荒俣宏のレビュー一覧

  • 帝都物語 第弐番
    色々と楽しませていただきました。結果としてはこれでよかったのだろうと。
    加藤という人物がすごすぎるのが、怖くて仕方がない。
    それにしても加藤は一体いくつなんだろうか?
  • 帝都物語 第壱番
    あるTVで映画帝都物語の加藤を演じた人物を発見して、思わず読み出した。昔読んだけど当時は頭が追いつかず、分からなかったけど年を経てやっと読める頭をもったようで実に勉強できた。(そんな雰囲気で読んでいた)。加藤が!と思わず吃驚する場面もあり、続編でどうなるのか楽しみだ。

    ついでにカテゴリが「時代小説...続きを読む
  • 帝都物語 第壱番
    何度読み返したことか・・・。言わずもがなの長大作SF小説。最初の部分は映画化されたりしてますが、僕は三島由紀夫が奥津城へと下っていくあたりが大好きです。
  • 福翁夢中伝 上
    福沢諭吉の回顧録を面白おかしく対談形式にしたいわば「福翁自伝」リメイク版。著者の茶々が小気味よく面白い。
    ただ悲しいかな、あまりに丁々発止に走った為にこれが事実なのか創作なのかよくわからない部分がある。一応登場人物は現実に存在する人物のようだが彼らが福沢と本当にそう言う関わり合いをしたのかはよくわか...続きを読む
  • 怪と幽 vol.013 2023年5月
    織守きょうやさんの「そこにはいない」が特に好きでした。
    両思いなので末永く暮らして欲しいなと思いました。
  • 火の鳥伝記文庫 アラマタ新聞 創刊号
    荒俣宏先生が実際に描いているかはともかく面白い
    カラーで図説入りなのが分かりやすい
    荒俣先生には長生きして欲しい
  • ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅

    試し読みですが

    巻頭のカラー写真、
    解剖用の模型にまで美とエロチシズムを求めるのかさすがイタリアねとすみません本編じゃないとこに感銘受けてます。
    造詣が深い荒俣さんに旅行ガイドしてもらってるみたいな読みやすそうな本でした。
  • 0点主義 新しい知的生産の技術57
    荒俣さん、還暦を迎えて以降俄然輝きを増してきたなあ!と感じた一冊。どんなに嫌だと思う仕事を与えられても、それを楽しんじゃえ!という若き日のエピソードにグッときました。
  • 妖怪少年の日々 アラマタ自伝
    アマノジャクの荒俣氏らしい、子ども時代から破天荒でパワフルな様子と目的に向かってまっしぐらなところなど、笑わずにおれないエピソード満載。
    平井呈一先生への深い思いに、両氏の人柄が偲ばれる。
    分量は多いが 怪奇に関するあらゆることへあちらこちらと案内され、最初から最後まで楽しく読んだ。
  • 妖怪少年の日々 アラマタ自伝
    この方はどのような成分で出来ているのか。鉄道好きの方が鉄分で出来ているように、養分ならぬ妖分か。不思議な存在の荒俣宏、その人の自伝だ。




    いかにして、博物学、妖怪、幻想文学など多岐にわたるジャンルに興味をもち、今まで生きてきたか。




    好奇心旺盛なのはもちろんだが、色々なジャンルの師匠がい...続きを読む
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり
    新書なのにこの分厚さ!荒俣先生の博覧強記を表しているかのよう。中盤まで読んでいくとこの量感と質感がここちよく、どんどん読み進めてしまう不思議。そもそも朱引なんて知らなかったし、区分けも何度か行われていたこと、特定エリアのトリビアなどなどがてんこ盛りで、そんなに東京に詳しくない私でも充分に楽しめた。特...続きを読む
  • 陰陽師鬼談 安倍晴明物語
    安倍晴明の生い立ちと陰陽師の由来が簡単に分かる一冊。

    安倍晴明は冷静でかっこいいと思っていたが顔は赤顔で目が細いと異形の顔立ち、そして妻の尻にひかれているという全然印象が違う。
    陰陽師鬼談なので鬼を退治する話なんだけど、最後安倍晴明と妻がどうなったのか知りたい。。。
  • 新帝都物語 維新国生み篇 下
    またもや魔人加藤や!
    新となってるけど、時代は逆行。
    戊辰戦争の時代。
    帝都物語は、
    魔人加藤
    VS
    その時代を駆け抜けた人(今回は、土方歳三、平田鐵胤などなど)
    って構図やな。
    今回も陰陽道、風水、神道、はたまた、墨家…神秘系たっぷりの作品。
    神秘系は、好きなんで、良い!
    でも、言霊...続きを読む
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり
    江戸とその外との境界を、荒俣宏が「ブラタモリ」した本。江戸の境界は、朱引というらしいが、自分の住んでいる東京西部でいうと、落合あたりが境界であり、境界のあるところには火葬場があるらしい。たしかに納得。落合近辺では、哲学堂公園を散歩しているのだけど、やたらとこの公園を大絶賛していた。今度行ったときは、...続きを読む
  • 江戸の幽明 東京境界めぐり
    荒俣宏先生による江戸の街歩き。ただ単に現代でも江戸の街を感じる場所を歩くのではなく、御府内と郊外との境界線である「朱引」の内外を歩いて、江戸を浮き彫りにするというさすがと思わせる面白い企画。途中は荒俣先生の思い出話に脱線したりして、平井呈一との交流や太宰治、芥川龍之介など文化人の話もあったり、新書の...続きを読む
  • 帝都物語 第壱番
    概ね史実で、概ね実在人物なのに、圧倒的にオカルト。ワクワクする。ドーマンセーマン、陰陽道、式神、地脈、霊的にも守られた最強の都市・東京を創る…。

    加藤が怖くて気持ち悪くていいかんじ。
    この兄は「ブラック労働染まり野郎」なので、妹は放っておいていい。
    妹が大変なことになっているのに、兄はシゴト漬け、...続きを読む
  • 帝都物語 第伍番
    虚実百物語みたいな雰囲気で、あぁ、これのパロディでもあったのか?と。
    三原山噴火という、当時としては極タイムリーな話題が出て来て、そうだよな、昭和だったんだよな、と。当時まだ小さい自分をひいおばあちゃんに預けて、家族みんな噴火を見に行った、というエピソードを思い出しました。
    こないだTVでシンゴジラ...続きを読む
  • 帝都物語 第四番
    こんなに危険なダンスは、怪盗クイーンのピラミッド編しか知らなかったものですから、高まりました。
    1巻以来、4巻末でやっと気に入った場面が出て来ました。
    やはり執着して骨まで・・・と、誰がなんといおうと曲解と深読みでいきますが、ただ単に由佳里さんにいいことしてあげただけじゃん、ともいえなくもない加藤。...続きを読む
  • 帝都物語 第弐番
    加藤さん、いいけどさ別に、なんで辰宮じゃなくて幸田さんとかに執念燃やしてんねん、そっちじゃないでしょ、と言いたい。あっちゅう間に40歳ですよ、悲しいな。これはあの一瞬の輝きに追いすがるしかないのか...。
    しかし幸田さん意外と武闘派で熱いですね、たぶん文豪ストレイドッグ並なのでは(よくしらない)
    ...続きを読む
  • 別世界通信
    まだこの本刊行当時は オラフ・ステープルトンなんてこれで紹介される奴はあまり出てなかったし、『指輪』関係もまぁマイナーと言ってよかったし はー。
     魔界としてのロンドンとパリは、こっちの方が面白い。