池内紀のレビュー一覧
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人間の紳士と言うとどんなイメージだろうか?森にいる著者が出会った生き物たちの中の紳士とは、いったいどうゆう生きものなのだろうか?ワクワクしながら読んだ。
なるほど、人間のイメージとは全く違う。ムササビ、ヒグマ、キノコ、ぶな、果てはオオカミまでもこのリストに入っている。興味深く、そして愉快な文章で別世...続きを読むPosted by ブクログ -
カフカの人となりを、家族、プラハ、当時の状況、作品に触れながら、講義の形で記述。読み物として面白く、最終章のプラハ案内を読んだら、プラハに行きたくなってきた。写真豊富。Posted by ブクログ
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名前を聞いたことがあっても、どんな一族だか知らないロスチャイルド。大富豪でありながら、目立たない。フィクサーに徹する。多くの慈善事業も宣伝しない。とても興味深いです。Posted by ブクログ
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カフカってどんな人?単純に言えば、こんな疑問に答える本。難しいことは一切抜きで、等身大のカフカを語ることに注力している。カフカはどんな人生を送り、どのような執筆生活を送っていたか、またそれがどんな風に彼の作品に活きているか。そういったことが読みたければぜひどうぞ。Posted by ブクログ
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池内紀(1940~2019年)氏は、東京外語大外国語学部卒、東大大学院人文科学研究科修士課程修了、神戸大学講師、東京都立大学助教授、東大文学部助教授・教授等を経て、早期退官後、文筆業・翻訳業に従事。カフカを中心にドイツ文学の評論・翻訳が専門ながら、旅行記ほか、幅広く文筆活動を行った。毎日出版文化賞、...続きを読むPosted by ブクログ
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標題に惹かれ、なんとなしに購入。徒然な紀行文、エッセイ。筆者の旅への思いが伝わり、自分の旅心もくすぐられる。思い切って、家族に「ひとり旅をしてきてもいいか」と切り出してみようか。Posted by ブクログ
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歳をとってからの老いに対する向き合い方、時間の使い方、身体の衰えへの対処のしかたなどをエッセイ風に軽快に書いていておもしろかった。Posted by ブクログ
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著者は、かなりマメな人である。メモを取るにしても、コレクションをするにしても、それらを自分で楽しみながら実践されておられる。老いを楽しむ一つのヒントは、マメになることなのである。Posted by ブクログ
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すごいトシヨリBOOK
トシをとると楽しみがふえる
著者:池内紀
発行:2017年8月15日
毎日新聞出版
有名なドイツ文学者だった彼は、冒頭で自分がいなくなる予定を三年ずつ延ばして、延長した時間の中で人生を生きていく、と書いている。2017年夏にあとがきを書いているが、他界したのが2019年夏...続きを読むPosted by ブクログ -
物語の中へようこそ。
ミヒャエル・エンデの世界を存分に楽しめる短編集。お気に入りは表題作「魔法の学校」です。
「魔法の学校」魔法を使えるようになるため「望みの国」の子どもたちの中で才能のある子は、魔法の学校に通う。招待を受けて魔法の学校を見学した「わたし」の報告。
「レンヒェンのひみつ」両親の...続きを読むPosted by ブクログ