伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 逆ソクラテス
    先入観を疑うことを再確認する契機になった。自分の好きなものや人を茶化された時、侮辱された時は「僕はそうは思わない」
  • グラスホッパー
    男心をくすぐる設定、世界観に没入できた。一見非現実的なように思えるが、実は自分の知らないところでこういう闇があるのではないかと思わせる作品だった。それも登場人物の感情描写だとか馴染みのある地名だとかが随所随所に散りばめられてるからではないだろうか。
    伊坂幸太郎らしいどんでん返しもありつつその他の部分...続きを読む
  • 砂漠
    面白い。今月から社会人なので余計沁みた。

    なんかこう、色んなことがあったけど最終的に意味のあるエピソードだけ持ってきたみたいな演出が良い。生活を感じられる。
  • 終末のフール
    本屋さんで何読もうか物色中にこのタイトルどっかで見たな( ・∇・)
    うーん?何だったかな?
    あ!ネトフリになんか同じタイトルがあったぞ(゚∀゚)
    、、、ということで購入\(//∇//)\

    本の帯にもネトフリで実写ドラマ化って書いてあった( ゚д゚)
    時間があったら実写も見てみようっと!

    世界が終...続きを読む
  • 777 トリプルセブン
    マリアビートルの続きの様なお話でサクサク読めました!最後はそう来たかー!!って感じです。
    沢山人が死んじゃうのに、なんだかライトに読めて面白い!また天道虫に会いたいです。
  • アヒルと鴨のコインロッカー
    この本は大学時代に読んだと思うが、一度手放してしまってもう一度再読。忘れてしまっている部分が多数あり、あの頃から20年ほど経ち読んでみると人生経験も増えたせいか味わい深いものがあった。
    何度か読んでいるのに、最後の方まで違和感に気づくことなく読み進めていた。例え方や、会話に筆者の素晴らしい思想という...続きを読む
  • オーデュボンの祈り
    主人公である伊藤さんの感性がすごく良い

    彼の感性を通して描写されることで、荻島がより不思議な魅力ある場所になっているのだと思いました。

    優午の「たんぼぽの花が咲くのに価値がなくても、あの花の無邪気な可愛らしさに変わりはありません。人の価値はないでしょうが、それはそれでむきになることもないでしょう...続きを読む
  • 逆ソクラテス
    職場の人がみんな20〜30歳離れているので、同意を求められた時に断れなかったり、自分の意見を言いづらいことが多い。そんな時は安斎が教えてくれたように、「僕はそうは思わない」と自分を見失わずにいたいと思った。
    ずっと文庫本になるのを待ってて、やっと読めた!
  • AX アックス
    伊坂幸太郎やっぱおもしれえ。

    人って個人ではなく、周りの人がいてこそ、生かされる。
    表と裏の顔。家族だけは守ろうとする兜。家族って素敵。まだ子供がいないから分からない部分もあるけど、一生をかけて子を守るっていう父親の気持ち、そして、申し訳ない気持ちもありながら、辞めたくてもやめられない裏の仕事。辞...続きを読む
  • 首折り男のための協奏曲
    どのエピソードも好きだけれど、
    『人間らしく』の「この腰巾着が」という窪田の発言と、神様は隣の部屋で仕事をしているという考え方、『合コンの話』の佐藤さん、がとくにお気に入り。
    『月曜日から逃げろ』は、お洒落だなぁ。
    チャップリンの『給料日』も観てみよう。
  • オー!ファーザー
    とにかく面白かった!
    登場人物のキャラクターがどれも好きで、最後に伏線回収されるのも、父親たちが照れ合う様子なども想像がついて好きだった。

    重力ピエロにもある、血の繋がり、家族、について。重力ピエロのように重い感じではないけど、明るく楽しく描かれている気がする。

    伊坂節満載なのでおすすめの小説で...続きを読む
  • 魔王 新装版
    伊坂幸太郎ワールドにまたもや引き込まれた。
    伊坂さんの書く会話のやり取りは、頭のよいツッコミやそう返すかと思うような面白さがあり本当に大好き。
    ムッソリーニ、ファシズム、についてあまり考えたこともなかったけどこの本を読んで、みんなが同じ考え方や行動を起こすことってある意味怖いし、いいことならしてもい...続きを読む
  • 陽気なギャングは三つ数えろ
    3作の中で一番面白かった。前2作読んでなくても楽しめると思います。 伊坂先生には今後も伏線回収しまくって欲しいです。
  • オー!ファーザー
    どのキャラクターも生き生きとしてて読んでて面白かった。主人公と4人の父親たちの関係性がとても素敵だった。
    自分にも必ず、両親から与えられた強みがたくさんあるはずだなとすこし嬉しくなった。
  • 777 トリプルセブン
    殺し屋シリーズ 4部作目。起きていることとは裏腹に相変わらずカラッとした文体で、血生臭くなりすぎずサクサク読める。
    またいつか天道虫の笑っちゃうレベルの不運さと活躍が読めるといいな。
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)
    大きな陰謀に巻き込まれた小さな主人公の逃亡劇。散りばめられた伏線が後半になるにつれて回収されていく有り様は見事の一言。そしてなにより、終わり方が印象的でした。この終わりだからこそ、この作品をドラマ化し過ぎず、より深みのあるものにしていると思います。
  • 陽気なギャングが地球を回す
    強盗という重大な犯罪をテーマに取り扱っているのに、そうとは思えないような軽妙な話の展開や語りが面白い。
  • 777 トリプルセブン
    嗚呼!もうこの世界観大好き!

    殺し屋シリーズ最新作で、天道虫こと七尾が主人公でホテルを舞台にしたお話し。 

    個性豊かな新キャラ殺し屋達が沢山登場し、お喋り好きで応援したくなる様な殺し屋や、現代を象徴するような胸糞ヤロウも沢山出てきて、苛立ちながらも、どういう最期を迎えるんだろう…とお決まりの展開...続きを読む
  • 陽気なギャングが地球を回す
    ひさしぶりに読んだけど、最っ高。

    「成瀬さん、警官の制服を着た人は、警察官に決まってるよ」
    「サンタクロースの格好をした男の大半は、サンタクロースじゃない」

    冒頭の成瀬と久遠のやりとりから大好き。
    軽快、軽快。
  • AX アックス
    満を持して読んだ殺し屋シリーズ3作目。めちゃくちゃ面白かった。シリーズを重ねるごとに面白くていまだに成長し続ける伊坂幸太郎すごい。
    今回の主人公の兜は今までの殺し屋とは違い、家族がいて、殺すことに罪悪感を抱いているのが物語のキーポイントだった。割と常識人寄りの天道虫や槿でさえ、殺すことに悪気は感じて...続きを読む