荒俣宏のレビュー一覧
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巻頭のカラー写真、
解剖用の模型にまで美とエロチシズムを求めるのかさすがイタリアねとすみません本編じゃないとこに感銘受けてます。
造詣が深い荒俣さんに旅行ガイドしてもらってるみたいな読みやすそうな本でした。 -
荒俣さん、還暦を迎えて以降俄然輝きを増してきたなあ!と感じた一冊。どんなに嫌だと思う仕事を与えられても、それを楽しんじゃえ!という若き日のエピソードにグッときました。Posted by ブクログ
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アマノジャクの荒俣氏らしい、子ども時代から破天荒でパワフルな様子と目的に向かってまっしぐらなところなど、笑わずにおれないエピソード満載。
平井呈一先生への深い思いに、両氏の人柄が偲ばれる。
分量は多いが 怪奇に関するあらゆることへあちらこちらと案内され、最初から最後まで楽しく読んだ。Posted by ブクログ -
この方はどのような成分で出来ているのか。鉄道好きの方が鉄分で出来ているように、養分ならぬ妖分か。不思議な存在の荒俣宏、その人の自伝だ。
いかにして、博物学、妖怪、幻想文学など多岐にわたるジャンルに興味をもち、今まで生きてきたか。
好奇心旺盛なのはもちろんだが、色々なジャンルの師匠がい...続きを読むPosted by ブクログ -
新書なのにこの分厚さ!荒俣先生の博覧強記を表しているかのよう。中盤まで読んでいくとこの量感と質感がここちよく、どんどん読み進めてしまう不思議。そもそも朱引なんて知らなかったし、区分けも何度か行われていたこと、特定エリアのトリビアなどなどがてんこ盛りで、そんなに東京に詳しくない私でも充分に楽しめた。特...続きを読むPosted by ブクログ
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安倍晴明の生い立ちと陰陽師の由来が簡単に分かる一冊。
安倍晴明は冷静でかっこいいと思っていたが顔は赤顔で目が細いと異形の顔立ち、そして妻の尻にひかれているという全然印象が違う。
陰陽師鬼談なので鬼を退治する話なんだけど、最後安倍晴明と妻がどうなったのか知りたい。。。Posted by ブクログ -
またもや魔人加藤や!
新となってるけど、時代は逆行。
戊辰戦争の時代。
帝都物語は、
魔人加藤
VS
その時代を駆け抜けた人(今回は、土方歳三、平田鐵胤などなど)
って構図やな。
今回も陰陽道、風水、神道、はたまた、墨家…神秘系たっぷりの作品。
神秘系は、好きなんで、良い!
でも、言霊...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸とその外との境界を、荒俣宏が「ブラタモリ」した本。江戸の境界は、朱引というらしいが、自分の住んでいる東京西部でいうと、落合あたりが境界であり、境界のあるところには火葬場があるらしい。たしかに納得。落合近辺では、哲学堂公園を散歩しているのだけど、やたらとこの公園を大絶賛していた。今度行ったときは、...続きを読むPosted by ブクログ
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荒俣宏先生による江戸の街歩き。ただ単に現代でも江戸の街を感じる場所を歩くのではなく、御府内と郊外との境界線である「朱引」の内外を歩いて、江戸を浮き彫りにするというさすがと思わせる面白い企画。途中は荒俣先生の思い出話に脱線したりして、平井呈一との交流や太宰治、芥川龍之介など文化人の話もあったり、新書の...続きを読むPosted by ブクログ