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借金を何とか返し終えた耕平は、北海道・斜里の実家に戻る。その雄大な自然に癒されたものの、働き口は見つからない。そこに新聞配達所で一緒だった沖縄出身の竹田杏菜が突然やって来る。ようやくスーパーの正社員の道が見えてきた矢先、酒酔い運転で事故を起こしてしまう。明日への希望を問う感動長編。
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Posted by ブクログ
心理描写が上手なので、感情移入されてしまう。同じような場面で同じように考えてしまう気がして余計に落ち込む。だからこその、最後の清々しさがとても良かった。いろんな経験をしたからこそ見つけられた大切なものは、意外と身近にあるし、そんな大層なものでなくて良いのだ、と気付かされる。
故郷の北海道斜里に戻った主人公の片貝耕平。寝起きする場所、食事は心配する必要もなくなり、地元でのアルバイトも始める。しかし、耕平の甘さは、ここでも同様。再び、転げ落ちる人生が始まる。 沖縄出身の杏奈の抱える生い立ち。北海道と沖縄、そして都会との地域間格差。非正規従業の増加といった誰にも起こりそうな現...続きを読む実。そして、方貝家のオンナたちの逞しさ。 解説を読んで、著者の「方貝」という苗字をつけた思いを知った。解説も秀逸。
故郷の北海道・知床に帰り、 母と祖母との暮らしを始める片貝耕平。 そこに東京の新聞販売店で同じ仕事をしていた杏菜が 話したいことがあるからとやってきた。 荷物をすべて持って・・・ スーパーのアルバイトで正社員目指して頑張ろうとする耕平は 東京にいる頃よりも成長したかのように見えたけれど、 やはり、...続きを読む甘いのだ。 飲酒運転で事故を起こし、将来は絶たれる。 どこまで転落するのだと思わせるが、 人間はどこからでもやり直せると、 希望の見える明るい終わり方でホッとした。 主人公にはまったく共感もできないけれど、 彼を支える祖母と杏菜には泣かされた。
自分の中に常にある没落や貧乏とは言えないまでもお金に苦労したくない深層心理を見つめ直す機会になった。もう少し自分が不器用なら、主人公・耕平のようになりかねないな。社員と非正規雇用の差異、中央と地方の差異、標準的な容姿を持つか持たないか。明日より今日という感覚、色々考えながら一気読み。
故郷へ帰った耕平、相変わらずやることなすことダメダメで生きる希望も無く自死を考える毎日。そこに杏菜が出生の告白をする。生きるって何だろう、最近親ガチャという言葉があるが、それでいけば杏菜はハズレもハズレということになるだろう。でも一生懸命に生きている、耕平と二人で幸せな人生を歩んでいって欲しい。
何をやってもだめな主人公が下巻では故郷に帰ってやり直そうとします。でもやはりなんだか甘い、基本甘ったれで、どうにかなる、今ダメなだけといつも心に逃げ場所を作って、少しでも余裕ができるとすぐに前の苦しみを忘れてしまう。あーでもなんとなく自分の中にもある要素なんで、昔の自分も若干こんな感じあったかもしれ...続きを読むないです。 基本的には真面目にやろうと思えば一所懸命なんだけど、少しつまずくとリセットしてゼロからやりたくなる感じなんでしょう。わかる、なんとなくわかる。 彼を追って北海道にくる前職の後輩の杏奈ちゃんが不細工で色黒で豆タンクなんですが健気でかわいいです。とても重要な役目で僕はこの子の行く末を見るために読んだといっても過言ではありません。ジンときました。
下巻は、いろんな問題に触れられていた。 歴史、民族、法律などなど、さまざまなものが凝縮され、深い味わい。 人生には色々あるけれど、その先にはきっと信じられる何かが待っている。 頑張っていれば、その気持ちがあれば! 2013.10.10
下巻の感想としては、ああ、人間ってこうなるまで気付けない弱い生き物だけど、気付けられれば強くもなれるんだなあ、と力強さを感じた作品。 アメラジアンって言葉は知らなかったけれど、ヒロインの背景は読んでる内から読んでいる方が何と無く理解出来たのに、何で実物を見ている筈の主人公が気付けんのや!!と少しだけ...続きを読むツッコミを入れたくはなりましたが、それも含めて、こういう主人公だからこその転落と、そこからの復帰なのかな、と。読み応えありました。
自分の今の気持ちや悩みにマッチする一冊。「フリーター家を買う」と似たようなお気楽な展開だったら、イラっとするなと思ったけど、もっとリアルで、しっくりきた。取り敢えず目の前の課題に一歩一歩取り組んでいくしかないのか。どうやら、シリーズものがあるみたいだから、次に読んでみようかな。
良くもまあこれだけいろいろな事があるものだと思いながら読んでいた。決して明るい内容ではないけど、俺も頑張らなくては〜なんて思えた。最後までしっかり読んで良かった作品。
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