開高健のレビュー一覧
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この作家の食べ物と釣りの話は大好きなんですが、やっぱこれって金をもってる人の豊かな道楽なんですかねぇ。凡人には思い切れないですもん、ここまでは。
そして最後のエッセイが目を覚まさせる、確か『三国志』でもあの逸話があった記憶がありますが、そうか、ほんの100年前程度でもそういった風習があったんですね。...続きを読むPosted by ブクログ -
食べ物と女性を描写できないようでは、なんのための作家か。と標榜するだけあって、周到に描かれる主にアジアの食は、垂涎…を飛び越え、あまりに生々しくせまってくる。
今の時代から見ると「ええっ」と驚く比喩・暗喩にも満ち満ちて、時代の遠さも心に迫るなり。Posted by ブクログ -
日本文学史上に残る傑作『輝ける闇』などベトナム戦争を巡る一連の作品を遺した開高健。彼がベトナム時代に経験した食や酒などに関する文章などから、食と酒にフォーカスしたエッセイを集めたアンソロジー。
この手の本は酒も片手にしながら読み飛ばしていくのが私なりの読み方であり、感想というほどの大袈裟なものもな...続きを読むPosted by ブクログ -
PLAY BOYで連載されていたためか写真の多い釣り紀行。開高健が書いているので、当然ながら活き活きとした臨場感で、自分もそこにいてその風景を見てきたかのような錯覚に陥る。”深夜特急”や"日本の川を旅する"を読んだときのように、あー旅に出たいと思わなかったのは多分に年をとってしまったせいかと自嘲的に...続きを読むPosted by ブクログ
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初開高健。面白い。軽妙なテーマと雰囲気、しかし密度の濃い硬骨な文体が妙にマッチしている。
作品のせいではないが文章と写真の構成が悪く読みづらい。また高橋曻氏の写真は迫力があり素晴らしいのだが気色の悪いエグい写真も多く、ライトな内容の本の割には喫茶店や電車など人混みのなかでは読みづらい。Posted by ブクログ -
読後感が村上龍に似てる気がする、勘違いかもしれませんが。個人的には好みではない文体で正直あまり入り込めなかったけれど、それでも読ませる圧が確かにあります。
酒と食べ物の描写の生々しさは秀逸かと。Posted by ブクログ -
豪華絢爛な文章の旅行記です。あまりにも豪華な文章は合わないという個人的趣向がはっきりわかった本です。写真が沢山でそれを眺めている方が好きでした。Posted by ブクログ
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以前に「食卓は笑う」初版で買いました。クスッと笑う。この本はウワッー、読んでビックリです。釣りやエッセー、そんなつもりで読み始めたら、かなりでした。