俵万智のレビュー一覧

  • サラダ記念日
    20代前半の最初の歌集です。こんなんだったなあと、自分の事も思い出しました。
    もう半世紀前のことですけど…
  • チョコレート革命
    『サラダ記念日』で一世を風靡した俵万智さんの第三歌集。
    28歳から34歳までの歌だそうです。

    恋(不倫の恋)の歌が多いのですが、旅した時の歌、父親への歌、17歳で亡くなった詩人の山田かまちへ捧げた歌もあります。

    でも、レビューを読まれた方が混乱しないように一番多い恋(不倫の恋)の歌を以下に載せま...続きを読む
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    短歌のあとに、それを読んだ時の心情や情景などがとてもよくわかり、そうだったなあと思うと同時に、とても素敵なお母さんと思いました。

    こんな時あったなあとずいぶん年代が違う私も子育て時代を思い返しました。
  • サラダ記念日
    朝ドラ「舞い上がれ」で、舞ちゃんが「短歌にしたら一瞬が永遠になるんやな」と言っていた。
    ホントだな。
  • サラダ記念日
    美しいと思った。たった31文字で心情を表現することの出来る、その術を知る日本人で良かったと心の底から思った。どの詩もとても綺麗。初めて詩集で泣きました。
  • サラダ記念日
    あっけらかんと恋をして、フラれて。

    80年代のバブル景気のころの空気感を一冊を通して吸ったような気持ちに。
    でも、描かれる心持ちは2022年だろうが変わらぬものばかりで、百刷本にもなるよこれは。

    また読もう。何度も読もう。
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ
    恋の駆け引き、男同士の上下関係、売れない悲しみ
    感情がぎゅっと詰まってる一冊。
    でも短歌だからあっという間に読めて楽しい。

    ★この人を支えたい!会いたいホスト短歌賞

     君の来ない夜にトイレで聞いている
      あいつの席のシャンパンコール

    寂しいトイレと盛り上がる場内の対比が好き。
    トイレの扉一枚...続きを読む
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
    買ってから2巻目だと気づいた。
    自由でのびのびしていておもしろかった。職業色が全面的に出ており、知らない知見を得た。私も短歌を詠みたくなった。
  • ホスト万葉集 文庫スペシャル
    想定外の面白さだった。ホストだのキャバ嬢だのは客を掌で転がして金を絞り取るような職業という悪いイメージで嘆かれることが多いけれど、実際のホストたちはそんな上手い話ばかりではないのだ、ホストもホストなりの苦労と悩みがあるんだ、というのがものすごく伝わってくる。短歌だけでなくホストとの座談会も収録されて...続きを読む
  • サラダ記念日
    好き
    ・午後四時に八百屋の前で献立を考えているような幸せ
    ・「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
    ・「俺は別にいいよ」って何がいいんだかわからないままうなずいている
    ・君を待つことなくなりて快晴の土曜も雨の火曜も同じ
    ・愛持たぬ一つの言葉 愛を告げる幾十の言葉より気にかかる
    ...続きを読む
  • サラダ記念日
    誰もが知っているベストセラーだけどまだ読んでいなかった本のうちの1冊。
    日常が5.7.5.7.7でストレート且つ綺麗に表されていて、情景がありありと浮かび上がるのがすごい…!これに影響されて短歌を始める人が多いのも納得。
    数年後に読み返したら、人生の違うステージにいる私はどんな受け取り方をするのかな...続きを読む
  • チョコレート革命
    夏休み-31

    激ヤバだ。激ヤバだ。自分の言葉がどんどん拙くなる。
    苦しい恋の歌に挟まれる、広い世界の土地模様。とにかく拙い私は語れないので、何首かひいて、勘弁。

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    我はもう撃たれてしまいし鳥なれば君の視界の外に安らぐ

    故郷とは生地にあらず「家族」という花ことば持つ花咲くところ

    ...続きを読む
  • サラダ記念日
    俵万智、「みる」人なんだなと思う しおらしく愛おしくなにかをみる彼女こそがいちばん自由でいとおしいのだと思う きっと綺麗な目のレンズをしてる人だ
  • サラダ記念日
    「愛告げてしまいたけれどもう少し安全地帯を離れておかん」
    「「嫁さんになれよ」なんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの」
    が良かったかな。当時の俵万智氏と近い年齢なこともあり、感覚的なものも似ている。若気の至りなんて、簡易的な言葉で片付けていいのかは分からないけど、目の前にあることでいっぱいい...続きを読む
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    まずタイトルが素敵。

    「たんぽぽの日々、、?」となって手に取った。
    そういうことね…

    わたしもこどもを産んで過ごしているとこんな風に感じられるときが来るのかな、と思うと少しわくわくする。いまのわたしにとっては大好きな彼との日々がたんぽぽのよう。風に吹かれてはすぐにいなくなってしまいそうで心配だけ...続きを読む
  • サラダ記念日
    心に残る詩にたくさん触れられた。
    普段読まないジャンルの本ということもあり、とても新鮮で新しい世界の発見だった。
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    歌とそれにまつわるエピソードを見開きで紹介。
    市橋さんの写真付きで更に歌の世界が広がる。
    親子の素敵な関係が歌でこんなに豊かで自由に表現できるのだなあと感嘆しつつ温かい気持ちになれる。
    『心のシャッターを切るように書いてきたので、リアルであることは間違いない』

    好きな歌

    みかん一つに言葉こんなに...続きを読む
  • オレがマリオ
    俵万智の作品の中でもかなり好きなものだった。自分の年齢が上がったからか。3.11について、子供について。さらに刹那的に感じられ、母として女性の愛を感じる。
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    さくっと読めて、心がじーんと温かくなる子育てエッセイです。
    短歌も、言葉選びがとってもリアルで今子育て真っ最中の身としては、しみじみと共感できます。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    伝えたいことをより的確に、印象的に短歌にあらわすテクニックが書いてある。俵万智さんのBefore/Afterつきで勉強になる(個人的にはBeforeの方が好きだが、会話体になるとAfterが断然良い)。
    短歌の技法ではあるが、言葉による表現のエッセンスが詰まっていると思う。普段から何かを伝えるときに...続きを読む