハマると病みつきに!普段少女マンガを読まない男性にもおすすめです。
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Posted by ブクログ
久々の隠岐島女装多め巻です~(*^^* で、日御崎さんの案件がめっちゃdeep やったら… とビビったぜよ
んで、手芸部長めっさ可愛いかった!
Posted by ブクログ
ますます隠岐島先輩がずるくなっている!ずるいキャラ好きの私としてはもう加速するばかりです。私にとってもにまちゃんはこわいです。真っ直ぐすぎて。そういう部分に好きになる人と嫌いになる人はやっぱりいるよなーと思います。
Posted by ブクログ
なんとなく思ってたけど、セリ氏はやはりそういう人だったか。ただ、中学時代のキャラは意外。
巻末の外伝では、読み進めていくうちに作品開始当初から準レギュラーとして、ずっと存在感を誇示しているものの、なぜかこれまで名前が不明だったあの人の本名と過去が明かされ、ええええ!!!?そうだったの!?となること請け合い。
それにしても音痴の視覚表現として「ボエェェー」を開発した藤子不二雄先生の偉業よ。
セリ先輩編のテーマが予想以上にディープで、読むのに胆力がいりました。今までの話題が、学生らしいテーマで登場人物の心の機微を描いていたので、その落差にちょっとだけビックリしました。