【感想・ネタバレ】化学探偵Mr.キュリー10のレビュー

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四宮市と姉妹都市協定を結ぶマイセン王国。この国の王子が四宮大学へ視察に訪れ、しばらくの間沖野の研究室で研究を行うことに。一方で舞衣は、講義に出席せず、怪しい植物栽培に力を入れている学生の対応を行うことに。本シリーズ2作目の長編物語。

過去作には無い形の波乱の展開で、化学要素は少なめでしたが、安定した面白さでサクサクと読めました。次作も楽しみです。

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2021年08月22日

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四宮を訪れた小国の王子が、良くも悪くも舞依や沖野のかき回すお話。王子はとても好感の持てるキャラですが、王族なりの強引さというか、目的に真っすぐなところがあり、その影響力もあって周囲を巻き込みますね。
最終的に雨降って地固まるという感じ。

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2023年06月14日

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ネタバレ

このシリーズ、短編の中に時々長編が現れてくるんだけども、化学を重視すればするほど、化学の説明が長くなってしまい、どうもミステリー感が薄れる感覚があったんだけども、今回はそうした違和感はなく、プロットがうまくハマったって感じ。

ミステリー部分でドンデン返しらしいドンデン返しはなかったけども、氷室氏がちょっと周りに対する理解を深めたりとキャラの成長?変化は順調に進んでいるし、ここらの紆余曲折はどうなるだろうか。

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2023年03月26日

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ネタバレ

沖野先生にとっても舞衣にとっても試練となった10巻。
試練というか、今後の展望を考えざるをえない展開となったというか。
急に大きな選択肢を目の前に用意されてしまった二人。
沖野先生は今の大学に留まるか、海外の研究員となるか。
舞衣はプロポーズを受け入れるか、入れないか。
どちらも、架空の外国の話が絡むので、想定よりグローバルな選択なのがまた。

そんな中でも、トラブルは舞い込むもので。
ただ今回は単発のトラブルが複数でという話ではなく、ある大きなトラブルとそれに関わる枝葉の話になるので、長編の作りとなっている。
何しろ今回のゲストキャラが前述の外国の王子なので、細々したトラブル解決をしている場合ではない。
ゲスト対応だけでも大変なのである。
舞衣のプロポーズもこの人に関わる話になるので。

ただプロポーズの件は、真相が分かってみると……うおおい、王子!とツッコミをいれたくなった。
彼がヘタレだったばかりに、舞衣はいらぬ苦労をする羽目に。
護衛の人もね。
気の毒に。

ただ彼が「触媒」という言葉を用いたとおり、今回の一件は沖野先生や舞衣にとっても現状を打破する「触媒」になった模様。
お蔭で沖野先生はストーカー(!?)にようやく本音を言えたし、具体的な目標も見えた。
舞衣も多少は落ち着いたかなと思うし。
今回、彼女は大人な対応も多かった。
何より、やっと二人でランチできたし。
この変化が今後どう影響してくるのか。
続きが楽しみである。

後、個人的興奮ポイントはMS/MSが出てきたところ。
うちの職場にはMS/MSないので羨ましくてつい「MS/MSキター!」と興奮してしまった(GC/MS、LC/MSにはお世話になっております)

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2022年02月13日

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二人の関係性はあまり進展しないようで、国島さんのヤキモキした感じが読者を代弁しているかのようです。

お互いがお互いを大事に思っているのとは別に、大切なことは自分でとことん考える似た者同士だなぁと思います。いい意味で麻衣に影響を受け、沖野先生がどんどん魅力的になってきています。

化学ミステリーとしては少し物足りなさがありますが、視野の狭い「学生」&「王子の護衛」に真摯に向き合う様子はとてもよかったです。

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2021年09月23日

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麻衣も沖野センセも、お互いを大事に思いつつ、優先順位は全く見失わない。でも二人を見てるとそういう関係もいいなぁと思うのです。
入江くんはきっと立派な大人になるよ。

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2021年08月08日

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ネタバレ

 毎回沖野と舞衣の微妙な関係がヤキモキですが、どんどん舞衣の成長が著しく、誇りを持って庶務課の仕事をこなしているのは良い傾向ですね。

 そして、沖野にビッグチャンスが訪れるも、沖野らしき断りの仕方が格好良いです。舞衣の事も気にはなるんだろうけど、そこら辺そろそろ距離を縮めて欲しい所です。

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2021年07月14日

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シリーズ物の10? まあいいかと読んでみる
沖野センセイはまだよくわからない人だけど、七瀬さんのはっきりしてる所が好きです。仕事の意義について構えすぎてる感じは少しあるけどね。

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2021年06月12日

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シリーズ第十弾。シリーズ2回目の長編になります。

マイセン王国の王子が四宮大学に視察にやってきて、
視察後も四宮に残り、沖野の元で研究をする事に。
その対応だけでも大変なのに、王子の母親が残した
言葉の秘密の調査に加え、庶務課に持ち込まれた
学生の問題が逮捕歴のある男のに繋がり、更には
それが国島と沖野の昔の同級生で・・・

同時進行で進むドタバタの中で、沖野と舞衣は、
それぞれに重要な選択を突き付けられるが・・・

王子の密かな目的には、!?ハアァァ(゚〇゚ ;)ァァアア!?と
突っ込みたくなったけれど、沖野と舞衣にとっては
いいきっかけになったような気がします。
前向きに突き進む舞衣も大好きだけど
分析オタクな国島さんも大好きで、登場すると
ついワクワクしてしまいます。

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2022年07月17日

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マイセン王国の王子が四宮大学へ視察にやって来る。我らのクイーン・オブお節介の七瀬舞衣がお世話するのは当然で、Mr.キュリーこと沖野春彦の研究室で、王子は化学実験をやることになる。一方、大学に出てこなくなった学生が、大麻所持で捕まった前歴がある男の協力をしていることが分かる。どちらにも舞衣は全力で関わっていく。
この二つのことが関連してくると思っていたが、別にそうではなかった。残念。マイセン国の王子の秘められた目的も、ちょっとなあと思ってしまった。読み物としては面白い。

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2022年02月01日

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姉妹都市協定を結ぶマイセン王国の王子が、四宮大学へ視察にやってきた。実はこれには、隠された目的が……。一方、舞衣の元には研究施設を無断使用した学生の情報が入る。調査するとこの学生は、過去に大麻所持で逮捕された沖野の元同級生の手伝いをしていたとわかり……?

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2021年11月07日

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マイセン王国の王子が四宮大学にやって来て、謎解きをする話。

いつもの通り、楽しい。すらすら読める。

舞衣と沖野の仲も進展するのか、しないのか。
この二人の間にも触媒がいるんじゃないかな。

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2021年09月30日

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ネタバレ

推理の余地はほぼなく、真相に必要なデータは外部から提供という形で、今回はミステリ風味は薄い。マイセン王国の王子を触媒にして、舞衣と沖野の関係が少し変わるかな、という恋愛テーマの巻。

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2021年07月15日

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ネタバレ

王子が来日。何事!?と思った。王子の研究から始まり、スカウト、求婚と振り回されながら同時に進行する入江と袖崎の問題。なんだかんだ、舞衣のポジティブなところにみんなが影響を受けていて良い方向に進んでいくことに好感が持てる。個人的に、国島が出てくる場面は特に読んでいて楽しいのでもっと出てほしい。

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2021年06月06日

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このシリーズも遂に10冊目。今回は化学で謎を解く要素はそのままに、より人間模様がフォーカスされてて沖野と舞衣の仲も深まってるの感じた。
化学詳しくなくても読める化学小説でおすすめ。

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2021年06月03日

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