恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む力・間の取り方・人脈などの大切さを実感することができます。また、そのためにいろいろと勉強したくなります。100年以上前の話ですが新鮮に感じます。
さらに竜馬以外の登場人物もみな魅力的。若かりし木戸孝允や板垣退助など、日本史の授業に興味がなかった私でも知ってる人物や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎など、様々な人物が登場します。一粒で2度3度とおいしい作品。とにかく出来るだけ若いうちに1度は読んでおきたい作品です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
本当にそこに竜馬や後藤象二郎、西郷がいるかのように表現されているので、時々一瞬そのまま描かれているように錯覚する。それくらい生き生きとしている。
Posted by ブクログ
竜馬がゆくは1巻から5巻までは特にレビューは書いていませんでした。
とても面白く、夢中になって読んでいるので8巻読み終わってから
最後にまとめ的なレビューを書こうと思っていたのですが
この6巻はかの有名な薩長同盟を締結させた部分であり
そこの描写があまりに心に響いたのでレビューを書いています。
竜馬が奔走し締結直前まで進んだ薩長同盟。
最後の最後のところでまだ小さなわだかまりやプライドで
なかなか決断しない薩長それぞれの代表に対して
竜馬が放つ叫びに心震わされました。
そしてようやく薩長同盟が成った夜の寺田屋での襲撃事件。
あまりに怒涛な展開で時間の経つのも忘れて読み耽ってしまいました。
Posted by ブクログ
p.180
熟慮をこのみ、考えぬいたあげくなにも行動しない
盛り上がってきました。
桂小五郎のネガティブなところが、一周まわって好きです。
Posted by ブクログ
2018/9 6冊目(2018年通算132冊目)。巻の内容は薩長同盟の成立に池田屋事件など。これを読む前に同じ作者の高杉晋作の話は読んだはずなのだけど、内容が思い出せない…。それにしても、西郷と桂、どちらも優柔不断過ぎる。龍馬が一喝しなければ薩長同盟も決まらなかったのではないかと思う。さて、話も佳境にはいってきて、大政奉還までどう進んでいくのか読むのが楽しみだ。感想はこんなところです。
Posted by ブクログ
これまでの話の中で薩摩と長州は互いに力を持った藩でありながら、相容れず憎悪し合う姿が幾度となく描かれてきた。しかし幕府を倒すためには、薩摩と長州が力を合わせる必要がある、奔走する竜馬によりついに薩長同盟が成立する。まさに竜馬の一世一代の偉業が成し遂げられたのである。竜馬の一貫して冷静で常に機を見ながら行動する姿には今までも感心してきたが、薩長同盟の一説にあたってはビジネスマンとしての直接的な学びも非常に大きかった。竜馬の巧みな交渉術、それぞれの立場を踏まえた上で目標を指し示し同じゴールに向かわせようとする力。互いの長所と短所を補完し合ってより良い強いチームを作ろうという考え方。感情で惹き付けながら論理も通す絶妙なバランス。竜馬が現代に生きたとしても必ず大事を成し遂げる男だったのだろうと改めて感じた。薩長同盟、寺田屋事件、亀山社中結成と、竜馬の活躍が盛んであるに比例して学びの多い本巻だった。