中原尚哉のレビュー一覧

  • マーダーボット・ダイアリー 上
    主人公が魅力的でとても面白かった。
    知らないカタカナの単語が多く、機械音痴な私には少し難しかった。が、笑えるシーンも多くて取っ付きやすかった。下巻も早く読みたい。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    久しぶりの大当たりの書籍。
    AI関して、現在の技術をベースに(無理なブレークスルーが安易に達成されるとは予測せずに)2041年に実現するであろう社会を10の小説にまとめ、各ストーリーに技術面と社会課題面からの解説が加えられる。

    ●クラウド上でユーザーのあらゆるデータを分析して保険料を算出するAIア...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    弊機、実に良いキャラクターである。上下巻通じての成長というか、変わりっぷりが面白かった。あまりにも優秀なウィザード級ハッカーっぷりと戦闘もイケる無敵暴走警備ユニット(しかしコミュ障)ってのがなんともラノベ的。
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    技術解説が載ってる短編小説集。
    本の作り方といい、各小説の生々しさといい、斬新。想像力をかき立てられる、ワクワクするような、ゾッとするような、作品。
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    脱走ボットとなった“弊機”は、過去の大量殺人事件の真相を求めて旅をする。新しい出会いと懐かしい再会。そして、メンサー博士のために悪徳企業に関する情報を入手した“弊機”は……。連作短編集、2話収録。

    〈暴走プロトコル〉は冒頭から弊機らしさが出ていて笑う。なんだかんだで面倒見がいいし有能なんよなぁ(笑...続きを読む
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    著者陣の肩書の物々しさにたじろぐ感もあるものの
    硬質な翻訳SFの妙味を堪能しながら、AIの話題が急加速的に目につくことが増えた現状を経てシンギュラリティ予測の間際に起こる諸現象について
    その最前線に対峙する専門家の知見をこれでもかと指し示すものとして、よくぞこのような企画の大著が結実したものだと思う...続きを読む
  • ネットワーク・エフェクト
    前作を読んで即買いしました。
    人付き合いがニガテなアンドロイドの弊器(誤記じゃなくて一人称)とART(不愉快千万な調査船)とのやり取りが今回もおもしろい!
    書評は他の人に任せるとして、ARTのフィード内のイメージがシドニアの騎士のツムギなのは自分だけかな?
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
    AIについて何か知りたいなと本屋さんを眺めていて目に入ってきたこちら。とても分厚いので最初はひよりましたが、評価も高く帯の宣伝も力強かったので買ってみました。
    結果、正解◎
    読みやすい構成になっており、とてもスムーズに読むことができました。

    AIについての本だと専門用語で書かれていたりAIの歴史に...続きを読む
  • ネットワーク・エフェクト
    マーダーボット・ダイアリー第2弾。このシリーズは大好きである。家族や恋人といった関係が性別にとらわれず、当然のごとく「人間」同士として結ばれている点が心地よい。前作に引き続き、今作でも“弊機”は彼らを守るために身を挺し、知力の限りを尽くしているが、最も印象深かったのは調査船ARTと“弊機”の関係。メ...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    久しぶりのハードSF。
    購入した日に一気読みしてしまいました。
    主人公である警備ユニット「弊機」のキャラクターがとても魅力的。
    人見知りでペシミスト、ドラマ鑑賞が趣味でツンデレっぽさもあるロボットらしからぬところと、丁寧な口調や行動による機械的印象のギャップがいい感じです。
    そしてそれが人でも無い機...続きを読む
  • アポロ18号の殺人 下
    著者が本物のパイロットで宇宙飛行士。しかもアメリカとロシア両方から宇宙へ行った方!アポロ18号打ち上げという歴史改編もので、ミステリやスリラーというより、アポロミッションのシーケンス小説(それも詳細な)でワクワクしっぱなしでした。中原尚哉さんの訳は本当に読みやすい。これ翻訳なの?って思うくらい日本語...続きを読む
  • 不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選
    SFの肝である"センス・オブ・ワンダー"を刺激する題材を絶妙にチョイスしてくるアンソロジストがここで選んだのは「銀河帝国」もの。いくつもの長編シリーズ作品が生み出されてきた古くて新しいテーマが、悠久の時を経たドラマではなく短編世界で描き出されているという素晴らしさを味わえる。
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    行く先々でトラブルに巻き込まれて、全く人間はもう!ってため息つきつつ守る弊機が愛おしい。終盤で博士に吐露してしまう心の内も、居なくなろうと思って留まっていたり、思春期の若者のようで、とても愛らしい。
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    弊機の少々コミュ障なとこに惹かれるし、ドラマに没頭する趣味があるとこも、とても好き。1番好きなのは、ARTって名付けたセンスだな~最高!
  • アポロ18号の殺人 上
    アポロ18号の殺人 上。クリス・ハドフィールド先生の著書。サイエンスフィクションでありミステリーでもあるアポロ18号の殺人 上。夏にミステリーを読みたくなるのはどうしてなのでしょう。暑くて眠れない夜にはアポロ18号の殺人 上はぴったり。アポロ18号の殺人 上を読むとアポロ18号の殺人 下も読みたくな...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    遠未来の宇宙、保険会社が貸し出す人型の警備ユニット、その行動は「統制モジュール」により制御·管理されている。語り手の「弊機」はこれをハッキングして自由の身とはなっているがそれは隠して通常任務に就く日々を送っている。ある惑星調査隊の警備に派遣された先で仕事を遂行している途中で顧客を危険に晒す奇妙な痕跡...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    自分が起こしたとされている過去の大量殺人事件の真相を知るため、強化人間のふりをしながら旅を続けていく弊機。その過程で上巻の顧客、メンサー博士の助けになりそうな証拠を掴むため目的地を訪れる調査隊の警備役として潜り込む。ここで出会った人型ボットのミキが人間と対等な関係を築いているのにイライラするの、それ...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    警備アンドロイドの陰キャな日常の物語。。ではなくて、自由を手にしたアンドロイドが騒動に巻き込まれる素晴らしいSFでした。
    自称が「弊機」となっているんで、英語なんだろうとおもってググったらなんと翻訳オリジナル!翻訳の素晴らしさも感じることができました。
    下巻も楽しみ。
  • ネットワーク・エフェクト
    開発途上の惑星へ行く人間のチームにわけあって同行し、問題発生、宇宙船や施設内で人間を守りつつ敵と戦闘そして撤退というのが今のところお決まりの展開。私は一度読むと二度以上読むことは滅多にないのだが、似たような場面を繰り返していることもあって二度読みした。時系列の問題でこの後に出た『逃亡テレメトリー』を...続きを読む
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    シリーズ第3話、4話収録。第1話の事件に関係する調査のため弊機は惑星ミルー星へ行き、証拠集めをする。その証拠を手渡しするためメンサー博士のところへ向かうが、ニュースで博士の所在が確認できないことを知る。第1話の仲間たちと合流し博士の奪還に向かう。
    主人公である弊機、相変わらず人間との関係はあまり得意...続きを読む