俵万智のレビュー一覧

  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    添削が主なので、入門書とはちょっと違った感じ。
    短歌を作るうえでの、ちょっとした心構えがわかる本。

    かなり実践的な添削なので、
    読むだけでちょっと短歌が上手くなった気がします(笑)

    自分でも何首か作ってみて、
    本書の指摘と照らし合わせてみるといいと思います。


    短歌とは、
    たえず見つめ直す姿勢...続きを読む
  • サラダ記念日
    リズムの良い言葉が読みたくて、初めて手に取った歌集。
    結構ポップな感じに驚いた。話し言葉とかありなのね とか。勝手に難しいものを想像していたから。この本が出た頃、若い女性に大人気だった事が納得の恋愛過多。正直分からないなぁって思うものもあったけど、ほのぼのしたり心がキュッとしたり。何度も読み返したく...続きを読む
  • 短歌のレシピ
    天才的過ぎる。なんども息を呑みました。
    俵さんが少し文字を動かしたり、削ったりするだけで、あざやかな色に輝きだすのがすごい!
    生涯忘れられない短歌になったものがいくつもありました。

    特に好きだったのは
    「まだすこし乾ききらないTシャツ抱きしめてちょっと泣いた」(p99)を
    「まだ乾ききらないTシャ...続きを読む
  • 短歌のレシピ
    毎年、歌会始が行われると短歌が気になって、気になって。同じ短歌といえど、俵さんの超感覚な短歌とはちょっと重きが違うような気もするが、読んでみて勉強になった。これ、ほんと。ただ、なるほどとその場では感じても、これが実際に役に立つまでには山ほどの努力が必要。感覚的なことはとても難しい。
    ちなみに、来年の...続きを読む
  • トリアングル
    なんだろう。最近自分の周りにいる感じの私と同世代の女性主人公。
    主人公は素敵だけど。人生の悩みを後回しにいているうちに、高齢出産→諦めを選択するパターンか?
    年齢的に良いタイミングで結婚したり出産する事だけがハッピーな訳ではないが、後回しにする事は良く無い気がするなあ。時間は待ってくれないし。
  • トリアングル
    俵万智

    すごく有名な作家さんで、名前だけはいつから知ってるか覚えてない位なのに、初めて読みました。

    文章の全体に散りばめられた〝短歌〟が、良いアクセントだった〜
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    マコトをウツスと書くけど、世界の一部を切り取ったものが、写真だと思う。
    写真を見て、これを撮った人は、どんな気持ちでこう切り取ったのかな〜と想像するのが好き。

    短歌も、限られた字数で世界を切り取り、表現している。

    俵万智さんが、どんな気持ちでその歌を詠んだのか…、添えられた文章から、しみじみと伝...続きを読む
  • 愛する源氏物語
    私はまだ源氏物語をしかっり読んだことがないけれど、物語の中で出てくる短歌の奥深さがわかる素敵な一冊でした。
  • 短歌のレシピ
    投稿された歌を添削しつつ、具体的な推敲のテクニックを披露。
    レシピというよりは、あと一歩満足できない歌を良くするためのテクニカルアドバイスのような感じで面白かった。
  • 短歌のレシピ
    短歌の添削を通して、短歌、ひいては日本語の味わいを楽しめる本です。短歌作りの趣味のない私でも楽しく読めました。短歌を楽しむことで、自分のことばも豊かになるのかなぁ。
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    私もこれから直面するであろう育児のいろんな場面で、ユーモラスに子供に対応している著者に好感が持て、私もこんな風に出来たらいいなと思った。著者のお父様もまた魅力的な人柄だと伝わってくる。
    全体的に『力の抜けて楽しい雰囲気の中に、なるほどと思える深み』があって私の好みに合っていた。
    育児本も読まなければ...続きを読む
  • トリアングル
    俵万智の歌物語。歌集ではひとつひとつからつながりを感じたり、物語を想像していたけど、今回はバックグラウンドがもともとあるという感じ。
    文体もとてもフラットで、喫茶店で人の恋愛話を聞くような気軽さだ。
    主人公の薫里にはMという不倫の恋人がいるが、それとは別に年下の圭ちゃんと付き合い始めるところから物語...続きを読む
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    作者の等身大な子育て模様に共感と好感を覚える。
    こうあるべき、とか、こう育てましょう、という育児本とは違い、素直に読める一冊。
    母親として「今」を生きる同志、そうだよね〜と何度も頷いた。
    続編が読みたい。
  • トリアングル
    節目節目の短歌がさすがだった。素敵でせつない。短歌集より背景がわかってなるほど〜ってメモりたくなるほど。また読もう。
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~
    俵万智さんの育児の日々を、短歌とエッセイ、写真でつづる素敵な本。俵万智の短歌は恋愛もの、不倫ものなども良かったですが、私はこの育児ものが一番好きです。本書を読んでつくづくこの方の歌は素晴らしいと思いました。子供は恐らく幼稚園くらいの男の子だと思いますが、私も息子が幼稚園なのでとても共感します。
  • 愛する源氏物語
    源氏物語の本文をきちんと読んでいない私でも楽しめた。どちらかというと女性目線で解釈が進む(筆者の恋愛観など)ので、それが嫌な人にはお勧めできないが、読み物として面白い。原書を読みたくなった。
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―
    中学生のときに買っていた本で、片付けをしていて久しぶりに見つけたので再読しました。

    とても読みやすいことばで書かれていますし、すこし短歌に興味があるような方にはぜひともおすすめしたい一冊です。この本は、一般の人が詠んだ短歌を俵万智さんが添削する部分と、それに関連して俵さんがピックアップしたプロの歌...続きを読む
  • トリアングル
    年上の不倫相手と年下の恋人との関係を続けてる女性のお話。なんで不倫はいけないの?なんで二股はいけないの?そう考え上手く生きている主人公を見てるとなぜか共感してしまうお話。ただ最後はどっちつかずな終わり方なのですっきりというよりはちょっとこの後が気になる終わり方
  • 愛する源氏物語
    歌より何より、源氏を始め夕霧、薫、匂宮の全員にいらいらしっぱなし!
    女の人の心の動きが描かれた部分が繊細な物語で、そこが醍醐味だと思われるのだけど、ほとんどが可哀想なので女性としては辛い。宇治十帖は特に暗いし…
    伊勢物語のライトな感じの方が、いまの私には好みです
  • 愛する源氏物語
    よかたです。
    拙者は万智ちゃんファンなのだが。

    きっと「恋愛」を通して、人間の、
    理性の手綱じゃ馴らせないじゃじゃ馬な欲望とか、かと思へば、
    狂おしい欲望に強引にストップ命令をかけてしまう
    お利口サンな理性とか…を己で嫌という程、
    味わっているひとなんだろうといふのが
    言葉ひとつひとつから伝わって...続きを読む