伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 死神の浮力
    シリーズ第2弾!

    相変わらず、千葉さん、おとぼけ度満載で、すっ飛ばしてる〜
    ええ感じ。

    その人間に死を与えるべきかどうか、死神たちが7日間で、「可」 or 「見送り」を判定!
    でも、適当に決める死神多く、「可」ばかりで、早死に多く、「還元キャンペーン」で、「見送り」推奨!って…
    そんなんで、判定...続きを読む
  • 陽気なギャングが地球を回す
    これは面白い!今更ながらに手に取った…もっと早く出会いたかったくらいオススメ!

    4人の強盗どのキャラも素敵で、作中もドキドキが止まらないのにクスッと笑えたりして最高!

    2、3も読んでみたい!
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    «「目に見えないもの・こと」を突き詰めて»
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    「俺はね、目に見えないものは信じないことにしているんだ」(p98)

    物語の中で河崎という男がサラッと放つ一言ですが、物語全体では、自分の出身国に対する思いであったり、各々の信念であったり人に対する感情であったりといった様々な人の中の...続きを読む
  • 陽気なギャングが地球を回す
    とーーーーーっても面白かった!!!!!

    銀行強盗をする5人組の物語。
    雪子が元旦那、息子の父親に手を貸してしまい、強盗に失敗してから息子のいじめの事件から、、
    裏で?繋がってたのが面白かった!!
    伏線回収完璧。!!

    神田たちに奪われたお金を取り戻すために暗いところでもシャッターを切らずに撮れるカ...続きを読む
  • マリアビートル
    みんな大好き殺し屋シリーズ
    グラスホッパーの登場人物再登場に歓喜

    777から逆走する形で、手に取りました。
    新幹線内という、限られた空間、時間が
    数人の視点から切り取られ、数時間の出来事を書いたとは思えない濃密な作品となっております。

    月並みですが、最後どう着々するのだろうと一気に読んでしまいま...続きを読む
  • オーデュボンの祈り
    コンビニ強盗を起こした主人公が謎の島で起きた事件を解き明かすミステリー小説。
    パラレルワールドのような世界観、メタっぽい会話、不思議な登場人物などリアルとフィクションのバランスが程よく没入して楽しむことができた。

    いわゆる伊坂っぽい作品(伏線を張って最後に回収する作品)でありながらも、主人公の視点...続きを読む
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    読み進めていくうちにお前河崎じゃなかったんか!ってなった笑
    過去の話と現在の話を交互に書いてたからこの数年で日本語上手くなったんやな(゚∀゚)

    主人公が途中からこの本の主人公?って思わせるような錯覚、、、
    本人も最後らへんで思ってたけど、確かに自分は脇役で彼らの物語に飛び入り参加させられた感があっ...続きを読む
  • 重力ピエロ
    「春が二階から落ちてきた」
    書き出しから持っていかれた。
    四季の「春」が落ちてくる?二階から??
    それはすぐに人の名前であることが明かされるけれど、あれには心底慌てさせられた。

    物語は過去(泉水の回想)と現実を行き来しながら進んでいく。春のしたことは、倫理、道徳、社会の秩序などからしてみればもちろ...続きを読む
  • マリアビートル
    伊坂幸太郎さん殺し屋シリーズ3作目!
    順番的には2番目だったマリアビートルを3番目に読みました。(諸事情あり)
    とっても読みやすくて面白いし、伏線もあり、もちろん伏線を回収しスッキリ爽快で、悪とは?を深く考えさせられる物語でした。
    全編通してほぼ新幹線の中で繰り広げられる、殺し屋たちと中学生の王子の...続きを読む
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    初手ゴールデンスランバーで、微妙、、だったのでなかなか手を付けられずに放置してたが、友達に勧められてしぶしぶ、、が、、最後の怒涛の伏線回収!最高!ハマる!(単純)
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    娘が友達に勧められて読み始めて面白いと言うため読んだ。めちゃめちゃ面白かった。
    久しぶりに先が気になってどんどん読んでしまう小説に出会えた。
    衝撃のラスト。
    主人公(青柳雅春)の性格の良さが滲み出ていて好感が持てるけど、大きな悪に個人が立ち向かうのはやっぱり難しいよな……と思ったりもした。
    登場人物...続きを読む
  • シーソーモンスター
    坂本さんセレクトの5本目。
    なぜなのか、ハズレが無い。
    裏で相当な数の本を跨いで来たのだろうと思うと感服の極みである。
    嫁、姑、婿とそれぞれの立場で語ってくれる読みやすさ。
    歯切れがいいし、ページ捲る手が捗る。
    テンポ良い展開が引き込まれる。
    そう、人工知能に操られるように。
  • ホワイトラビット(新潮文庫)
    前から読んでみたい作品だったので、読んでみた。
    白兎事件と呼ばれている誘拐立てこもり事件の話。
    誘拐ビジネス会社のメンバーとして、誘拐を生業にしている主人公兎田が、新妻の綿子を誘拐されてしまう。
    折尾豊(オリオオリオ)という、オリオン座蘊蓄野郎のコンサルタントを連れてこないと新妻の命がないと言われ、...続きを読む
  • ラッシュライフ
    めちゃくちゃ面白かった〜!

    初期の伊坂作品をほぼ読めてなかったので、刊行順に読んでいってます。
    この作品は2作目!

    2作目にしてこのクォリティなのか〜!
    凄い、、天才的すぎる、、

    5つの視点で語られる群像劇。
    伊坂さんのこのパターンめっちゃ好き♪

    ▫︎ お金で買えない物はないという拝...続きを読む
  • チルドレン
    傍若無人で身勝手、周りに迷惑しかかけない男ー陣内と、その周りの人達に起こった出来事の数々をまとめた短編集。周囲の人達による視点で描かれているため、いろんな視点から陣内を楽しむことができます。

    伊坂幸太郎さんが好きなのですが、チルドレン&サブマリンはまだ読んだことがないなぁと思い、手に取ってみました...続きを読む
  • マイクロスパイ・アンサンブル
    ザ伊坂幸太郎ワールド。
    マイクロな世界のスパイと現実世界の絡み合い。
    不倫相手のマグカップで黒光Gを捕獲する所、最高。

    「プライドって何なんでしょうか
    そう訊ねた時の、エージェントハルトの答えが頭の中で蘇る。
    プライド?そんなの、ただの言葉だろ。プとラとイとド」
    エージェントハルトさん。この言葉を...続きを読む
  • 死神の精度
    遅かれ早かれ自分も周りの人も必ず死にます。
    その時期を知らないからいつも死を棚に上げて、大切なことを後回しにして、日々を過ごしています。
    自分の人生を生きるか、時間に流されるかは死を意識しているかどうかだと感じました。
    最後に「そうだったのか」ってなる瞬間があり、すごく楽しめました。続編の死神の浮力...続きを読む
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    4.7

    主人公の根気と運の良さにあっぱれ!
    視点が短いスパンで切り替わるのでテンポよく読めた。
    ラストシーンの描写がすごくお洒落で、読後感も最高だった。
  • チルドレン
    陣内さんの屁理屈はすごい。なぜか納得させられる。一人でもこういう人が周りにいればそりゃ楽しくなるだろうな。
  • フーガはユーガ
    フーガとユーガは双子の兄弟。誕生日に起こる入れ替わり、いわゆる「アレ」が現実離れした小説らしさを演出していて、物語のカギにもなっています。優我の発言には嘘や脚色が混ざってる、がこんなにも予想不可能な結末を導くとは思ってもいませんでした。大どんでん返しの構成にはあらためてあっぱれの一言です笑。

    支配...続きを読む