「シグルイ」とは、武士道を体現した「葉隠」に記された一節“武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの”に由来している。
同作品を単なる時代劇マンガと思って読んだら、思わぬショックを受けてしまうほど衝撃的でエキセントリックな作品。「虎眼流」という流派を中心に、二人の主人公「藤木源之助」と「伊良子清玄」の戦いと生きざまを描いている。
登場人物は皆、個性的で剣の道を一心不に追求する姿は非常にストイック。ページをめくるたびに何とも言えない狂気が漂い、セリフの独特な言い回しや画面構成は、板垣恵介の『バキ』を想起させる。そして、命をかけた真剣勝負のシーンは圧巻の迫力!
感情タグBEST3
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相喰む双龍の流す血潮に受胎する決戦場。名のみ聞いて見たことのない幻の怪物が混淆に歪む悲鳴の中で産み落とされる。決して見てはならぬ者が逃げられぬ者の骨を砕く。人の心、誰が奪いしか? こは、武士道に非ず! 残酷無惨時代絵巻、惨禍の第9巻!!
藤木源之助vs伊良子清玄のライバルバトル、壮絶な決着。
だが、助太刀の牛股権左衛門が、伊良子の助太刀を大量虐殺。
「腸を巻くのをやめさせい」
牛股権左衛門の剣に賭けた狂気に満ちた半生が、明らかに。
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なんか、もう集団いじめですよねぇ。
源之助、弱いよねぇ。どう考えても、師匠や兄弟子の方が強そう。
跡継ぎというのがなければ、とっくに清玄に何回かやられてないか?
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こんこう混淆に歪む悲鳴の中で 修飾 こんはい困憊した精神状況 平衡感覚 込み上げる喜悦を悟られぬよう 助太刀の資格は十二分! 勢い大盤石を覆すが如し 牛鬼 赤縄 ふく 猪とは立ち会わぬ 豆粒 胸の高鳴り忠弟 延々と切返し 看破 神秘 太平広記 素手による去勢を決行 修羅 癇癖を宥め撒き餌の如く 菩薩の石田 蟷螂を思わせる醜女 蝦蟇は知っていた餌に出くわした獣は決して唸ることなく穏やかな目をすることを 言語道断の仕儀! やや稚児 なにとぞ何卒 許婚を斬ったのは牛股… 純潔を奪われている 月岡雪之助なる剣士 子守唄 飛騨の山里に匿われた 暴虐の嵐!