池内紀のレビュー一覧
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結構わかりやすいことをやっている。案外とおもしろい。けど、これって歴史的な価値?以上のものなんだろうか。カフカ以外の名義で、例えば無名の若い作家の名義で新しく出版されても評価されるんだろうか。なんて思った。表現をいじれば普通にウケるかな。孤独とか不安とか。ね。Posted by ブクログ
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岩波文庫のもう1つのカフカの短編集です。
個人的には「カフカ短篇集」の方が好みですが、カフカの短編を他にも読みたいって方はこちらもどうぞです。
岩波文庫の短編集は、手頃で手軽に手にしやすい点で、おすすめです。Posted by ブクログ -
初めてのカフカ作品。寓話が元々好きだったこともあり、残酷な表現も多々見られたが楽しく読めた。けれども、どこか不安になってくるお話たち。ちょっとしたスリルや奇妙な雰囲気を漂わせるお話を求める方におススメ。Posted by ブクログ
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まさしく池内紀である。
この人は、どのような人でも、山でも、温泉でも居酒屋でも書く対象に限りなく優しい。
この本は12人の日本人作家のふるさととの関わりを描いたもの。
単に作家の生い立ちを描くのではなく、大切な人とのつながりを少ない枚数で丁寧に描いている。
でも12人のうち作品を読んだ事のある人は...続きを読むPosted by ブクログ -
居酒屋ひとり飲みのススメ。
ここでいう居酒屋とは、いわゆるチェーン店ではない。
ドイツ文学者のイメージしかなかった池内紀氏が実はこんな庶民派な居酒屋フリークとは。
なかなか面白いし、ついひとり飲みに行きたくなるような良書。Posted by ブクログ -
池内さんの旅エッセイは、ただの随筆ではない。人生は偶然のめぐりあわせの連続であり、それらはすべてむだなことばかりのようでいて、余分なものは何もないと感じさせてくれる。表題の章もだが、自伝的で虚実いりまじったような「自分風土記」の章が秀逸。Posted by ブクログ
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ドイツの多くの町について数ページづつ綴られているけど、けっこう内容が濃くて楽しめる。作歌や芸術家にちなんだ話も多いので、ドイツの小説や音楽がお好きな方にお奨めです。もちろん歴史好きの方にも。Posted by ブクログ
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古書フェア。難解といわれているカフカがこんなに味のあるものだなんて驚き。文章が短文でどことなく旧約聖書を思わせる。チェコ語で「カラス」を意味するカフカという名前も大好きだ。
2013年3月 再読Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
見知らぬ町の朝は、いいものだ-旅とエッセイの名手である池内紀が、独自の嗅覚で訪ね歩いた、日本各地の誇り高き、十六の町の旅の記憶。
[ 目次 ]
北から南へ(フクロウの知恵-斜里町(北海道)
日本一巡り-上川町(北海道)
金の帯-岩内町(北海道)
木組みと流水-金山町(山形県) ほか)...続きを読むPosted by ブクログ