開高健のレビュー一覧
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開高 健 という小説家は、俺にとって特別だ。
子供の頃、釣りが大好きだった俺。
父さんの本棚にあった「オーパ!」をよく眺めていたっけ。
そのころは文章は読まず、写真を眺めていた。
その後、大学生になった時に本屋でこの「オーパ!」を見つけて
懐かしくって思わず手に取った。
そして、初めてその文章も...続きを読むPosted by ブクログ -
開高健(1930~89年)氏は、大阪市生まれ、大阪市立大卒の小説家、ノンフィクション作家。『裸の王様』で芥川賞、『玉、砕ける』で川端康成賞、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞を受賞。
本書は、ベトナム戦争初期の1964年末~65年初に100日間、臨時特派員としてサイゴン(現ホーチミン)に赴いた開...続きを読むPosted by ブクログ -
真実の在処を-仮に真実があるのならば-探して
何が起こっているのか、起こっていることの本質は何なのか
見えない何かを描写しようと開高健はもがく
そのもがきが滲み出る本著はわかりやすいルポタージュの類では全くない
かといって、難解さのために難解さを重ねたような本でもない
この難解さこそが真実なのである...続きを読むPosted by ブクログ