石動戯作シリーズ最後の作品。
とはいえ前作の『鏡の中は日曜日』をとばしてこちらを先に読んでしまった…。
そっちに出てくる登場人物がでてくるのでやはり順番通りに読むべきだったかな…と。
750年前のエドガー卿の死の真相を探ってほしい、というとこから入って現代の事件も起こってしまい…という話でエンタメ
...続きを読むミステリというかバカミスというかアンチミステリというか…。
本格ミステリのようにカッチリした動機やトリックを重視する人は難色を示すかもしれませんが、どんなんであれ楽しめればという人にはいいと思います。
エドガー卿いいキャラしてました。
生真面目だったり大暴れしたり現代の物に戸惑ったりと事件の最中ですがなんだか微笑ましかったです。
オチには賛否ありそうですがあの切ないような爽やかなような感じは私は好きです。
石動とアントニオのコンビはかわいくて個人的に好きだったので、これでお別れだと思うと寂しい…アントニオが手ふってバイバイしてるとこがこっちに向かってサヨナラしてるように思えてきてなんだか…切なく…。