浜矩子のレビュー一覧

  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    対外純資産残高は日本が世界一というのははじめて知った。
    確かに長期的観点からは1ドル50円もありえるのだろうが現実では70円後半で四苦八苦の日本の輸出企業、その後現在円安に振れて80円台後半。 輸出企業の好況感よりもガソリン代の値上がりに目が向いているような気もするが、こうした目先の状況に振り回され...続きを読む
  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    確かに日米の債権・債務を反映すれば1ドル=50円は正しいのかもしれない。でもいくら多様性の時代だからと言って地域貨幣はちょっと非効率ではないだろうかという気もする。いまは自民が勝って、安倍さんがインフレターゲットだ量的緩和だといっているがそれで本当に貨幣価値が保てるかは確かに疑問だ。ここであえて金利...続きを読む
  • 中国経済 あやうい本質
    必ずしも中国経済の専門家でない著者による中国経済論は、多様な見方と素人っぽい分かりやすさがあり参考になった。
    古い中国と若い中国が同居している、『世界の工場』ではなく『世界が工場にしている』、などの説明は、なるほどと思える。
    ただ書かれている内容は非常に少ない。
  • グローバル大恐慌時代の世界経済を読む
    毎日新聞に掲載された4年間にわたる記事を集大成。章だてはされているものの連続性、関連性は乏しい。濃淡の違いも激しく無理矢理それらしく構成しただけ。かなり苦しい。一つ一つの記事は歴史を回顧し、様々なことに翻弄され、振り回された4年間であったことを思い起こさせてくれたりするのだが。
  • グローバル大恐慌時代の世界経済を読む
    毎日新聞に掲載された4年間にわたる記事を集大成。章だてはされているものの連続性、関連性は乏しい。濃淡の違いも激しく無理矢理それらしく構成しただけ。かなり苦しい。一つ一つの記事は歴史を回顧し、様々なことに翻弄され、振り回された4年間であったことを思い起こさせてくれたりするのだが。
  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    1ドル50円時代を説く浜矩子さんの本。
    世間は相変わらず円高傾向なのでこの本のいう通り50円時代に備えた準備をすべき(通貨に翻弄されない社会作り)が必要なんだろうなぁ。
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    通貨の歴史と役割、これからのあるべき姿を解説している。
    浜矩子氏は、今後も円高は進み(言い方を変えればドル安が進み)、1ドル50円の時代がやがて来ると言う。
    TTPにも否定的な立場のようだ。

    また、最も印象に残ったのは、基軸通貨の定義
    『その国にとって良いことが、世界中にとってもいいことであるとい...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    通貨というものの歴史と現在の通貨制度の仕組みを解説する一冊。
    この手の話題に興味が無い人にはためになる内容かと思うけど、個人的にはそんなに新たに得るものが少なかったかなぁ。
    そもそもテレビとかでの発言もあんまり同感することも少ないし、そもそも髪の毛の色が気になって仕方ないんだよなぁ(笑)
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    経済に明るくない人間にもわかりやすく書かれているのは、ありがたい。
    長期的にはドルが力を失い続けること、目立たないながらも円が存在感を発揮していることがわかった。

    ・レーガノミックスは財政資金投入と大幅減税による需要喚起策だった。金利高政策によるドル高誘導によって輸入の増加を促したことでインフレを...続きを読む
  • 「通貨」はこれからどうなるのか
    ベストセラーとなった、「通貨を知れば世界が読める」の続編です。
    「通貨」を中心に、現在の世界経済をまとめ、こらからの方向性を示してくれています。
    重要だと思ったポイントは以下。

    ・円高はまだまだ続く。現在の適正水準から考えると、「1ドル50円」にまではなる。
    ・日本が海外に持っている債権の残高と、...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    「超円高」「ユーロ危機」を予見したと各界で話題沸騰!
    ついに20万部を突破したベストセラー&決定版通貨論が本書だ。

    なぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか……。
    そんな壮大なテーマを、人気エコノミストがわかりやすくも刺激的に説いていく。

    ...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    基軸通貨をめぐる過去の経緯はよくわかった。やっぱ円って強いのも再認識。その本来強い自国通貨をうまく御せない政治家たちに失望。
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    1ドル50円時代を唱える浜矩子さんの本。
    通貨・基軸通貨の歴史がつかめた。
    結局、国力があって信頼される国の通貨が実質的に基軸通貨になるんだなぁ。
    「TPPとは現代の鎖国である」(p.184)という考え方(域内でのブロック経済だから)は新鮮だった。
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    「基軸通貨」の歴史的流れが理解できた。ドル安、円高の流れではあるが、「1ドル50円時代」には、説得力に欠けると思う。ドルが強いからこそ、ドル安に調整されているのではないか。
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    通貨の定義から始まり、基軸通貨の歴史を省みるなかで現状の体制の限界を明らかにし、今後の方向性を提言する、という流れだが、難解なテーマなだけに、超駆け足の議論となっている印象。
    やはり新書で取り上げる内容をオーバーしているのでは、という気がする。
    筆者の歯切れ良い語り口は分かりやすくて心地良い。
  • 中国経済 あやうい本質
    表紙の題名とは異なり、貨幣経済からみた中国の経済論です。著者は実際中国には行ってないようで、あくまでも貨幣経済を軸に得られる情報を基に論じているのであるが、的確に捉えているような感じを受ける。
    ウケ狙いであやういと言う言葉を使っているが、実際は未成熟なだけで問題だらけであるというわけではない。
    冷静...続きを読む
  • 中国経済 あやうい本質
    薄い本で、さらりと読めます。まだ紙が使えたろうに、具体的に詳しく書いてほしいなと思うところが多かったです。
    中国社会の今抱えてる問題は全体的に理解できたが、中国経済の本質とは少し言い過ぎなタイトルに感じます。
  • 誰が「地球経済」を殺すのか 真相を読み解く七つ道具
    ミステリー仕立てで解き明かしていく世界経済、という本書は、その七つ道具として「ドラマ」「人」「数字」「座標軸」「反対」「歴史」「言葉」というキーワードを使っていきます。お時間があればどうぞ。

    のっけからこういうこと言うのは何ですけれど、彼女は作家の岩井志麻子さんに似ていませんか?それはさておき、...続きを読む
  • 1ドル50円時代を生き抜く日本経済
    この本をどうレビューしようか、と思いあぐねているうちに時間が経ってしまった。そこで、同志社大ビジネス研究科のHPを覗いてみると・・・

    「経済の世界は謎解きの世界です。極上のミステリーのように筋書きが展開し、鋭利な知性による探求が真相をつきとめるのです。(以下略)」

    浜さんは経済学をこういう風に捉...続きを読む
  • 「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?
    池上彰の経済系を読めば、浜さんの本書はすんなりと頭に入ってくる。
    彼女もわりとわかりやすいが、経済ど素人にはちょっときついかも。。。
    この本が世に出る前から、「超円高」「ユーロ危機」を予見したということで話題らしい。

    ・そもそもの通貨の意味とは?
    ・基軸通貨を巡る各国の争いの歴史
    ・ドルの覇権...続きを読む