俵万智のレビュー一覧

  • トリアングル
    主人公の考え方や行動が、共感できるかできないかは別として、すごく人間らしくて自然。ストーリーのために動かされてるって感じがしない。間に挟まれている短歌も素敵。
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    感動した考え方は
    ①自分の時間という宝物があってそれを子供に奪われていると考えたなら、つらくなるばかりだ。むしろなんてことない自分の時間を宝物に変えてくれるのが子供ではないか?

    ②信頼関係があれば、叱ることすら必要ない

    ③教育っていう言葉をつかっているが 教えることの方に比重がかかりすぎてはいま...続きを読む
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    久しぶりに俵万智さんの本・短歌を読んだ。
    昔は好きでサラダ記念日やチョコレート革命など、いくつか読んだものだが、初めて子育ての話を読んだが、自分の環境と共通するものがあるため、共感もしやすく面白かった。
    お父さんとのやり取りやおじさんの話には胸を打たれた。
    星は4.5というところ。
  • トリアングル
    33歳の独身女性が、年上の不倫の男性と年下の恋人の間で悩む。
    カオリの感覚がとても近くて共感した。
    なんというか、セックスしないと決めた日に勝負できないパンツを履いたり、仲のいい女友達にちょっと意地悪言って心が広くなったり、不倫相手の妻に対して別の場所で別のイスに座っていると割り切ったり・・・。
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  • チョコレート語訳 みだれ髪
    確か年始ごろに、りょうが与謝野晶子を演じていてそれがかっこよかったもんだから、興味をもった。
    俵さんの訳短歌もぴったりでよかった。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    短歌初心者がひっかかりやすい場所を具体的に言葉にしてくれている入門書。
    短歌を詠み始めたい方に、そしてもっと上達したい方に。
  • トリアングル
    妻子ある年上の恋人がいて、年上の彼も現れ、同時進行でお付き合いをするという、私にはありえない設定でしたが、それなりに主人公に感情移入して読むことができました。

    短歌が随所に織り込まれていて、小説本文の内容を凝縮していたり、補足していたりと効果的な表現方法として使われていました。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    俵万智が短歌の例を取り上げて添削しながら、そのコツを伝授する!という趣旨のもの?
    実際彼女の感性は鋭くて、「たしかにここを直すとよくなった!」となることがしばしば。
    その一方で「なんで直したの?」というものもあるから、やっぱり一首ごとの評価は人の感性次第なのかな、とも思ったり。
    それでもちゃんとカテ...続きを読む
  • 愛する源氏物語
    源氏物語に出てくる和歌を軸としながらも、この物語のエッセンスを上手く説明している。
    特に「万智訳」で登場する和歌を詠み直しているところが心憎い。
    理系だったボブには、高校生時分にこんな調子の授業があったら…と思ってしまう。
    「あさきゆめみし」も読まず、果敢に原文にぶつかっていたなぁ。
    万智的解釈が随...続きを読む
  • 愛する源氏物語
    歌だからこそ、大胆な本音や心の奥の想いを雅な言葉や曖昧な表現に包んで詠むことができる、という見解に感銘を受けた。日本語の表現が持つ不確かさゆえの美しさを改めて知った。
    また、当時の歌のやり取りと現代のメールのやり取りを重ね合わせている部分で、日本人の心性の不変性を読み取っているようで面白いと思った。...続きを読む
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    短歌は何でもありだけど、やっぱり技術は知らないより知っていた方がよいし、ないよりはああった方がよい。
  • 愛する源氏物語
    今までで一番、源氏物語のすごさを感じた。話が面白いのはもう、分かってる。そこに和歌というエッセンスをプラスするか、しないか。これは断言できるでしょう。しなきゃもったいない。
  • 愛する源氏物語
    源氏物語に出てくる和歌を現代の口語の和歌に読み直した,という試みが良かった.ちょっと口語すぎてつまらないところもあるけど.あと,解説とかつっこみとかもすごく楽しい,というか,そうそう!という感じだった.
  • 愛する源氏物語
    5/6 和歌から読む源氏物語。しかも俵万智調の現代訳。おもしろかった。作者が薫嫌いなのが超伝わってきたのと末摘花の話が個人的には受けた。
  • トリアングル
    Mと圭ちゃんで揺れる(?)薫里。

    最後まで書いて欲しかったけどこれはこれでいいのかな。
    私は結婚願望ないけど子どもが欲しいのならそれを実現するには限りがあるってことを思い起こされた作品。

    ぬるま湯のような心地の良い関係を持てる人と、激しく求められることの新鮮さを感じさせてくれる人。対照的な二人が...続きを読む
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
     短歌以外にも一般的な文章を作成する上でも役立ちます。短い文章を作製する機会の多い方におすすめです。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
     どうすれば気持ちを正確に伝えることができるのか。
     短歌上達の秘訣は、優れた先人の作品に触れることと、
     自作を徹底的に推敲吟味すること。
     ちょっとした言葉遣いに注意するだけで、世界は飛躍的に広がる。
     今を代表する歌人・俵万智が、読者からの投稿を元に
     「こうすればもっと良くなる」を添削指導。...続きを読む
  • 牧水の恋
    私ずっと俵万智さんのこと誤解していたかもしれない。恋の歌専門の感情120%、現代の与謝野晶子だと思っていたけれど、とんでもない。やはりプロですね。知識量が途方もない。
  • 愛する源氏物語
    歌人である俵万智さんならではの解釈や考察もあり、現代誤訳の源氏物語としても読みやすく、登場人物の心象を分かりやすく表現されていていた。
    紫式部時点での考察も随所に書かれているので、源氏物語の考察を深める点でも読んで良かったと感じた。
    瀬戸内寂聴さんとの対談のエピソードもあり、登場人物で誰が1番好きか...続きを読む
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    ■以下よかった短歌
    泣くのなら 笑顔にさせよう ホストギス

    パーリナイ 現実忘れて お酒飲む 今月お金 またたーりない

    小鳥とも 鈴とも違う 私たち 飛べず鳴らぬが 言葉選べる

    後悔は 先に立たずと 言うけれど 後からならもう 来なくていいよ

    コロナ禍で 取り沙汰される 歌舞伎町 普通に生き...続きを読む