槇えびしのレビュー一覧

  • 魔女をまもる。(上)
    魔女狩りが行われていた時代に、信仰心を持ちながらも迷信に惑わされず、魔女とされる人達は病気であるとして医療の力で救おうとした実在の医師をモデルにした物語なのだそう。

    魔女狩り。
    魔女と断罪されたが最後、苛烈な拷問により自白を強要され、火炙りなどの残虐な方法で公開処刑されるばかりか、他の魔女の名前を...続きを読む
  • 天地明察(1)
    主人公があこがれを持つ関さんは、江戸時代の人にもかかわらず現代人の私が理解している数学よりずっと高度な数学を使えていたようです。
    天文学や数学に関して一番ではない主人公が、人の助けを借りながら大きなことを成し遂げる話です。
  • 魔女をまもる。(下)
    16世紀のヨーロッパ、魔女狩りの時代に医学的立場から魔女を救おうとした実在の医師ヨーハン・ヴァイヤーの姿を描くフィクション。上中下の3冊同時発売。作者の槇えびしは「アフタヌーン」で「天地明察」のコミカライズを担当していた人。とある村で発生した人狼事件を発端に、ヨーハン・ヴァイヤーが何故魔女を守ろうと...続きを読む
  • 天地明察(2)

    これは

    じわじわと来る。

    1巻では趣味人が描きたいものを全力投じて描いたのかな?くらいに読んでいましたが
    じわじわと面白さが上がってくる。

  • みずのいろ。

    残酷から愛しさが生まれる

    柔らかいタッチで描かれている物語は、とても残酷だ。けれども、その中で生まれる愛は、捻れていても真っ直ぐでありたいと足掻いている。そんな印象が残った。
  • 天地明察(1)
    小説はもとよりゲーム、アニメ、漫画原作などマルチに活躍する異才、冲方丁 (うぶかたとう)の初の時代小説にして、本屋大賞・吉川英治文学新人賞など 数々の賞を受賞したベストセラーを完全漫画化! 江戸時代初期、日本独自の 暦を製作した渋川春海の山あり谷あり、囲碁あり算術あり天文ありの人生を実 力派絵師・槇...続きを読む
  • 天地明察(9)
    日本独自の暦を作ろうとする男の話。
    って書くと小難しい話に思えるけど、とにかく静かに熱い人間ドラマです。
    どんなに優れている物や者でも、勝利できるとは限らないから人事を尽くすべきであるというのが良くわかるお話しでもある。
    結局、政治にしても仕事にしても、誰かに都合が良い環境があるから現在そうなってる...続きを読む
  • 天地明察(9)
    最終巻。
    春海の人生をかけた改暦事業。そこに関わってきた様様な人々への感謝を込めて、天地明察でございます。

    自分の好きなことをどこまでも追及し続けることの幸福。同好の士と永遠のあこがれの存在を得たことの幸福。影にも日向にも支えてくれる人がいる幸福。
    不安や挫折、不条理に振り回されながらも、成し遂げ...続きを読む
  • みずのいろ。
    紛い物であろうと、危なっかしい虚構の世界であろうと、それさえあれば生きていけると言う人の為に生きる事を選んだ男の子の物語。
  • きみにあげる。
    「みずのいろ。」がよかったので、昔の作品も探して購入しました。
    あんなにハードな世界観じゃなくて、中国茶が飲みたくなるような話でした。どの登場人物も個性がしっかりしてて絵のクオリティも高くて引き込まれました。

    借金取りから逃げてるヘタレ天然男子×引きこもりな茶店の主人。見た目は二人とも若いwけど、...続きを読む
  • みずのいろ。
    第三者としては本当にこれでいいのか、と何とも言えない終わりだったんですが、世都の元の精神状態を鑑みれば落ち着くところに落ち着いたのだと思います。
    BLというよりは、確かに映画一本といった内容でした。
  • みずのいろ。
    非常に分厚く280p越えていたので怯みました…
    それに表紙も傷だらけの青年がこっち見て血の涙を流してるし、水死?と震えながらも興味津々に…!
    槇えびしセンセが10年かけて完結させた作品に描き下ろしも収録した、とても読み応えある一冊でした。

    無法地帯の「天国」で、出自も自分の名前も記憶にないまま2年...続きを読む
  • 天地明察(8)
    やっと出た⭐️関孝和‼︎の巻。

    小説を読んでいるため、起承転結を全て知っているのですが、小説にない部分をググッと書き込んで下さっているので、既読派にこそお勧めかもしれません。

    当時、小学生だった娘には少々難しいかと思い、コミックスを買い与えたのですが、お母さんも愉しんでいます。

    しかし、小説版...続きを読む
  • 天地明察(8)
    わぁぁ、やっと関さんが出てきた〜!
    時間軸がめまぐるしく進んでおります。
    春海さんすっかり壮年になりました。
    改暦事業も頓挫しても、刀を返しても前を向く姿が
    本当に凛々しいです。かっこいい。

    そして、実は次巻で最終巻…!!
    とうとう終わってしまう。
    まだまだ終わらないと思ってたんだけど。
    終わり知...続きを読む
  • 天地明察(7)
    久しぶりに、えんさんが出てきたー!
    綺麗!可愛い!!

    さて、このお話の大一番勝負が…失敗に終わる
    ところで終わりますね。うわぁ。
    悲劇を乗り越えた先のまた悲劇。。。
    原作を読んでいて知っていても、気になる続き。

    この本を読んでから久しぶりに囲碁を勉強しなおしています。
    まだ5路盤からですが、まっ...続きを読む
  • 天地明察(7)
    「先人達が尽力して作り上げたこの泰平の世で 今 この事業を刀を以って抹殺する事など出来ると思っているのでしょうか?」。今回,心に響いた言葉。この時代に,こんなことを言える,春海さんの人柄が出ているなぁと思いました。つらい別れがいくつもあり,それでも前を向く。少しずつ,進んでいく。この作品を読み始めた...続きを読む
  • 天地明察(5)
    光圀公が出てこない…思ってたら、この大事な5冊目を読み飛ばしていたようで。

    ここからが、天地明察面白いところ。
    仲間ができて、やることも器具も大きくなって、
    何より、春海さんが生き生きとしているのが何より。

    おことさん可愛い可愛い。
    今回、はじめて電子書籍で読んだけど、天地明察は紙の方がいいな。...続きを読む
  • 天地明察(7)
    茫然自失になるほど度重なる別れ。
    しかし、裏を返せばそれだけの喪失感を覚えるほどの出会い・縁が春海にはあった、という事でもあり。

    おことを喪い、伊藤様を看取る事も出来ず、泣き崩れる春海の姿が切なくてかないません。それだけ大事な人たちだったんだ、と。
    そして、道策の一途なツンデ…もとい、ライバル心。...続きを読む
  • 天地明察(6)
    やはり画があると、お話の背景とかが分かりやすいな。

    ちょこちょこ、こんなエピソード原作にあったっけ?と思ってたら、槇さんの補完だそうで。

    これ、このままアニメにしないかなー。
  • きみにあげる。
    槙えびしさん、BL描かれていたんですね。知らなかったので、驚いて購入。

    この方の絵のベタのきつさが大好きで、この話も美しい画面でした。
    苦手なヤクザ絡みではありますが、忌み嫌われている存在だったので、気にならずに読めました。

    恋人(男)に裏切られて保証人になった主人公×元ヤクザの謎の店主

    です...続きを読む