19世紀、英国ロンドン近郊のリーフスタウンヒルには小さな仕立屋「薔薇色(ローズ・カラーズ)」。売り子である友人パメラとともにこの店を営む少女クリスが仕立てるドレスは恋をかなえてくれるという噂がある。噂を耳にした公爵家の長男シャーロックが妹のためにドレスを頼みに来て…というお話から始まる、短編集を挟みながら長く続く少女向けライトノベルです。これを「ラノベだから」と見逃すのはもったいない! 上流階級のシャーロックと労働者階級のクリスの恋を通底に、1冊ごとにドレスを仕立てたい令嬢たちを主役としたお話が完結しますが、「恋のドレス」とそれに対立する「闇のドレス」も登場し、ミステリの要素も。ヴィクトリア朝における身分違いの恋を描きながら、恋愛関係やご都合主義だけに終わらず、母娘や夫婦などの人間関係を含めて、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に表現されている非常に優れた少女小説です。シリーズの主人公2人の行く末が気になって、どんどん続きを読みたくなってしまうので、大人買いがオススメ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年05月20日
シリーズの今までのなかでいちばん面白かったかも。
アディル嬢はあきさんの挿絵でも文章のなかでも文句なく美しく綺麗で麗しいし、
シャーロックがクリスに拒絶されてきれてるシーンもおいしかったし、
フォローのいれかたは相変わらずだったけど、
ダービーで恋のドレスを着たアディルに見とれてしまうのもかえって...続きを読む嘘くさくなくてよかったし、
ついにリンダが姿を現したっぽいのもこの先に期待を持てて、
一日一冊でやめておこうと思うのに、次の巻にも手を出して睡眠不足になる日々はまだ続いちゃうかんじ。
Posted by ブクログ 2011年02月26日
わー!きゃー!
シャーリーとクリスのじれじれ感がアディルを挟んで最高潮じゃないかと思いました。(言葉が足りてません)
クリスが健気にシャーリーを信じるっていうのが、読んでて辛かった。でも、アディルが意外と嫌いな感じじゃないってのが、救いかなと思いました。むしろコネーリアの方が…もにょもにょっていう…...続きを読む。この巻で、シャーリーは、父、アルフレイドに嵌められてた気がします。次巻が気になる終わり方ですよ!余韻残して終わってる気がする!!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
少しお話が加速し出す巻というイメージです。アディル嬢の勝負に出たところが綺麗に決まっていてとても好きです。しかしシャーロックにはイラッとします。なんか、なんて間が悪いんだー!と可哀想にも思うんですけど、でもやっぱりねえ。2人の恋はどうなっていくのでしょうか!?そしてイアンとパメラにも注目ですね。パメ...続きを読むラは過去を気にして素直になれないという感じですよね。んん、この2人もどうなるのか、アントニーがどう絡んでくるのかとか、そこも気になります。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
シャーロック―――!!!
おまっ、頭を冷やせ。
クリスがかわいそすぐる・・・クスン。
早く次の巻出てほしいです。
ヴィクロテは面白いw乙女のロマンですねwリョ桜に似てますwちょっと甘さの足りない焦らしプレイ。やるじゃん(笑)
シャーリー萌え!!
Posted by ブクログ 2012年12月24日
今回も、なんとももどかしい。
シャーロックは思ったより、不器用かもしれない。
この回の大いなる賭けが、どんな結果につながるのか、とても楽しみなところ。
Posted by ブクログ 2009年10月24日
19世紀イギリス。仕立屋『薔薇色(ローズ・カラーズ)』のミス・クリスティン・パレスの作るドレスは恋を叶えると評判。看板である美人売り子のパメラと共に順調に店を営んでいた。そんなクリスのもとに、公爵家嫡男シャーロック・ハクニールが妹の為にドレスを作って欲しいと注文を持ってくる。そこから二人の縁は始まる...続きを読むのだが……
階級社会イギリス。貴族として全てを兼ね備えたシャーロックと、労働階級の内気なクリス。二人は友人から始まるのですが、レーベルがコバルトだけあって、恋愛の描写が丁寧です。でも階級差がありすぎます。貧乏貴族と資産家の中流階級が結婚するのはよくある話ですが、ハクニールは名も実も揃った名家。少女小説とはいえ、その辺は甘くないです。「恋のドレス」というファンタジー要素があっても、そこはご都合主義じゃなくてよい感じ。
あきさんのイラストも好きです。
Posted by ブクログ 2009年10月07日
クリスにライバル登場!? まぁ、階級的にも、性格的にもクリスはライバルだなんて思わないんだろうけどw 今までにもシャーリーに近づく令嬢はいたけど、アディルはかなり強敵になりそうな感じ。「頑張れクリス!」(笑)。
Posted by ブクログ 2011年07月20日
シャーロック、あんた、なんてコトしてくれるんだ!!と、本を読んでて、登場人物に本気で腹を立てたのは10代の頃以来だな。最後の30頁くらい、なんかクリスにとって辛い展開になりそうだなあ、と思ってなかなか読み進まなかったです。幸せに終わってほしいんだけどな。次巻に期待しておきます・・・。
Posted by ブクログ 2012年08月02日
シャーリーは骨の髄からお貴族様なんだなあと思った巻
お前本当にクリス大事にする気あんのかー
そしてクリスのママへの気持ちが痛い。
アディルのドレスが本当に見てみたい。
Posted by ブクログ 2011年06月20日
うわーん、シャーリーのバカー!と思いつつ、本を閉じた。
ちょっと、キツイ巻だったなぁー。いつも通り面白かったんだけど、内容が暗めで、苦手とするところだったので、☆3つ。心狭くてすんません。
前巻がいい感じだった分、今巻がぁぁぁーーーーっ!
次巻もこの関係を引きずっていたらどうしよう。
終始...続きを読む二人の関係でモヤモヤされっぱなしでしたが、その分パメラとイアン先生に癒された。オアシスでした。
そして、もうひとつ。
このシリーズ、毎回ではないにしてもその巻ごとに一つ当時のイギリスの風俗に関して書かれていたりします。汽車だったり車だったり、演劇だったり。今回は競馬でした。歴史に詳しくないので、真偽のほどは分かりませんが、競馬場の風景など楽しく読ませていただきました。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
『叶えたい、想いがありますか?』
今度のお客様は美しい令嬢。彼女には婚約者候補がいて・・・?(本文カバーより)
自分の気持ちに素直になり始めたクリスがかわいいです♪
シャーロックも自分の気持ちを伝えないと〜…。クリスがかわいそうで、かわいそうで。。。早く幸せにしてあげてください。