池内紀のレビュー一覧
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凄く面白かった! 老いるということ、自分がその立場にならないとわからないことが読める。また、理解し難かった年寄りの行動あるある、こういうことなのねーとちょっとわかった。
カラダは老けても心は老けてない、というのは錯覚で、心は老けてないと思うこと自体がまさしく老化のしるし。心も老けるからこそこれまで...続きを読むPosted by ブクログ -
77歳の池内紀さんが書いた、老いに向き合う本。
『老いに「抗う」のではなく、老いに対して誠実に向き合うこと。老いの中で起きる面白くないことも、目を背けたり、すり替えたりしない。』
カッコいいですねぇ!しびれました!
私も今年で68歳、なんとなく、75歳で一区切りかな、と思っていたところなので、あと7...続きを読むPosted by ブクログ -
1940年生まれ、独文学者、エッセイストの池内紀(おさむ)氏の「すごいトシヨリBOOK」(2017.8)、面白かったです!70の時、77の時には自分はもういないと思い、あれをしよう、これをしようと思ったそうです。(決断がしやすくなる)満期が来たら3年単位で延長してるそうです。また、お金を意識しないで...続きを読むPosted by ブクログ
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この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。
個人的に一番最...続きを読むPosted by ブクログ -
220年前の警世の書。いま書かれたかのようです。
カントの提言は、わたしたち一市民に、平和のために行動せよ、権力者の戦争好きにブレーキをかけよ、と語りかけてくる。偉大な哲学者の、平和への提言に、乾杯。Posted by ブクログ