浜矩子のレビュー一覧

  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    基準通貨の歴史を繙く。アメリカの経済はITと金融が支えていたが、それが崩れ去った今、オバマ政権は輸出立国をめざすことで「ドル安」を容認。1ドル50円なると予測。
    基準通貨なき時代、世界最大の債権国である日本だけが果たすことのできる隠れ基準通貨役割は重大だと!
  • 地球経済のまわり方
    地球環境について触れているかと思って手にしたが環境には殆ど触れずにグローバル化した経済の理想と現実のギャップやユーロ、貿易などについて分かりやすく?(若者には分かりづらい比喩が多いクロサワ映画やベニスの商人などもしかしたら私が無知なだけ?)を使いながら書き連ねている本だった。
    経済成長やグローバル化...続きを読む
  • 浜矩子の歴史に学ぶ経済集中講義
    辛口の経済学者として著名な浜矩子さんの最新刊。複雑怪奇な経済を読み解くために、歴史を探訪しエッセンスを引き出しながら現代につなげていくという展開。集中講義形式をとりながら、ミステリー小説のように現象と本質を明らかにしていく様は、読者を飽きさせないという点でも入門的な本としてもとても優れていると思いま...続きを読む
  • 地球経済のまわり方
     エコノミストしてシンクタンクで働いたことのある著者が、中高生向けに分かりやすく、経済や金融、日本、アメリカ、ヨーロッパの経済の歴史や現状を解説したもの。随所にシェイクスピアやスティーブン・キングの小説、オペラ歌手、聖書などのユニークな例が出てくるのと、巧妙な語り口が落語を聞いているようで、スラスラ...続きを読む
  • 国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ
    安倍政権の経済政策に対する感情的な批判ではなく、経済学を踏まえた上での批判。
    根本的に「人を見ていない」政策は、確かに致命的。
  • さらばアホノミクス 危機の真相
    初版は2015/11/20である。
    今手元にあるものは2015/12/15で第五刷です。
    ちょっと嬉しい。
    今のこの日本は、どうもおかしくキナ臭いなぁ
    と 思っておられる人がそう少なくないことが嬉しい。

    読みながら考える
    考えながら また 読む
    私たちの暮らしはどこかで何かとつながっている。
  • さらばアホノミクス 危機の真相
    初版は2015/11/20である。
    今手元にあるものは2015/12/15で第五刷です。
    ちょっと嬉しい。
    今のこの日本は、どうもおかしくキナ臭いなぁ
    と 思っておられる人がそう少なくないことが嬉しい。

    読みながら考える
    考えながら また 読む
    私たちの暮らしはどこかで何かとつながっている。
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    「100分de名著」シリーズの特別企画版のような1冊。「幸せ」をテーマに、井原西鶴、アダムスミス、ヘーゲル、フロイトの作品を取り上げ、それぞれ、小説、経済、哲学、心理学の切り口から、生きることについて考える。
    こうやってテーマを設定したうえで4作品を並べて解説してもらうってのは、面白いもんですね。異...続きを読む
  • 国民なき経済成長 脱・アホノミクスのすすめ
    安倍が人間のことを考えていないことがよく分かる.トリクルダウンなどという在りもしないことを唱えてみたり,安全保障関連法10本をまとめて上程したり,奴に任せておくと大変にことになることが本書を読むとよく理解できる.
    さらなる著作を期待する.
  • 民主主義をあきらめない
    元防衛省完了の柳澤協二氏の主張がわかりやすくて中身も興味深い。
    安保法制は通ってしまったけど、自衛隊が派遣されて発砲してしまうまでにはまだ時間がある。諦めてはいけない。
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    自分用キーワード
    チューリッヒの小鬼 三国通貨協定 ブレトン・ウッズ体制 バンコール スターリング諸国 ニクソンショック グラス・スティーガル法 ボルカーショック プラザ合意 アルフォンス・ドーデ『最後の授業』 マーストリヒト条約 カウンター・パーティリスク サブプライムローン証券化が問題だった 比...続きを読む
  • 誰が「地球経済」を殺すのか 真相を読み解く七つ道具
    少々物騒なタイトルは、人を苦しめるものとなっているグローバル経済を告発するという趣旨ではない。
    推理小説のタイトルに似せて、現代の経済混迷という謎解きのスキルを伝授しようとするもの。
    真相を解明するための7つ道具として、「ドラマ」、「人」、「数字」、「座標軸」、「反対」、「歴史」、「言葉」のキーワー...続きを読む
  • 「アベノミクス」の真相
    私は、浜先生の斜に構えが厳しい口調が、好きな時もあればそうでないときもあります。

    本書では、ちょっと毒づいているなぁ、というのが正直な感想です。けれども、本書は、アベノミクスやリフレ政策のデメリットを知りたい、一般の方向けの入門書だと思います。経済にあまり詳しくない方でも読みやすいのではないでしょ...続きを読む
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    経済の本だが、難しい数式や計算が使われてていなく、文章で説明され、具体例もあったため、わかりやすかった。
    時代ごとの経済や市場の姿について考察していて、経済の全体像を抽象的にとらえることができた。
    経済の入門書として、経済とは何かを漠然ととらえるにはお勧めです。
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    超入門と書いてあるだけあって、グローバル経済というよりも、(海外との)経済学の教科書的な入門書の本だと思った。実際、冒頭では、「解体新書」だと書いてある。

    内容は、市場(いちば/しじょう)の発生から、通貨、金融などを歴史的な発展や問題点を挙げて、最近は言葉としては取り扱わない、通商について、最終章...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    基軸通貨をめぐる歴史をたどり、ドル・ユーロ・人民元そして円の力を解説。そして来たるべき通貨として、新しい「共通通貨」と、「国内向け通貨」そして「地域通貨」の3D通貨秩序を提案する。また当然だが、氏のアベノミクス批判がしっかりとした通貨歴史認識に基づくものであることが理解できる。
  • 新・国富論 グローバル経済の教科書
    アダム・スミスの国富論をかみ砕いて説明したうえで、現代のグローバル経済の問題点を浮き彫りにして、浜先生の持論の分かち合い経済の必要性を分かりやすく説く。アベノミクスへの警鐘も含まれていて、考えさせられた。
  • 超入門・グローバル経済―「地球経済」解体新書
    同志社大学大学院の浜矩子氏の著。
    完全にグローバル社会となった現代において、
    「市場」「通過」「金融」「通商」「政策」をそもそも論から考える本。
    そもそもから論じることもあって、入門書と題されているが、
    内容のレベルは高く、色々な示唆が得られ、読後に色々考えさせられる本。
    本書で関心を持った分野を更...続きを読む
  • 新・国富論 グローバル経済の教科書
     作者は、クローバル経済の状況、問題点をうまく説明している。
    しかし、結論が陳腐であり。
     クローバル経済の合言葉は、「差し伸べる手」であり。諸国民がお互いに対して差し伸べる手、やさしい手、勇気ある手、知恵ある手だ。
     諸国民から「全市民」に脱皮しなければならないと言っている。
    国境をまたぐグローバ...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    1ドル50円という裏付けはないのが弱いが、全体として通貨について知ることができて知識が増えた。貨幣と通貨の違い、通貨は足がある。その足が長いものが基軸通貨になりえる。ポンドからドルへ、そしてドルの凋落、円の底チカラ、これから。世界に開いたポンド、イングランド銀行が戦争を機に、自国に向かざるを得ず、凋...続きを読む