「シグルイ」とは、武士道を体現した「葉隠」に記された一節“武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの”に由来している。
同作品を単なる時代劇マンガと思って読んだら、思わぬショックを受けてしまうほど衝撃的でエキセントリックな作品。「虎眼流」という流派を中心に、二人の主人公「藤木源之助」と「伊良子清玄」の戦いと生きざまを描いている。
登場人物は皆、個性的で剣の道を一心不に追求する姿は非常にストイック。ページをめくるたびに何とも言えない狂気が漂い、セリフの独特な言い回しや画面構成は、板垣恵介の『バキ』を想起させる。そして、命をかけた真剣勝負のシーンは圧巻の迫力!
感情タグBEST3
面白かった。
こんなに刀同士の戦いをワクワクハラハラ見れるの初めてかもしれない。
ちょうどいい外連味とリアルさ、かっこよさがたまらない。
仕置きという名の宴が始まる
この巻は最高に面白い。
ハッタリの効いたセリフに、外連味溢れるしかし説得力のあるアクション、心理描写にも引き込まれる。
卑近な過ちが凄惨な災禍を招くというのも描き方が見事であるので陳腐な感じはしない。
次巻を読むのが楽しみだ。
圧巻
やはり圧倒的な迫力。
個人的には
ファンタジーやSFの要素がないこの作品が
一番著者の画力が素直に楽しめると思います。
Posted by ブクログ
「その場所」で伊良子を待つものは何? 髪をしめらす血の霧か? それとも呪いの吠え声か? 今、仕置きという名の宴がはじまる…!!
いくとの密通が虎眼に見つかって、伊良子清玄を虎眼流の秘伝を伝授するという名目で呼び出し、仕置きをする。
虎眼の仕置き、恐ろし過ぎる。
次回から、復讐編に突入する3巻。
個人的には3巻まで読んで、主要人物の輪郭がようやく掴めて来た感じです。
ここから藤木にも感情移入出来るようになるのかな?
無料になってたので読んでみた程度の興味でしたが、続きも気になって来てしまっています。
Posted by ブクログ
不退転の血戦 双竜 天賦の剣才 栄達を夢見る 異常なる鍛錬 より優れた「種」 妄執に囚われ 跡目 今や三重の純情思慕をも手中に収め、伊良子は甘美な順風に酔いさらに膨らむおのが野望に身を焦がすばかり。 不義密通が発覚 憤怒の炎が渦巻き いくの乳首を噛み食す牛股権左衛門 真珠のように白い胸椎 瞬またたき 野心がモルヒネのように激痛を麻痺させているのだ 猫科動物が爪を立てるが如き異様な掴み 藤木…お前は這え俺は翔ぶ 罌粟の実よりこしらえし妙薬… 春の淡雪の如く 悪根を焼き断つ 太閤殿下の御指もその方と同じ数であるぞ汝はそれを見苦しいと申すか 柳生宗矩 慟哭 終焉 新たな怪物の産声… この日生まれ出でた怪物は二匹いや三… 知のテクノクラート(行政官・高級官僚) 危険な遺伝子 深く真っ赤な知の色
Posted by ブクログ
相変わらずふんどし一丁の男が汗まみれになってる表紙で、ちょっと引くんだけど、、、内容は面白いので原作の方(南條範夫の時代小説『駿河城御前試合』)も気になってくる。長らく絶版だったのがシグルイの発表後、人気が高まり、復刊ドットコムで復刊したらしい。