荒俣宏のレビュー一覧
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中学高校と、勉強は主に受験勉強が中心でした。とにかく、合格するためには暗記一本。先生も、テストの成績の優秀の子がエリートと決めつけていた。思考力や発想力又洞察力も見につくはずがない。0点主義の考え方は、ストライクゾーンから外れたその場所に興味深いものが隠されていることを指摘している。勉強が出来なくと...続きを読むPosted by ブクログ
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荒俣さんの人生の根本となっているのであろう、「0点主義」という方法論についての本。
主に勉強法について書かれていました。
「0点主義」とは、何事においても、遊びを含めた、無駄だと思えるような分野を楽しむ、というようなものだという。
ただ、これはほとんど感性の問題だと思ったので、いくら著者がこの生き方...続きを読むPosted by ブクログ -
0点主義とは、人から見れば無意味なことを追いかけて
勉強することである。
競争のための勉強ではなく、自分が興味のあることのみを勉強する。
それが、どこかで何かになる可能性がある。しかしその可能性のために
勉強するのではない。
無駄、とは、未知なる可能性がある、ということであり
無駄なことが集まって何...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでいて、なかなか筆者のようにはいかないよなあって思いながらも「学ぶ」と言う事に対するこちら側の姿勢と言うか心構えと言うか、そんなものを意識できる点でなかなか面白い本でした。あまりに「学び」が方法論や手法と言った道具になりつつあることに対して、本来、学びとは成功したりするためと言うよりは自らの興味...続きを読むPosted by ブクログ
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簡単に言えば、ニッチでも好きな事をやっていれば、いずれ
その知識が自分を助けてくれるということを主張している。
答えのある問題を、マニュアルどおりに解くことに長けている
高学歴と言われる人間が高く評価されることに疑問を持って
いたので、著者の主張はよくわかる。
ただ、57の技術のなかで、同じ主張...続きを読むPosted by ブクログ -
「0点としか評価のしようがなかった「異質な力」は、あなたの人生のクライマックスにおいてかならずその力を発揮するチャンスがめぐってくる」荒俣さんによる、ひとりロングテールのススメです。Posted by ブクログ
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0点主義とは、点数という束縛から離れて、さまざまな知的関心を楽しく広げていくことだといえる。そのような「幸福色」をした知識や体験は、かならずいつか、他人をも幸福にするだろう。なぜなら、本人がそれによって幸せに生きてこられたからだ。Posted by ブクログ
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記紀の国生み神話と、五稜郭で新たな国づくりを目論む幕府軍の残党を重ね合わせるとは、見事な手腕でした。
これこそ、荒俣氏が描きたかった帝都物語の世界観だった気がします。
久しぶりに、魔人加藤の魅力を堪能できました。Posted by ブクログ -
なんか、荒俣 宏の小説も、どんどん派手になっていて好きです。
相変わらず歴史上の有名人から総袋だたきにあう加藤。実は、かわいそうな人なのではないかと思ったりもします。そして、明治になってすぐに復活。いそがしすぎる人だ。そこが、なんとも滑稽でおもしろかっりする。
加藤という存在そのものは、たがみ ...続きを読むPosted by ブクログ -
「新」とかついていますが、舞台は過去です。
明治維新の時代の魔人加藤。えっ、そんなんあり~。でも、ありですよ。
メインのストーリー自体は、帝都物語の焼き直しっぽいところも多いのです。加藤、あいかわらず女に弱いです。
が、この小説は、ストーリーだけが読みどころではないのです。ウンチクがメインなので...続きを読むPosted by ブクログ -
グローバルな感じのタイトル。しかも暗黒!でも舞台はハワイ。このミスマッチな組み合わせでどんな話になるのか・・・明るい南の楽園のイメージがあるハワイの暗い歴史と神話をベースに虚実織り交ぜての不思議な事件が起こります。この辺は「帝都物語」という傑作を作り上げた著者ならでのものではないでしょうか。今回の主...続きを読むPosted by ブクログ
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D&Dの小説です。
どんな小説かというと、悪い魔法使いが、街の魔法のアーティファクトを盗んでダンジョンの奥に潜ったから、それを取り返すために、主人公がダンジョンを制覇していくお話です。
その世界の名前がグレイホーク。ダンジョンの名前がホワイトプルームマウンテン。
主人公の名前は、ジャスティカー。...続きを読むPosted by ブクログ