【感想・ネタバレ】竜馬がゆく(二)のレビュー

恥ずかしながら初めて読みました。昔から有名な作品ということは知っていましたが「どうせ竜馬は死ぬんだろ…」と手をつけなかったのです。何ともったいない!
沢山のビジネス書や自己啓発書がありますが、若人たち、まずは『竜馬がゆく』を読みましょう!物語を通して自由闊達な発想・先を読む力・間の取り方・人脈などの大切さを実感することができます。また、そのためにいろいろと勉強したくなります。100年以上前の話ですが新鮮に感じます。
さらに竜馬以外の登場人物もみな魅力的。若かりし木戸孝允や板垣退助など、日本史の授業に興味がなかった私でも知ってる人物や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎など、様々な人物が登場します。一粒で2度3度とおいしい作品。とにかく出来るだけ若いうちに1度は読んでおきたい作品です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月06日


皆が哲学だとか歴史だとかの本を読んでいるなか、東海道中膝栗毛を読んでいるところから、竜馬は愛されキャラなんだなっていうのがすごく想像つく。

そして、ついに脱藩!大事を成す人は、家の名誉や家族を犠牲にしてまでも、やってやる!という尋常じゃない覚悟が必要だったんだなぁ。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月08日

竜馬が一剣士から
世を動かす人間になっていく様が
書かれている。

勤王倒幕派として一括りだと
思っていたが、
武士達其々に少しずつ
違う思想があることに驚いたし、
その描写に引き込まれた。

あんなにも戦友として交流していた武市とも、
脱藩となると別れなくてはならない場面では
武士の潔さ、儚さがよ...続きを読むく読み取れた。

本筋ではないと思うが、
讃岐のお初との別れのシーンが印象的。

司馬遼太郎の小説は
人と人との間柄、それぞれの心情の描写が
生々しく、とても引き込まれる。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月28日

p.156
武士の剣には、千年のあいだ、剣というものについて考え考えぬいてきた義と理と法が背景にある。つまり武士道というものだ。

少しずつ盛り上がってきました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月21日

司馬遼太郎の長編時代小説の2巻目

剣術から政治に関心を持ち出した時代を描いている.
特に井伊直弼や吉田東洋といった幕府の人間が次々と倒れていき,時代の変化を物語っていた.
水原播磨介の護衛から竜馬の思想が剣術から国を動かす思いへ少しずつシフトしていったのが面白かった.また,思想の変化から生涯の別れ...続きを読むを告げる人が出てきたのも時代性を感じ,切なく思えた.竜馬の親族が竜馬の脱藩のために後に命を落とすことになることも憐れみを感じた.

司馬遼太郎が歴史小説を書くにあたり史実とか文献を入念にリサーチして書き上げていることに改めて思った.所々作者の解説を見ながらなるほどと当時の情景が頭の中で広がった.そのうえで,作者ならではの心情の解釈・表現をしているところはドラマチックで流石であると感心した.

さて,いよいよ脱藩をした竜馬.3巻ではさらにどのように動くのだろうか...

0

「歴史・時代」ランキング