【感想・ネタバレ】竜馬がゆく(一)のレビュー

恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む力・間の取り方・人脈などの大切さを実感することができます。また、そのためにいろいろと勉強したくなります。100年以上前の話ですが新鮮に感じます。
さらに竜馬以外の登場人物もみな魅力的。若かりし木戸孝允や板垣退助など、日本史の授業に興味がなかった私でも知ってる人物や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎など、様々な人物が登場します。一粒で2度3度とおいしい作品。とにかく出来るだけ若いうちに1度は読んでおきたい作品です。

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

▼大変に久々に、十ウン年ぶりの再読です。多分通算三度目くらいです。

▼久しぶりに読むと、この時期の司馬節?は、「ああ、これはつまり浪花節みたいなもんだなあ」と思いました。つまり、大変に娯楽的で、こてこてに英雄譚としてエンタメ旋律満載です。

▼つまりある意味、「できすぎ」「あまあま」「わざとらしい...続きを読む」「持ち上げすぎ」「過剰演出」とも言えます。まあでもそれは、

”広沢虎造の次郎長伝を聴きながら、「リアリティに欠けて、良く出来すぎてるよ」なーんて感想言うんなら、そりゃ野暮でしょう”

というようなもので。その「節回し」が美味しいところ、と言えます。

▼筆者が主人公に「惚れてる」度合いが、やっぱり竜馬がゆくは頭抜けてますね。

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Posted by ブクログ 2024年01月12日

ソフトバンクの孫正義さんが闘病中に読み、志をもって世の中を変えていく竜馬の姿に感激して、奮起したと言うから、本著に興味を持った。

会話が多くて、竜馬の人情味を感じられ易く、とても面白い。歴史知識が乏しくても解説が多いので楽しく読み進められます。

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

2、3ヶ月かけて全巻読み終わったので感想を記載。この本は史実とは多少異なる内容もあるそうだが、本の中で幕末の時代を命をかけて生きた志士たちの生き様を見れて感銘を受けた。幕府のため、朝廷のため、藩のため、あるいは竜馬のような日本のためとそれぞれ目的も異なるが、文字通り命をかけて自分たちの目的に向けて活...続きを読む動をしていた。そしてその多くが儚くも散ってしまう。現代では命懸けで何かに取り組むということはほとんど無いだろうが、もし事を成したいと考えるなら彼らの生き様から学ぶことがあると感じた。

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

登場人物、時代背景の把握が難しかったのでメモをしながら読んだ。

それにしても面白い。
坂本龍馬がすぐ隣にいるような臨場感で書かれている。
早く2が読みたい!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月22日

秀作。
全巻読んで。
司馬遼太郎の作品としては小説要素が多い。
坂本龍馬の作品だけに面白くない訳がない。
詳細な調査は恐れ入る。

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Posted by ブクログ 2022年06月30日

まだすべて(全巻)読んでいないけど竜馬がど言う性格かがわかった。
なぜこの時代に生きていないのにここまで詳細に書けるのかが気になった

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Posted by ブクログ 2022年05月23日

司馬遼太郎の名作。
明治維新前の動きが克明に描かれており、竜馬やその周囲の人たちの考え、動きが伝わる。

この時代に同じ若者としていたらどう考えるのかを考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2022年03月12日

圧倒的に人生で一番読んだ本。中高時代に8巻を5周以上はした。
剣を極めながら剣に頼らず、常識に縛られずあるべき世界を見つめたこと。それが命取りになるが、龍馬の甘さではなく世への信頼、道義を貫く姿勢なのだと思う。
龍馬が描いた未来は、実現し始める手前で見ることが叶わなくなる。天の意志で世を変えるために...続きを読む送られ、召されたと司馬遼太郎が書いて締めるが、まさにその通りだと思う

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Posted by ブクログ 2022年01月12日

坂本龍馬を英雄視し過ぎているなどという声をよく耳にするが、陳腐な批判は何であっても許されない。本作は歴史書ではなく史実を題材にした小説、あくまでエンタテイメントなのである。自分自身この著作に心酔し三年と空けず通読を繰り返しているので、こうして感想を述べるにあたって、文庫版各巻ごとの魅力を登場人物ひと...続きを読むりにそれぞれフォーカスして挙げてみたい。
第一巻目はなんといっても江戸の千葉道場の娘、さな子である。著者の女性の描写力は底抜けと思うが、特にこのさな子のキャラクター設定は秀逸と言うより他ない。竜馬を想い、慕い、ときにやっかみでなんとも忙しい彼女の様子は見ているだけで愉しい気持ちになる。悪態でさえ愛おしくなるのは、言葉の中に日本語が古来から持つ奥ゆかしい品格、とりわけ女性特有の優しさがあふれているからだと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月27日

色々なところで勧められていたのと、
偉人の生き様を知りたいと思い読み始めた。
思ったよりも読みやすく、
すらすらと読み進められた。

1巻は竜馬の幼少期から23歳まで。
生まれた頃はパッとしない少年だったが
剣の道を極めていく中で徐々に立派になり
若かりし頃からの竜馬の天才っぷりにおどろく。

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Posted by ブクログ 2020年10月24日

読書が好きになるきっかけになった本です。やんちゃで探求心が強く剣術はピカイチそして少年のような心をもつ。女性はもとより幕府の重鎮まで虜にしていまう。一気に読んでしまいました。竜馬がゆくは、坂本竜馬の名を世に広めた本だと思います。作者によって視点がかなり変わってくるので、津本陽の龍馬も是非読んでもらい...続きを読むたい本です。

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購入済み

竜馬の入門書

2013年10月09日

まさに竜馬の入門書。定番中の定番。
これから竜馬を知りたい方に是非お勧めです。
小説が苦手な人でも、読みやすいですよ。
竜馬中心ではありますが、幕末の歴史を知ることができます。
是非是非、読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2020年12月31日

2020年32冊目。(4読目)
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2014年16冊目。(2014年4月13日)

久しぶりの再読。
「自分も大きな志に挑まねば」と再度思わされた。
8巻まで読み返そう。
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【再読】2012年79冊目。

何度読んでも「...続きを読む事を成したい」という何かが身の底からわいてくる。
響く言葉も、回数を増すたびに増える。
やはり名作。

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【一読目】2011年4冊目。(2011年1月17日)

名前だけは聞いたことがあったけど、
まさかこんなに熱い小説だとは思っていなかった!

黒船来航に対する幕府の弱々しい外交政策と、
それに対する尊皇攘夷・倒幕の機運、
なんとなくだが現代に通ずるものが見え隠れする気がする。

寝小便垂れで泣き虫の幼少期から、
大胆不敵な竜馬の人物像がきらりと光る第一巻。

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Posted by ブクログ 2024年03月09日

坂本龍馬といえば必ず教科書にでてくる今なお知らない人は少ないと思われる人物である。
さらに媒体のゲーム等にて過去の偉人が登場するようになっているため、尚更ではないだろうか。

その龍馬の生まれから少年、青年時代が描かれている。憎めない馬鹿とはこの人物のことをいうのか。子どもの頃から一目置かれる人物で...続きを読むあったのであろう。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

5よりの★4つです!
福山雅治と武田鉄矢で脳内再生され。。小説も面白いけど想像するシーンも面白いです。
名前は知ってたけど、有名な方がわんさか出てきて。。さらに面白いです。
①の最後は竜馬の剣術に惚れ惚れしました。
司馬さん読みやすく楽しいです!

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Posted by ブクログ 2024年01月20日

時代小説は敷居が高いと思っちょったがやけど、全然難しゅうなかった。
土佐の人間は、現代でもみんな坂本龍馬みたいな性格がどこかにあるもんやなぁと思った。“土佐おもてなし勤王党&海援隊”を思い出しながら読み進めて行きよったら、どんどんイメージが湧いて来た。
剣道についてもっと知っちょったら、試合...続きを読むのことがより理解できるのに残念や。武市半平太、岡田以蔵、岩崎弥太郎、聞いた名前がいっぱい出て来て、わくわくする。

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Posted by ブクログ 2023年12月06日

龍馬の話はそこら中にあるし、伝記も読んでいるからストーリーとしてはなんとなく分かるものの、リズミカルなやり取りや描写が面白い

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

これまで幾つか司馬遼太郎作品を読んできたけど、ここまで主人公愛溢れる作品は初めてな印象。
龍馬のことが大好きなんだろうな、司馬先生。
今のところ非の打ち所がない竜馬伝。以後も楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年03月12日

面白く無いわけないのはわかっていたが、長編故、スタートせず本棚に長らくいましたが、疲れ気味の気持ちにムチ打とうと遂に読み始めました。幕末のドラマが正に始まろうという瞬間の龍馬や桂小五郎といった若者、会津の森要蔵などが、人間味持って描かれてます。二巻以降も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2022年12月27日

生い立ち〜江戸留学〜三流派対抗戦

北辰一刀流の免許皆伝を取る
まだ政治には無関心だが、心に燃える何かはある
愛嬌、人を惹きつける力、話を丸め込む力

桂小五郎、武市半平太、岡田以蔵

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Posted by ブクログ 2022年12月10日

会社の先輩に勧められて読み始めた一冊。
30歳で亡くなった坂本龍馬の生誕から20代前半までどのようなことを感じ、考えて生きていたか、今の自分と近い年齢で何をしていたかなどよく分かる一冊。
印象に残ったのは、武士という肩書きにこだわらず、「坂本龍馬」という生き方に徹している姿。
何かを成し遂げるために...続きを読むは自分の立場や身分、役職にとらわれなず、「自分」を持つことが大切と学べた。

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Posted by ブクログ 2022年11月13日

人生で一度は読んでおかなければと思い、GWの間に思い切って読み始めた。なぜもっと早くに読んでおかなかったのかと思うくらい面白い。

ゆとり世代の私は、幕末は中学の授業ではほとんど扱わなかったし、歴史がすっかり苦手だったけど、早くも坂本龍馬(竜馬)という人間を好きになってしまっている。ここまでは、郷士...続きを読むとして剣の道をゆく段階。

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Posted by ブクログ 2022年05月18日

坂本龍馬と剣道とのつながりを、知識としてもたなかったので驚きました。だいぶ脚色してあるとは思いますが、ものぐさな一方、まっすぐな人物像に親しみが湧きます。作者の好みかな、とも感じます。

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

土佐藩の上士 無能 コロナ 政治家 無能
→どこにもぶつけられない 抗うことができない

坂本龍馬 桂小五郎
→剣の実力ありき

めんどくさいから乾燥はメモのまま

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Posted by ブクログ 2022年01月26日

北辰一刀流の名人となって外見からして強そうに見える竜馬だけど人斬り以蔵など様々な人を助けると言う心の優しい人だと思った。千葉貞吉の門人となりさな子や重太郎などとの人間関係が面白い。

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Posted by ブクログ 2021年09月11日

30代にしてやっと歴史に興味を持ち、勧められたこの本を手に取りました。

笑えるところもあり、中盤からは一気に読んでしまいました。

竜馬の人としての強さ、英雄の気質。
みんなが坂本竜馬かっこいいと言う理由がわかりました。

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Posted by ブクログ 2023年10月10日

 歴史にも幕末にも坂本龍馬にも興味がないのに、なんでこの本を読もうと思ったのか全くわからない。。。笑

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Posted by ブクログ 2021年09月23日

父から。

面白くなりかけると横道に話が逸れる、の繰り返しでなかなか話に入り込めなかったが、自分の知っている名前が出てくると嬉しくなるし、剣道の描写になると興奮してページをめくるスピードがどんどん早くなった。
上手く事実を絡めてくるあたりは流石司馬遼太郎と言うべきか。竜馬がゆくを読み終えたら、他の司...続きを読む馬遼太郎にも手を出してみたくなる。
龍馬の天真爛漫さに、だから人気があるのかと納得。たまにこちらがイライラするほど女の子に弱いが、反面これと決めたら真っ直ぐ進むその心意気や勝負強さはカッコいい。
歴史小説は初めてで言葉や方言にハードルを感じていたが、これなら読めそう。

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Posted by ブクログ 2020年09月21日

教養だと思って読み始めたけど
そんなに面白いのかなあ?と
まだ一巻だから盛り上がらないのかと思って二巻以降に期待
昔、著者の本を読んで感じたことだが
恐れ多くも指摘するとすれば
なんていうか恋愛描写が本当に下手よね

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月30日

p.342
田舎は退屈なわりに人づきあいがうるさい。

これまで読んだ司馬作品と比べると小説、物語っぽさが強い印象です。

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購入済み

竜馬が行く

2017年06月08日

良かった。

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

この本を読み直したのは4回目になる。いつだったか、誰かに、「この本は、読むたびに自分自身の変化に合わせて、面白いと思う部分が違ってくる」ということを言われたような気がするけれども、あまり昔と感じ方は変わっていないようだ。
 明治維新の時代の話しというのは、その時代の緊張感や、登場人物が面白くて好きだ...続きを読む。この本は、全体としてまとまりのある構成というよりは、行き当たりばったりに作者の気が向くままに色々な話しを織り込んで少しずつ先に進んでいっているような感じだ。だから、坂本竜馬以外にも竜馬に係わった様々な人物に関する話しがあちこちに出てくる。そういった細かい挿話が面白かったりする。

「ぜんぶで、五十両ある。おれは幸い、金に不自由のない家に育った。これは天の運だ。天運は人に返さねばならぬという。おれのほうはあとで国もとに頼みさえすればいくらなりとも送ってくれる。このうちの半分をもってゆけ」(p.59)
(これはとほうもない大人物かもしれない)
と小五郎も思った。
同じ言葉でも、他の者の口から出れば厭味にも胡乱臭げにもきこえる。ところがこの男の口から出ると、言葉の一つ一つがまるで毛皮のつややかな小動物でも一ぴき一ぴきとび出して来るようなふしぎな魅力がある。
そのくせ、雄弁ではない。体全体がしゃべっているような訥弁で、そのうえ、ひどい土佐なまりなのである。
(こういうのを大人物というのかもしれない。おなじ内容のことをしゃべっても、その人物の口から出ると、まるで魅力がちがってしまうことがある。人物であるかないかは、そういうことが尺度なのだ)(p.204)
小五郎の詩人的な血に火をつけたのは、この松蔭であった。
「学問も大事だが、知ってかつ実行するのが男子の道である。詩もおもしろいが、書斎で詩を作っているだけではつまらない。男子たる者は、自分の人生を一編の詩にすることが大事だ。楠木正成は一行の詩も作らなかったが、かれの人生はそのまま比類のない大詩編ではないか」
といった。むしろ松蔭という人は、小五郎にただこれだけのことを教えたにすぎなかった。が、このことばが、桂小五郎の一生を決定してしまった。(p.214)

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