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Posted by ブクログ 2023年09月11日
開高健、大発見。こんなに面白かったとは…。現在、神奈川近代文学館で行われている企画展「『おまけ』と『ふろく』展 子どもの夢の小宇宙」でグリコのおまけに人生を賭けた男、宮本順三が紹介されていて、そこで開高健の「巨人と玩具」がお菓子のマーケティングを舞台にした小説として触れられていました。これは!と思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月21日
難しい!近代作家の文体には暗澹としていて無彩色なイメージを感じるけど同様の印象を受けた。読み進めるのには体力が要るけど面白い。表題作の『パニック』『裸の王様』、他収録の『巨人と玩具』は、社会や組織の中で蠢く男たちの権力に対するへつらいや愚かさが寓話のようなシニカルな明快さで描かれていた。最後の『流亡...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月07日
開高健の初期(なのかな?)短篇が集まった本。
個人的には長篇よりも読みやすくて、ギュッと開高健の魅力を堪能できた気がする。
きっとこの時代の「今」を彼なりに切り取ってそこに視点を見つけて描いていたんだろうな。でも何年も経っている今でも、その視点は生きているし、それだけまだダメな社会ってことなのか、開...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月02日
初めて読んだ開高健。
純文学作家のイメージが強かったので、内面と個人がテーマの作家なのだとばかり思い込んでいた。
実際に読んだ印象としては、「社会と個人」「組織と個人」「システムと個人」がテーマの作家である。内へ内へと向かう純文学作家は多いが、世の中を俯瞰するような視点で外へ外へと向かう作家は珍しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月17日
「開高健」の短篇作品集『パニック・裸の王様』を読みました。
『ベトナム戦記』に続き「開高健」作品です。
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【開高健 生誕80年】
甦れ、反抗期。
偽善と虚無に満ちた社会を哄笑する、凄まじいパワーに溢れた名作4篇。
とつじょ大繁殖して野に街にあふれで...続きを読む
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