殊能将之のレビュー一覧

  • 黒い仏
    素晴らしい!
    途中まで普通の推理小説なのに、中盤あたりから、もうなんでもありな展開

    ここまで予測不可能なストーリー読んだことがない
    最後の一行につい苦笑してしまった。

    石動戯作シリーズの第一作の「美濃牛」をまだ読んでいないため、登場人物たちの設定がよくつかめなかったので、こちらも今後、目を通した...続きを読む
  • 黒い仏
    再読。多くの本格ミステリファンが激怒したというのは十分想像できるのだけど、作中で名探偵石動戯作が「とんでもないカヴァー」の例としてあげていたサン・ラによるデューク・エリントンナンバーのように、わからなくても面白がることはできると思うんだ。太陽神サン・ラが邪悪なわけはないから、石動は(今回の事件の「真...続きを読む
  • 美濃牛
    約10年ぶりの再読。
    こめられたオマージュの濃さに(゜Д゜)
    ミステリとしての雰囲気は超一流ながらも
    どこかユーモラスで、そして感じられる怖さ。
    これぞミステリ。みんなに読んで欲しい作品。
  • 鏡の中は日曜日
    第一章、ぼく、ユキ、お父さん、石動戯作のやりとり。
    アルツハイマーのぼく、介護する心優しいユキ、怖いお父さん、14年前の事件を再調査し始めた石動戯作。
    石動戯作は、ぼくに殺された。

    第二章、現在の話と過去の話が交互に進む。
    現在、石動戯作が梵貝荘の登場人物に話を聞いていく。
    過去、梵貝荘で事件が起...続きを読む
  • 美濃牛
    2001年版本格ミステリ第5位。面白かった。解説にもあったけど、横溝正史っぽい。窓音がなぜこうも平然としているのか、なぜ天瀬を選んだのかがさっぱり分からなかったけど。寄り道がたくさんあったけど、それなりに面白かった。石動が途中出てこなくなったのは気のせいか。石動が警察の面々に好かれるのが面白い。まぁ...続きを読む
  • キマイラの新しい城
    フランスの古城を移築したあと、
    突如中世の騎士として振る舞い始めた
    テーマパークを経営する会社の社長・江里。
    「七百五十年前のわが死の謎を解いてくれ」
    という社長の頼みに困り果てた常務が呼び寄せたのが
    自称名探偵の石動戯作。
    奇天烈な依頼にほとほと手を焼く石動。
    苦肉の策で、重役連を巻...続きを読む
  • キマイラの新しい城
    最初???て感じだけど、途中からはまる。殊能さんの本て王道ミステリーではない、新感覚。推理小説としては…
    時間と空間を上手く使ったトリックとその説明は感心。
  • 美濃牛
    これはまた面白い小説だなー

    面白いというより不思議?

    本来の推理より、やたらめったら引用がでてくるのが気になる。

    そこに伏線があるのでは?って感じになるんだけど。。

    前作のハサミ男の印象が強いので、それを打ち消したかったのかも。
  • 美濃牛
    ハサミ男が印象深かったので、相対的に☆4つだが
    最後まで息をつかせぬ展開、逆説に満ちた、上手くまとまってる
  • 黒い仏
    本格ミステリだと思っていたからびっくりしたなぁ。。。。
    本格ミステリとしても、伝奇ミステリとしても楽しめるっていうのはすごい。
  • キマイラの新しい城
    シチュエーション設定は割と強引だけど、描写が詳細で面白かった。ただストーリー展開はちょっと単調だったかも。
    でも楽しませてもらえた一冊だった。
  • キマイラの新しい城
    迷探偵石動戯作シリーズ。
    今回の依頼主は750年前に死んだ中世の騎士。
    自分の死の真相を探ってほしいとのこと。

    中盤までは読み進めるのがちょっとだるかったりします。
    が、しかし、
    依頼主のエドガーが話の語り手になりだしてからはかーなり面白い。
    エドガーカッコイイヨエドガー。
  • キマイラの新しい城
    これほんとに「ハサミ男」の人が書いたの〜!?あの陰惨さ、あの残酷さ、全く感じなかったです。大昔の事件を手がける石動探偵とその助手アントニオ、もうどっちが助手なのかさっぱりですよ!おもしろいけど。お城もの。読んで損はなかったです。なるほどなぁ〜〜
  • キマイラの新しい城
    (迷)探偵の石動と助手のアントニオくんのシリーズ。
    この作品は4作目……?くらいでしょうか。
    今作は過去と現在、その生活の差からくる面白さとかがありました。
    探偵より助手の方がしっかりしているシリーズの作品ですね。
  • ハサミ男
    「本物のハサミ男が偽物のハサミ男を捜索する」というストーリーに惹かれて読み始めたが、サクサク読めて面白かった。
    日本語の罠と叙述トリック、小説だからこそ味わえるミステリーだと思う。
    ただ、「どんでん返し」と謳われていたせいか、物語のおそらく最もミソとなる鍵に序盤で気づいてしまったのが大変惜しい。
    ...続きを読む
  • ハサミ男
    おもしろくて一気読み。
    あー、性別がキモだったやつー。
    模倣犯のあれこれよりも主人公!おい!お前はソッチだったのかい!名前の不思議を感じたよ。
  • 殊能将之 未発表短篇集
    良い。ハサミ男に似てるユーモラスな地の文、好き。きっと殊能将之さんご本人も愉快な方だったんだろうなぁと思った。とんでもないエピソードがゴロゴロ出てくるし。
  • ハサミ男
    連続殺人犯が、自分を模倣した犯人を探す探偵役という変わった視点のミステリー。
    今回はなぜか、一番大きな仕掛けに最初に気づいてしまい、驚きは半減で残念。それでも読み返すと二重の真相が巧妙に隠されていて、見事な構成でした。
  • ハサミ男
    完全に騙された
    まんまと作者の罠に引っかかってしまった
    序盤は女性を想定して読んでいたのに途中から男性にすり替わっていた
    どこから男性にすり替わってしまったのかすらわからない
    不思議と女性から男性になってた
    何故だ
  • ハサミ男
    おもしろかった!!!
    ん?え?あれ??って3回くらいなった。
    いつから?と思ったけど、これは最初からか。

    ただ、警察がいきなり多すぎて誰が誰かわからなかったり、被害者の女子高生と母の関係も描ききれていない感じがして、ちょっとモヤモヤが残る感じもした。

    でも最後は、これまでのあの話は男?これは女?...続きを読む