乃南アサのレビュー一覧
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「マエ持ち女二人組」シリーズの第1巻。
刑務所で知り合い刑期を終えた芭子(29歳)と綾香(41歳)。刑期を終えて、社会に復帰しつつも、それぞれの道を模索している。本書ストーリーでは、取りたてて殺人事件などといった大きな事件が起こるわけでは無いが、二人の奮闘する姿が描かれている。
別シリーズ「新米巡査...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻で音道・滝沢コンビが暑い中苦労して調べまわった事が、ようやく繋がりするすると解けていく様子は面白かったです。先が気になるのと、読みやすい文章で1日で読み終えられました。音道シリーズではこの作品が一番好きかな。Posted by ブクログ
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Rさまオススメ本、下巻。
うーん、面白かった!
出てきたときから気に入らなかった人物が、もしかしてと思ったら、という感じでしたが。
それをどのような事件として作り上げるのだろう?と続きが気になって仕方なかった。
二人のコンビもようやくしっくりきて、ほっとしたり、嬉しくなったり。
しかし、とんでもなく...続きを読むPosted by ブクログ -
Rさまオススメ本の下巻。
昨夜から一気読み!続きが気になって止まらなかった。
ずっと縛られてて、なかなか助けも来てくれなくて、ほんとにもどかしい思いをしましたが、
この苦しいところを読みきった分、最後の爽快感がたまりませんでした。
滝沢さんが必死に助けようとしているのに、なんであのおやじなの?って...続きを読むPosted by ブクログ -
評価は5.
内容(BOOKデーターベース)
借金を何とか返し終えた耕平は、北海道・斜里の実家に戻る。その雄大な自然に癒されたものの、働き口は見つからない。そこに新聞配達所で一緒だった沖縄出身の竹田杏菜が突然やって来る。ようやくスーパーの正社員の道が見えてきた矢先、酒酔い運転で事故を起こしてしまう。...続きを読むPosted by ブクログ -
故郷の北海道斜里に戻った主人公の片貝耕平。寝起きする場所、食事は心配する必要もなくなり、地元でのアルバイトも始める。しかし、耕平の甘さは、ここでも同様。再び、転げ落ちる人生が始まる。
沖縄出身の杏奈の抱える生い立ち。北海道と沖縄、そして都会との地域間格差。非正規従業の増加といった誰にも起こりそうな現...続きを読むPosted by ブクログ -
北海道は斜里出身の主人公青年・方貝耕平。浪人の末、関東の無名大学を卒業し、新卒で二部上場会社に就職したものの、上司とそりが合わず、直ぐに退職。その後、派遣社員として働くも、直ぐに辞めるといったことを繰り返し、行きつくところは、消費者金融とギャンブル。多額の借金を一括返済してくれた新聞販売店で働き始め...続きを読むPosted by ブクログ
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バブル時代の女性社員の恋愛模様が、小説の素材。不倫、ブランド品、そして安パイな保険彼氏。
巻末にある解説、エッセイストと斉藤由香さんの文章は、その視点や分析が鋭い。Posted by ブクログ -
戦後から高度経済成長期の日本が舞台。戦後昭和史、出来事が作品内に散りばめられている。まさに昭和の刑事・土門功太郎の事件簿。短編集して4作品が所収。事件ごと、短編ごとに、土門の年齢も違い、土門の家族情景も描かれている。Posted by ブクログ