中原尚哉のレビュー一覧

  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    10のストーリーからなる小説と解説。それぞれ異なる技術的応用を取り上げている。

    ゴーストドライバーなんかは想像していなかったし、完全自動運転は割と2041年での実現可能性が低いというのは意外だった。

    いずれにせよ、難しい未来をSF手法で読みやすく理解させてくれる。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    ジュール・ベルヌの生み出した物語を追いかけるように科学技術は「月世界旅行」「海底二万里」「悪魔の発明」を現実のものとしていきます。カレル・チャペックの戯曲「ロボット」を原点とする手塚治虫の「鉄腕アトム」は日本のロボット開発における方向性に大きく影響を与えました。アーサー・C・クラークのヴィションとス...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    WEB+DB PRESS Vol.134でオススメされており、気になったので読んでみた。AI周りの技術や応用等の情報収集になるかな〜という程度の心持ちだったのだが、純粋に小説部分が面白かった。テクノロジー解説の部分ももちろん参考になる。
  • 逃亡テレメトリー
    やれやれと言いながら、「義務」だからと人助けする弊機の日常?短編。マーダボットダイアリーに比べると大人しい話だけど違う視点描かれてよかった。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    専門家とSF作家の描く未来。
    この空想と現実というか専門家が描く未来予想図という構成が、いい塩梅の現実感を与える。
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー
    作品紹介・あらすじ

    北京五輪の開会式を彼女と見たあの日から、世界はあまりにも変わってしまった――『三体X』の著者・宝樹が、中国の歴史とある男女の運命を重ね合わせた表題作、『三体』の劉慈欣が描く環境SFの佳品「月の光」、春節シーズンに突如消えた列車の謎を追う「折りたたみ北京」著者の郝景芳による「正月...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    AIが進化した近未来の社会像を10の短編SFで描いて見せる。漫画仕立ての啓発書みたいな本。著者らは、暗い予測が多い中、あえて明るい未来を意図的に描いて見せたとのことだが、確かに楽観的な感じはする。もちろんNECの98シリーズとかをいじっていた30年前と今とでは隔世の感があるが、今から約20~30年後...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    2041年に人工知能がどう使われているか、社会がどう変わっているかを10のシナリオで示した本。
    かなりのボリュームで読み切るのに時間がかかったが、未来予想とは言え参考になった。技術的には実現しそうな感じはするが、果たして人間側がついていけるかどうか非常に不安である。今でさえデジタル漬けで体調不良者が...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    AIは人間が一生かけて読む文章の数百年分はある量を読んでいる。イラスト生成AIならpixivや他の場所にあるイラストすべてを見て学習している。人間が読み込める以上の圧倒的な量のインプットがある。そして、その圧倒的な量のインプットの中から特徴を抜き出すのがAIの最も得意としているところ。この大量のイン...続きを読む
  • 鋼鉄紅女
    女性主人公の復讐譚でSFに恋愛に人型に変形するロボットにと要素はてんこ盛りで海外のラノベみたいだなと読んでて思った。
    主人公の言動はかなり過激なので拒否反応がでる人も多そう、中盤は主人公の思い込みとか何でもかんでも噛み付く姿勢が結構続くので少し辛かった。
    あまり読み慣れてないのでなんじゃこれはとなる...続きを読む
  • 逃亡テレメトリー
    弊機によるアクセス制限下での捜査のお話。そりゃそうよそろそろなにか能力に制約を付けないと無敵すぎるんだもの。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    未来予想というのは難しい物だと思う。20年後の世界はどうなっているだろうか。今から20年前がどうだったかを思い起こすとどうだろう。インターネットはそれなりに普及していたけど、スマホはまだ存在しない。携帯全盛期。人によるとは思うけど、リアル店舗での買い物の比率は今よりずっと高かった。プリウスが発売され...続きを読む
  • ネットワーク・エフェクト
    いよいよ人間味を増す弊機が楽しめる。そろそろアンパンマンみたいな安心感がある活躍っぷりでスッキリ楽しめる軽さが良かった。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    シンプルなタイトルに惹かれ購入しました。購入するまでこれがSF小説仕立てになっているとは知らなかったのですが、このスタイルはありかと思います。すらすら読めましたし、AIの課題と同時にAIが生み出すプラス面についても大いに想像力が刺激されました。

    本書では、2041年を舞台にした10個のSF小説がオ...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    上巻では愚痴っぽいサラリーマンのようだった「弊機」は、下巻ではハッキング能力の高いスパイのようになった。

    人間が出てくる連続ドラマ好きは相変わらずで、ドラマを見ている場合じゃない=ヤバい状況という分かりやすい図式が出来上がっている。

    弊機にハッキングされまくっているそこらのシステムはどうなってい...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    これから何らかの将来ビジョンを作る人にとっては、ハラリ博士の「ホモ・デウス」と並んで必読の書だと思います。

    ただ、初期のAI研究者・経営者として大成功を収めた作者の経歴から、AIの将来の可能性について非常に自信を持っており、政治や社会の問題について楽観視し過ぎているようにも感じます。

    また、物語...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    SFなんだけどサラリーマン小説のような変な味わいがある。
    警備ユニットの「弊機」は、人間を守る働きは優秀だけど、人間は苦手。なのに人間が出てくるしょうもなさそうな連続ドラマが好きで何百時間分もストックしている。雇い主の「弊社」をケチだとかボロクソに言う。勝手に脱走する。
    感情の無い警備ユニットのはず...続きを読む
  • 逃亡テレメトリー
    人型警備ユニットの“弊機”は紆余曲折の上にたどり着いたプリザベーション連合のステーション内で他殺体に遭遇する。
    いろんなぼやきを脳内で垂れ流しつつ犯人探しを始める“弊機”だがそこには複雑な事情が絡んでいて……。
    表題作含む3篇収録

    表題作は中編。一作目と二作目の間の話。“弊機”の独り言がすごい楽し...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    初めてのSF
    専門用語とかよく分からなかったけど
    弊機が面白い奴だな…と
    SFにハマるかは分からないが、弊機にはハマる‼︎
    はやく続きがよみたいな
  • 逃亡テレメトリー
    表題作の中編と二つの短編が収録されている。
    ただし、時系列では全くバラバラのお話。

    「暴走テレメトリー」ではミステリーの探偵役となるが、やっぱり「潜入」シーンが一番の見どころ。
    「義務)は非常に短いが、とても印象的なお話。
    「ホーム……」では、これまで全て「弊機」の一人称だったものがメンサー博士目...続きを読む