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5話の短編集。テンポよくストーリーが進みます。
庶務課の新米で、『モラル向上委員会』に任命された七瀬舞衣と、通称Mr.キュリーこと理学部化学科の沖野春彦准教授が、大学のモラルを守るため(?)、化学の知識で謎や事件を解決していきます。
ライトな理系ミステリといったところかな。笑
2人の掛け合いや周囲のキャラもコミカルで面白かったです。(思わず声を出して笑ってしまいました。)
シリーズ続編も楽しみたいです。
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化学の准教授と庶務課のお姉さんが、身の回りの事件を解決していく短編集。
化学といっても、硫酸ドロドロみたいなグロいのではないので安心です。マニアックすぎず、文章がカジュアルで読みやすいので話がスンナリ入ってくる。ボリュームもちょうどいい。
埋蔵金の話と人体発火の話が特におもしろかった。続編も読みたい。
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短編になっていて読みやすくてナイス。中でも同棲の話が良かった。シリーズになっているようなので、今後の2人の関係が楽しみです。まだ、最終話読んでないけどね。
最終話読んだ。なかなかほのぼのしていて良い結末。面白い。
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最後の話で指紋採取の方法、ニンヒドリンを用いると言っていたのだけれど、ニンヒドリン反応が頭に思い出されて調べてみるとニンヒドリン反応の反応式がその話の初めにプリントされていたのでヒントがあったんだなと思いました。
反応式を見ると研究?勉強したいなって思います笑
話は軽い感じで進んでいってドキドキは余りありませんがスっと読めます。
庶務課の人の行動力が凄いなって思います。
シリーズ物なので次作品も読んでみたいと思います。
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Mr.キュリーシリーズ第1巻
大学の庶務課として就職した七瀬舞衣。
仕事を始めて早々、校内を掘り返すという事件が発生する。
事件解決のために、モラル向上委員に任命された沖野春彦准教授を訪ねた。
沖野は、任命されたことを良しとは思っていないようだが、
しぶしぶ引き受けて、舞衣と一緒に、事件解決に尽力する。
舞衣の周りで事件が発生し、解決に尽力する傍ら、
解決が困難となり、化学に長けた沖野に協力を仰ぐ、連作短編集。
理系ミステリーということですが、
かなりラフなかんじで、
理系をあまり意識せず読めました。
どちらかと言えば、ミステリーと言っても、
エンタメ寄りで、ミステリー不慣れな人や、
ラフに読みたいって人にオススメ。
タイトルのMr.キュリーの意味は早めにわかりますが、
七瀬舞衣の上司である、猫柳のウィキペディアの編集が趣味という
ところと、それに伴う情報網が謎であり少し怖いですね(笑)
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ガリレオ、というよりは、蛇蔵さんのマンガ「決してマネしないでください。」寄りかな。。
短編集で読みやすいし、おどろおどろしい殺人!が起きるわけではないので、安心して?楽しむことができます。
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喜多喜久さんの本は初読み。
楽しく、気軽に読める作品でした。
明るく好奇心旺盛な七瀬舞衣と、最初は少し冷たい印象だったのに意外と親しみやすいキャラクターの持ち主だった沖野春彦准教授とのコンビも結構好きです。
シリーズ2作目も読んでみようと思います。
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とりあえず1冊買ってみた。わりかし有名な化学ネタをちょっとギャグっぽく、ちょっと恋愛ものっぽく書いた感じ。化学好きならまぁ楽しいんじゃないかと思う。
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推理小説の謎のネタがしっかりとした化学だった。筆者が化学を専門家であることが文章の隅々から伝わってきた。私自身も化学で飯を食う身であることもあり、次の小ネタはどれを?と楽しみに読むことができた。
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この手の本は専門の知識がない人間にはさっぱり分からないのを良い事に、後出しじゃんけんみたいなオチが付く事も多いけど、本作は科学の知識も多用しつつ、専門外の人間が読んでも納得出来る感じが良かった。
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読書録「科学探偵Mr.キュリー」4
著者 喜多喜久
出版 中央公論新社
p90より引用
“「菓子として売っているならともかく、治
療効果を謳っている以上は、詐欺と断ぜざる
を得ない。効くわけがないんだからな。ただ、
信奉者は世界中に存在する。日本より、欧米
の方が人気が高い。向こうでは信じる人間が
あまりに多すぎて、ホメオパシーを排除でき
ないところまで来ているらしい」”
目次より抜粋引用
“化学探偵と埋蔵金の暗号
化学探偵と奇跡の治療法
化学探偵と人体発火の秘密
化学探偵と悩める恋人たち
化学探偵と冤罪の顛末”
優秀な科学者と大学職員を主人公とした、
短編連作ミステリ。
学会での発表を間近にひかえ、その準備に手を焼く男子学生。追加実験の結果は芳しくなく、徒労を愚痴りながら外に出ると…。
(化学探偵と埋蔵金の暗号より)
上記の引用は、ホメオパシーについての主
人公の一人の台詞。
人にとって都合が良いばかり、良すぎること
については、疑ってかかる慎重さを忘れない
ようにしたいものです。
人の死なない、穏やかなミステリ。短編連
作で読みやすく、化学とミステリトリックの
かみ合わせも面白く描かれています。漫画家
されても面白い作品になるように思われます。
と思っていたら、とっくに漫画家されている
ようですね。
ーーーーー
Posted by ブクログ
2020/10/26
初めましての人。
次も読もうと思える内容だったのでありがたい。
次読むものができるからね。
探偵役が常識人なのが逆に珍しい昨今だなと思った。
でも変人が好きなんでもうちょい弾けていただいてもよくってよ。
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作者は薬学部出身で、元製薬会社の研究者。ということで、舞台は理学部でも、題材のそこかしこに薬学らしさが出ている気がする。
四宮大学の理学部化学科の沖野春彦准教授、通称Mr.キュリーが、庶務課の七瀬舞衣に巻き込まれながら、学内で起こる事件を解決していくストーリー。Mr.キュリーがキュリー夫人に由来しているだなんて、全然気づかなかった。。。
第1話は、埋蔵金の暗号に隠された、研究の捏造の話。第2話は、ホメオパシーと不法な治験(というか人体実験)の話。第3話は研究成果に絡んだ人体発火。第4話はエイズと恋人。第5話は捏造動画への対応。
後の方になるにつれて事件を化学で解決!という感じが無くなってくるのが気にはなるけど、かなり続いているシリーズなので、次作意向を楽しみに読みたいと思う。
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一話完結で読みやすい、話が進むにつれ、沖野と七瀬の関係が徐々に変化していくのもgood ストーリーの先が気になって、次々に読みたくなりました。私のような普段、本を読まない人にも勧めたい作品です。
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大学で起こる不思議な事件、事件解決に駆り出された庶務課の七瀬舞衣、解決を助ける科学オタクの沖野准教授・通称Mr.キュリー。
楽しく読める科学推理ものでした。続編があるみたいなので、機会があれば読んでみたいです。
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通称 Mr.キュリーこと、化学オタクの沖野 春彦准教授。
大学庶務課に勤務している新人の七瀬 舞衣。
二人の凸凹コンビが解き明かすのは、化学式の暗号や、人体発火現象、ホメオパシーによるガン細胞の消滅など、など不可思議な現象。
化学の知識で事件を解明する化学探偵の登場。
理系の方は、好きそうな内容ですね。
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最初は七瀬さんの好奇心旺盛でそれを止める気ありません!な性格がどうしても苦手だったんだけど
読み進めていく内に平気になってしまった。
こういった研究の裏側というか現実を見た気がする。
七瀬さんと沖野先生が今後どうなるのか、
美間坂くんともどうなっていくのか気になるところ
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化学ネタを交えた軽めの事件解決物語。
主人公2人の会話のテンポが良く、化学の内容も専門的すぎず、一つ一つの事件も結構あっさり解決するので、サクッと読める。
人物描写や背景、事件解決への道筋がさらっとしていて、クイズの答えを聞いている位に気楽で疲れない本。
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大学の准教授と庶務員が化学の力で様々な事件を解決する話。
短編集になっていたので読みやすかった。
化学に関連したミステリーを読んだことがなかったので、面白いなと思った。
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めちゃめちゃ読みやすかった…。
久々の喜多先生でしたが、やっぱり面白かった。
キャラクターがはっきりしててスルスル読めます。
ドラマになりそうだなぁ。
文系にも優しい程度の化学なので読んでてもしんどくありません。ちょっと恋模様もあるのかな?
続きが楽しみです。
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四宮大学庶務課の新人、七瀬舞衣は新設された「モラル向上委員」のミスターこと、沖野准教授の補佐を受け持つことになる。
三十代半ばの妙に彫りの深い顔で、電信柱のような細身の長身。化学以外に興味のない沖野と組んで、大学内のトラブル対応に乗り出す舞衣だが。
キャンパスのあちこちで掘られる穴の真相。
舞衣の叔父夫妻が巻き込まれた怪しげな乳癌の治療薬。
大学内の懇親会で突然燃え上がった教授の頭の原因は。
同棲を始めた男子大学生の塩対応の恋人の謎。
人気が出始めた中性的歌手、剣也に仕掛けられた冤罪を晴らす方法とは。
初期の頃のガリレオ先生とどうしても重なってしまう。向こうは物理でこちらは化学。
自然発火とか意識したのかなという話もあったりで。
こちらは悪どいものもあるけど、殺人などの凶悪犯罪はなくて、明るく軽く読める。
惚けてるけど、かなり鋭く有能な舞衣と、渋々のような体で親身に対応する沖野のコンビ、これからの2人がどうなるかと気を持たせる最後もニヤニヤして。
散りばめられた化学知識も楽しい。クロロフォルムは瞬時に意識を失わないとか、ホメオパシーについても面白かった。
続きも読んでみようかな。
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化学と言いながらも、難しくなくて読みやすい。
著者が大手製薬会社の研究員なのね。なるほど納得。
舞台は四宮大学。
流れ的には、大学のどこかで事件?が起きていて
庶務課(何でも屋)に相談事が持ち込まれ、新人で
好奇心旺盛な七瀬舞衣がモラル向上委員会のメンバーである
理学部化学科のミスターこと沖野春彦准教授を
巻き込んで事件を解決するというお話。
初回は全5話です。シリーズを追ってみましょ♪
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東野圭吾のガリレオの化学版で劣化版。
キャラもよく似てるけど、パートナーを意識するところがちょっと異なる。
また短編集であり、構成もガリレオの一作目に似ている。
ただやっぱり化学ってなると話の展開がジミになってしまい、「え?それだけ?」でナゾ解決になって物足りない一面がある。
Posted by ブクログ
重厚なミステリーではないが、身近にも起こり得そうな(?)問題を、化学の知識を活用して解決するお話。
化学探偵という割には、思ったより化学知識は出てこない気もするけれど、短編で読みやすいし、作品通して終始ほのぼのした雰囲気なので、箸休めにちょうどいい。
2巻は、また長編を読んで疲れた頃に読もうと思う。
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大学関連の様々な事件を、沖野春彦准教授と庶務課の七瀬舞衣のコンビが解決していく話。
人体発火の秘密が、個人的には好き。
どんどん話数を重ねていくにつれて、面白くなっていった。
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化学好きからミステリ好きまで大満足!
そんな謳い文句に釣られて読んでみましたが、話が進むたびにハマります!
ツンなくせに面倒見がよいMr.キュリーこと沖野春彦准教授と、新卒庶務課仕事に張り切る猪突猛進型女子の七瀬舞衣の迷コンビ爆誕!という感じ。
この沖野センセイのめっちゃツンだけど、最終的に面倒見の良い。そこがとても良いのです!元気いっぱいな舞衣ちゃんももちろん可愛い
Posted by ブクログ
面白かったです!
沖野先生のような無精且つ知的なキャラに、舞衣のような物怖じしない好奇心旺盛な女性のコンビは、定番といえば定番ですがやはり良い!
さて、「化学探偵」と銘打っている訳です。この手の本を手に取るとき、やはり化学の分野が本のどれ程の割合を占めているか気になりますよね。
各話につき「化学について知れたな」等という付加価値を感じる割合は3割です。つい格好つけて割合で表現してしまいましたが、ただの感想です。すみません汗。ただこんな風に科学的な表現を嗜みたくなるような魅力が、物語の読後にはあるとオススメできるでしょう(^^)。
化学をネタにしていると、この手の本を嫌悪する方もいるかと思います。そういう感覚も素敵だと思うので、僕も大切にしています。
見過ごせる見過ごせないは人それぞれですが、僕の「むう」と感じたポイントは1割くらいでした。
まあ、シリーズ化されてるくらい人気な作品のようです。そうした面が丁寧だからこそ、評判なのでしょうね。