俵万智のレビュー一覧
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お子さんが小学生になる前までの子育て短歌&エッセイ。
俵万智さんの育児短歌本はこれまでにも何かと読んでいたのでそれほど新鮮味は感じず。近くに住むはずが亡くなってしまった仙台のおじおじ(叔父さん)の話が印象に残った。そして、ここの保育園いいな、って東京から仙台に引っ越せる身軽さにちょっと憧れを抱い...続きを読むPosted by ブクログ -
習い初めの一青窈さんと、最近短歌を作り始めた自分の、初心者が行き詰まる壁が本当に同じでとても勉強になった。
痒い所に手が届く一青さんの質問のおかげで、「〜しており」「〜りぬ」などの仮名遣いもちゃんと勉強しようと思えた。
何も分からない、あまり興味のない人が見るとつまらないかもしれないが、最近はじめて...続きを読むPosted by ブクログ -
恋愛の短歌が多いがわたしにはあまり響かなかった。
たまにある日常や、特に母を歌う短歌はいい年齢の女として共感できた。
⬇︎好きな短歌
ちぐはぐな会話交せり母と娘のつながり信用し過ぎていたか
母と娘が女と女になってゆく 嫁に行きたい年頃であるPosted by ブクログ -
短歌に触れ始めたばかりなので、作る技術も読む技術もない状態で少し心細かったが、この本を通して少し「ポイント」のようなものが分かった。これから様々な作品に触れて、しっかり読む方に専念してみたい。Posted by ブクログ
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易しい文章でわかりやすく、読みやすかった。けれど、俵万智さんの手直し後より手直し前の短歌の方が生き生きしていて個人的には好きなものもあった。とても常識的で優等生な短歌の書き方が記されている。しかし、少しつまらない。それが率直な感想だ。Posted by ブクログ
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ホストと短歌!?と単純に惹かれて読んでみた。
ドラマとかでしか知らない世界で、私にはフィクションのようなものだったけど、読んでみるとそこにはちゃんとリアルがあって、ちょっと行ってみたいなぁなんて思ってしまった。Posted by ブクログ -
センスある!ホストは現代の光源氏
すきだった短歌
「秋かおる夜風にふかれゲロまみれタクシーに乗れず朝日をあびる」
「言葉というのは、咳いて閉じ込めておけば、思い出した時に、その言葉が発せられた時の鮮度で蘇るんです」「言葉に閉じ込めておけば千年もつ」(万智さんの言葉より)
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成り上がり精神に溢れた歌、キラキラした陽な雰囲気が伝わる歌と対比するように、切なさや気弱さを吐露した陰の歌も挟み込まれます。どちらのタイプの歌も、しらけた感じがないことに好感が持てます。真面目に騒いで、真面目に落ち込むみたいな。Posted by ブクログ
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初めて短歌を読んだが、短歌というのは言葉の良さを最大限引き出せるものだなと思った。短いながらも小説以上にそこにある風景を生き生きと説明していて心の琴線に触れるような作品が多い。
短歌に興味を持つきっかけとなった作品です。Posted by ブクログ -
ホスト文化を知りたくなる入口というか。
でも刹那的過ぎて苦しいかんじだな。
ホスト人生もホスト恋愛も。Posted by ブクログ -
写真が綺麗だった。
辛いことがあっても、子育ては待ってくれない、そしていつの間にかそれが遠い出来事になっている、というのが共感できた。Posted by ブクログ -
道ならぬ恋の歌も俵さんが詠むと、どこか軽やかになると感じました。
その中で、「焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」は例外的に、好きという気持ちが狂おしいくらいに溢れているように思いました。Posted by ブクログ -
読んだ人の顔が最後に載っていて面白かった。
亜樹さんの
華やかな夜の宮殿眩しくてどんなリアルも見えないくらい
が好き。Posted by ブクログ -
子育てについて。
子どもを見つめる目、
自分を見つめる目。
どちらも澄んでいて美しい、
と思った。
正直に、かざりけなく。
それを、やさしく縁取るような
市橋織江さんの写真も
ひとつひとつ、どれも
よかった。Posted by ブクログ